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[区長メッセージ] 池袋場外車券売場反対懸垂幕撤去式 区長あいさつ (平成19年4月11日)

本日は、年度末のご多用のところ、池袋場外車券売場設置反対運動に熱い思いを持って取り組んで来られました皆様にお集まりいただき、ここに懸垂幕撤去式を開催できますことに、衷心から感謝申し上げます。

さて、この問題のスタートは、平成12年7月に、川口市から本区の顔とも言うべき池袋駅前の繁華街の大変混雑した場所に場外車券売場を設置する計画が明らかされたことでした。

これに対する多くの請願・陳情の区議会での採択、また様々な区民団体からのご意見ご要望を重く受け止め、同年12月、私は、区民全体の利益を守り、安全・安心で健全なまちの発展を推進したいという思いから、正式に設置反対を表明いたしました。さらに、平成13年3月に区議会でも「設置計画に反対する意見書」の議決をいただき、問題は解決したと考えていたところです。

しかしながら、平成14年6月11日、突然、事業者が提出した設置許可申請が経済産業省に受理されました。そこで直ちに、区では「対策本部」を設置し、区議会においては「断固反対する決議」並びに「設置不許可を求める意見書」の議決、さらには「生活安全条例改正条例」を全会一致で可決いただき、同年6月24日には区と区議会の主催で1,000名を超える区民の参加の下に「設置反対緊急区民大会」を開催し、反対への強い思いを一つにしたところです。

同年7月には、地元町会や区民団体による「池袋東口場外車券売り場設置反対連絡協議会」が結成され、反対署名、シンポジウム、ウォークラリーなど、広範な運動を展開されました。

また、「池袋東口環境浄化推進委員会」による池袋駅東口一帯の街路灯への約90本の「設置断固反対」バナーが掲出され、区においても反対のシンボルとして区役所本庁舎と別館へ懸垂幕を掲出いたしました。それらが、第2回、第3回の区民大会の開催へと反対の気運が盛り上がっていったことが思い出されます。

区議会、区民の代表のかたがたとの経済産業大臣への要請行動も、平成14年7月から、平沼赳夫大臣、中川昭一大臣、二階俊博大臣の3代、4年間に渡り、都合6回実施いたしました。

自治体としての自己決定、自己責任が問われる、地方分権の流れの中で、この反対運動は、まさに豊島区としての闘いであった、そんな思いがしております。

平成14年は、折りしも、区制施行70周年という節目の年にあたり、議会はじめ多くの区民、民間団体、大学、企業などの絶大なご協力の下に様々な記念事業を実施しましたが、「文化の風薫まち としま」をテーマに文化政策を区を挙げて取り組むきっかけとして、この場外車券売場問題があったことは間違いありません。

私は、都市の魅力をつくり、個性化させる手段が文化の創造であるとの更なる確信を得て、その後はご案内のとおり、文化創造都市宣言、さらには本年開館する新中央図書館と文化交流施設「あうるすぽっと」等々、文化を基軸としたまちづくりを大きく展開してまいりました。

区、区議会、区民の三位一体となった、たゆまぬ反対運動により、昨年3月には土地所有者が計画の完全撤回を表明し、区議会議長と私に文書が提出されました。

昨年7月、区議会においても、「場外車券売場等の新築・増改築禁止」を含む「池袋駅周辺等エリア地区計画」が条例として成立し、また、昨年12月に東京都に提出された大店法に基づく各種届出書を精査いたしましたが、場外車券売場が計画されていないことを改めて確認できましたので、本日ここに、懸垂幕を撤去し、区としてこの問題への取組みを終結することといたします。

今日まで、区、区議会、区民の皆様と一緒になって培ってまいりました池袋への想いとネットワークは、この街の未来を切り拓く新たな取組みへと繋げてまいる所存でございます。長きに渡るこの問題の解決に、多大なご尽力とご支援をいただきましたことに、重ねて感謝申し上げます。

平成19年3月30日

豊島区長 高野 之夫

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