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セーフコミュニティ国際認証取得までの記録映像

セーフコミュニティ国際認証取得 豊島区の挑戦

朝のラッシュ風景
雑踏、フラッシュ

ナレーション
豊島区は、人口およそ27万人の超高密都市です。
区のほぼ中心に位置する池袋駅は、
1日の乗降客数250万人を超える世界有数の巨大ターミナル。
その豊島区が、「安全・安心な文化都市としま」を築こうと
取り組んだのが、「セーフコミュニティ国際認証取得」です。

セーフコミュニティ概念図

ナレーション
WHO協働センターが推進するセーフコミュニティは、
分野を越えた連携・協働と科学的な手法の活用により、
けがや事故、暴力、災害などの予防効果を高めていく活動です。

池袋周辺俯瞰

ナレーション
このDVDは、およそ3年間にわたりセーフコミュニティの認証取得に
取り組んだ記録です。

メイン・タイトル
セーフコミュニティ国際認証取得 豊島区の挑戦
<2010年2月-2012年11月>

Part1
地域住民と行政、一体の取り組み

テロップ
2010年2月 
セーフコミュニテイ取組宣言

ナレーション
豊島区のセーフコミュニティ国際認証取得への挑戦は、
2010年2月に始まりました。

テロップ
2010年5月
「豊島区セーフコミュニティ推進協議会」設置

ナレーション
活動を推進する主体として、
安全・安心に関する活動に取り組んでいる
様々な地域団体が集まり、協議会が立ち上がりました。

テロップ
豊島区の活動の特徴
重点課題の対策委員会
地域区民ひろば

ナレーション
豊島区の活動の特徴は、
全体にエネルギーを送る「二つの心臓」があるところです。
第1の心臓は、10項目の重点課題に対応した対策委員会です。

重点課題の対策委員会設置
学校の安全
繁華街の安全
自転車利用の安全
障害者の安全
高齢者の安全
子どものけが・事故防止
自殺・うつ病の予防
ドメスティック・バイオレンスの防止
児童虐待の防止
地震災害の防止

ナレーション
課題は、高齢者や子どもなどの
不慮の事故やけがに関わる6項目と、
暴力や自殺に関する3項目、そして、地震災害です。
「対策委員会」は、データ分析に基づき課題を明らかにし、
予防に関する改善策や学習プログラムを生み出します。

地域区民ひろば分布図

ナレーション
活動の第2の心臓は、
小学校区単位で設置している「地域区民ひろば」です。
セーフコミュニティの身近な拠点として
「対策委員会」からの
学習のプログラムと相談機能などを提供します。

広報番組のセーフコミュニティ特集紹介(2011年度)
みんなでつくるセーフコミュニティとしま

ナレーション
対策委員会でスタートしたセーフコミュニティ活動をPRし、
応援するために、地域ケーブルテレビの広報番組で特集を企画。

番組ダイジェスト
8月放映:自転車利用の安全(交通安全推進員)

ナレーション
番組では毎回、重点課題に対応して展開される
様々な活動を取り上げて、紹介しました。

自転車事故のグラフ

ナレーション
自転車利用の安全は、最も身近な問題のひとつ。
区内で起こる交通事故の半分は、自転車が関係しています。

5月放映:高齢者の安全(池袋本町・おたすけクラブ)

ナレーション
番組では特に、生活に密着した活動を紹介。
高齢者の安全では、一人暮らしの高齢者を見守る活動にスポットを当てました。

11月放映:障害者の安全(障害者サポート講座)

ナレーション
セーフコミュニティは、
予防活動を通じて、安全と健康の質を高めるまちづくりです。
障害者の安全では、サポートするための講座が開催されました。

12月放映:子どものけが・事故予防(キッズセーフ)

ナレーション
また、子どものけが・事故予防では、
様々な事例を分析、これに基づいてプログラムが実施されました。
国際認証取得への挑戦が大きなきっかけとなって、
地域住民と行政の協働による、多彩な活動が実現しました。

6月放映:地震災害の防止(上池袋まちづくり協議会)

ナレーション
広報番組「みんなでつくるセーフコミュニティとしま」で
様々な活動を紹介するとともに、
広報紙「広報としま」では、セーフコミュニティの考え方を
分かりやすく解説するシリーズ記事を連載。

9月放映:繁華街の安全(池袋西口環境浄化パトロール)

ナレーション
国際認証取得に向けた豊島区の挑戦について
区民の皆さんの理解を広げ、深めていきました。

2011年6月10・11日
WHO認証センターの事前審査

ナレーション
認証に向けた審査は、事前審査と現地審査の2回行われます。

各所での視察の様子:区民ひろば

ナレーション
推進協議会の設置から1年が経過した2011年6月、
第1回目の審査が行われました。
今回は、中間評価を行う事前審査です。

3人の審査員
視察の様子

ナレーション
韓国にあるWHOアジア認証センターから
3人の審査員が訪れ、2日間にわたって審査が行われました。
それぞれの対策委員会がこれまでの取り組みを発表し、
「地域区民ひろば」を視察しました。

