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[区長メッセージ]平成23年 新年のご挨拶(平成23年1月1日)

まちを育て、まちで育つ

懐かしさと新しさが融け合い、ひとびとが輝くまちづくりを

建築家 隈 研吾さんと高野区長

未来の子どもたちに価値あるまちを引き継いでいくために

豊島区は、先人から引き継いだ誇るべき歴史と文化資源を持ち、明日への活力を生み出し続ける私たちの故郷です。

これまで、福祉と教育を基本としつつ、文化創造都市、環境都市、生涯健康都市、そして池袋副都心と区内各地域の個性あるまちづくりを、区民の皆さまとともに着実に進めることができました。

そして今年は、地域のなかに豊かな人と人の絆を広げながら暮らしの安心を創り出す「安全・安心創造都市づくり」を重点として掲げ、少子高齢化に対応する福祉と教育の充実と、高密都市ならではの安全と健康の質の向上に取り組みたいと思います。

今年一年の皆さまのご健康とご多幸を心から祈念いたしますとともに、活力と安心に満ちた価値あるまちを子どもたちに引き継いでいくため、今後とも区民の皆さまのご協力をいただきますようお願い申し上げます。

平成23年1月 豊島区長 高野 之夫

「プライド・オブ・プレイス」自慢したくなるまち

隈 研吾さんとの新春対談(「広報としま」新年特別号からの抜粋)

高野区長

私は、この豊島区で、文化を大切にしたまちづくりをしたいと強く思い続けてきました。

豊島区には素晴らしい文化がたくさんあるのに、かつては行政も地域も積極的に残してこなかった。

ですから、まちの歴史を次の世代に残すことが私の役目だと思い、「文化、文化」の掛け声でがんばってきました。今では地域の方々が非常に熱心で、我々行政のほうが押されているほどです。

隈 研吾さん

これからは、まちづくりが政治経済の核になると思いますよ。工業化の時代は終わり、今後は場所に根ざした産業でないと世界的に競争できない。

特に日本のような成熟した社会では、いかに「場所の力」を再発見するかが重要です。豊島区はその先頭を走るポジションにあるんじゃないでしょうか。

区長

豊島区は今、日本一の高密都市です。23区で一人当たりの公園面積が一番少なく、緑被率も下位。高密であるためにCO2の排出量も多い。でも、課題があるからこそ、正面から挑戦するのが我々の役割だと思っています。

隈さん

都市再生の重要なキーワードに「コンパクトシティ」の考え方があります。20世紀に郊外という概念が生まれましたが、都市本来の姿は歴史的にも、住み・働き・楽しむ場所が一体でした。そのごっちゃな多様性が都市の魅力でもあったわけです。

21世紀の僕らは、都市をもう一度、「コンパクトシティ」にデザインし直さなければなりません。その時に重要なのは、使い方や住み方というソフトの面。日本の都市には細い路地がたくさん残っていて、マイナスがプラスに反転するような可能性を秘めています。

この界隈にもそんな場所がたくさん埋もれていると、対談前に歩いて再認識しました。

区長

池袋副都心をどう再生するか、基本的なデザインがようやくできたところです。その中で、まちを面的につなげようというLRT(次世代型路面電車)の計画を、「それは環境都市も含めて、コンパクトシティにドンピシャだよ」と先生にほめていただきましたね。

東西をつなぐデッキも作り、賑わいの創出と同時に、常に「文化環境都市」を念頭にまちづくりをしていきます。その実現に向けた第一歩が、新庁舎の建物になると思っています。

隈さん

まちづくりの基本は自慢できること。プライド・オブ・プレイス、つまり、「場所の誇りを持っている人が好きだ」と、リンカーンも言いました。

LRTと新庁舎と雑司が谷界隈。この3つの要素が組み合わさるなんて、面白いまちづくりができると思いますよ。世界でもすごくユニークなものが、豊島区で生まれようとしているんです。そういう高い目標にむかって、部分から積み上げていくような形で、このまちづくりが皆さんの力で進んでいくことを期待しています。

【注】上記の内容は対談の抜粋です。全文は広報としま新年特別号をご覧ください。

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