防災訓練などの視察

ナレーション
また、子ども事故予防センターや高齢者の見守り活動、
小学校で行われた防災訓練なども視察し、
多くの地域住民と交流しました。

審査員の講評

ナレーション
2日間にわたる視察を終えて、いよいよ審査員の講評です。

趙審査員

ナレーション
「まずは『区民ひろば』について、感想が述べられました。
豊島区は『区民ひろば』を活用することで、他の都市の
モデルになってください。」と好評をいただきました。

王審査員

ナレーション
「また、しっかりデータを調べて分析し、
課題を明確にしている点が素晴らしい。」と評価されました。
「さらに、予防活動を進めていくためには、
具体的な目標を設定することが重要。」と、
アドバイスをいただきました。

審査会場風景

ナレーション
豊島区の取り組みについて、一定の評価が得られたようです。
同時に、多くの課題や指摘も受けることができました。

テロップ
2011年12月
アジア認証センターへ「認証申請書」を提出

ナレーション
こうした事前審査のアドバイスを踏まえ
2年間の活動の集大成として「セーフコミュニティ認定申請書」作成し、
アジア認証センターへ提出しました。
この申請書に基づき、認証のための本審査を受けることになります。

テロップ
2012年2月2・3・4日
WHO認証センターの現地審査

ナレーション
さあ、いよいよ次は、本審査である現地審査です。

審査員を迎える(区民ひろば)

ナレーション
2012年2月、スウェーデンにある本部と、
アジア認証センターから3人の審査員が訪れ、
3日間にわたる厳しい現地審査が実施されました。

活動の成果発表
プロジェクターで発表
質疑応答
議論する審査員

ナレーション
1日目は、6月の事前審査で高い評価を受けた
「区民ひろば」を会場としてスタートしました。
「高齢者の安全」や「子どもの事故・けが予防」など、
地域の皆さんが中心となって組織した対策委員会が、
活動の成果を発表し、審査員の質問に答えていきます。

区民ひろばの活動を視察
太極拳の見学、記念撮影

ナレーション
成果発表に加えて、「区民ひろば」の活動も視察。
審査員も加わり、利用者との楽しい交流も見られました。

池袋西口環境浄化パトロールを体験視察

ナレーション
池袋駅西口の環境浄化パトロールには、
地域の皆さんと一緒に活動に参加。
繁華街の防犯活動など、
大都市ならではの課題への取り組みを、体験しました。

朋有小学校を視察
学校、横断幕で出迎え
インターナショナル・セーフスクール
国際認証の事前審査
児童の発表など
体育館での自転車安全教室
体育館での自転車教室
視察する審査員

ナレーション
2日目は、学校の安全と自転車利用の安全について
区立朋有小学校で、プレゼンテーションと視察が行われました。
セーフコミュニティの国際認証取得の挑戦に合わせて、
朋有小学校は「インターナショナル・セーフスクール」の
国際認証取得に挑戦したのです。
今回の現地審査は、
セーフスクールの事前審査も兼ねています。
体育館では、自転車安全教室を視察。
自転車による事故を未然に防ぐために、
安全運転の技術講習など、学校の取り組みを視察しました。

審査員の講評
区長・審査員・コーディネーター

ナレーション
最終日、3日目の午後、現地審査の締めくくりとして、
3人の審査員に講評をいただきました。

審査員:ボゥ・ヘンリクソン氏

テロップ
予防対象として、社会的弱者についての
取り組みがもう少しあってもよいと思います
例えば、ホームレスや失業者など
豊島区ならではの弱者がいると思います
それからぜひお願いしたいのは
白書を作ってほしいのです
今日に至るまでのプロセスを
世界に伝えられるようなものです
なぜなら、これから取り組む自治体の
道しるべとなるからです
進め方やノウハウを白書として作成すれば
もっとセーフコミュニティが広がるでしょう

審査員:パイ・ル氏

テロップ
予防活動の評価は、まだ取り組み期間が
短いので、成果ははっきりしていません
5年後には再認証という節目があります
その時にぜひ、すばらしい成果を
見せていただきたいと思います
5年後を楽しみにしています。これからも
たゆまぬ努力を続けていってください

審査員:チョウ・ジュンピル氏

テロップ
豊島区はセーフコミュニティの一員として
十分な資格があると考えています
世界でもトップレベルにあると思います
特に、大都市モデルとして、世界に胸を張って
やってきたことを紹介できると思います

2012年5月
セーフコミュニティ国際認証取得決定
決定通知が区長に手渡される
壇上の集合撮影

ナレーション
そして、現地審査から3か月後の2012年5月8日、
セーフコミュニティの認証取得が決定したという通知が届きました。
地域をあげたおよそ2年間の取り組みが、実を結んだのです。
認証式は、11月のアジア地域国際会議で行うことになりました。

国内のセーフコミュニティネットワーク

ナレーション
着実に広がるセーフコミュニティへの取り組み。
豊島区は世界で296番目、日本では5番目。
東京のような大都市では、初めての取得です。
2012年12月現在、日本における認証は6都市、
認証に向けて活動しているのは8都市です。
セーフコミュニティに取り組む都市は、全国に広がっています。

Part2
世界とつながるセーフコミュニティネットワーク

2012年10月1日
豊島区制施行80周年記念式典

ナレーション
10月1日に行われた、豊島区制施行80周年の記念式典で、
高野区長が、国際認証の取得を報告しました。
「安全・安心な文化都市としま」をみんなで築きあげましょう、と、
未来へのメッセージで呼びかけました。

セーフコミュニティ・サミット in としま
演壇に並ぶトップたち

ナレーション
記念式典の一環として、
「セーフコミュニティ・サミット in としま」を開催。
全国6つの認証都市のトップが一堂に会して、
セーフコミュニティの発展に、
連携して取り組むことを宣言しました。

2012年11月28・29・30日
第6回アジア地域セーフコミュニティ会議 in としま
豊島区セーフコミュニティ認証式典
11月28日 東京芸術劇場

ナレーション
そして、11月28日から、3日間にわたって、
「第6回アジア地域セーフコミュニティ会議 in としま」を開催。
豊島区が主催する初めての国際会議です。
国際会議には、海外22か国から160名、国内から100名、
そして豊島区からも60名が参加しました。
認証式典を兼ねた開会式は、2千名収容の東京芸術劇場大ホールが
満席となる盛況で、幕を開けました。

開会宣言
豊島区長・箕輪町長・小諸市長

ナレーション
アジア会議は、2012年に認証を取得した3都市の
共同開催で実現しました。
高野区長が長野県の箕輪町長、小諸市長と共に、
高らかに開会を宣言。

記念講演
WHOセーフコミュニティ協働センター
代表 レイフ・スヴァンストローム氏

ナレーション
記念講演では、セーフコミュニティの創始者である
レイフ・スヴァンストロームさんから、
これまでの活動の歴史や現状についての報告がありました。
およそ40年前に、スウェーデンの小さな町から始まったこの活動は、
今、世界各地に広がり、地域組織が立ち上がっています。

豊島区セーフコミュニティ認証式

ナレーション
続いて、認証式が行われました。
豊島区とWHO協働センターの代表12名が、
これからの継続的なセーフコミュニティ活動を誓い合う
合意書にサインしました。

基調講演・国際セミナー・分科会
11月29・30日
サンシャインシティ・カンファレンスルーム
セミナー風景

ナレーション
続く29日・30日の2日間にわたって、
基調講演やセミナー、分科会が行われました。
分科会では、96のテーマで国内と海外から、
活動成果の発表がありました。

豊島区からの発表
撮影した全員の報告

ナレーション
その中の12テーマは、豊島区からの発表です。
地域で取り組んできた皆さんが英語で資料をつくり、
対策委員会を代表して活動を報告しました。

アジア地域のセーフコミュニティ会議開催地図

ナレーション
アジア地域での会議は、これまで5回開催されています。
世界各地から、各分野の研究者や実践者が参加して、
成果を発表し、新たな活動の開発について話し合いました。
日本では、豊島区が初の開催地となりました。

テロップ
台湾・文山区と
「セーフコミュニティ友好都市協定」締結

ナレーション
この国際会議に合わせて、
台湾の首都である台北市文山区(たいぺいし・うぇんしやんく)と、
セーフコミュニティに関する友好都市協定を結びました。
文山区は、台湾の首都・台北市にある人口26万6千人のまちです。
豊島区と同じ大都市であり、
安全・安心について共通の課題を持っています。
民間組織や住民主体の活動が活発であり、
区民ひろばとの交流も期待できます。

Part3
未来へ…さらなる挑戦!

朋有小学校児童の認証報告
朋有小学校がインターナショナル・セーフスクール認証取得

ナレーション
「セーフスクールの歌」に合わせて
パフォーマンスを披露するのは、区立朋有小学校の児童たち。
セーフスクールの認証取得は、日本で3番目です。
セーフコミュニティとインターナショナル・セーフスクールの
国際認証同時取得は、世界でもあまり例のない快挙。
「教育にまさる予防なし」、まさに、
「安全・安心なまちづくり」の車の両輪です。

エンディング
区民の活動フラッシュ
豊島区自治の推進に関する基本条例条文
サンシャイン方面遠景
セーフコミュニティロゴマーク

ナレーション
地域社会の「安全・安心」は区民みんなの願いであり、
みんなの力を合わせてつくりあげていくものです。
国際認証の取得を新たなスタートラインとして
この取り組みをより持続的なものとしていくために
参加と協働の基本ルールを定める「豊島区自治の推進に関する基本条例」に
セーフコミュニティを明確に位置づけました。
5年後の再認証、そしてさらなる未来を見つめ
豊島区の挑戦は続きます。

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更新日:2015年2月25日