ホーム > 区政情報 > 広報 > 報道発表 > 平成25年5月 > 「池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア」展開催中

マイページ

マイメニューの機能は、JavaScriptが無効なため使用できません。ご利用になるには、JavaScriptを有効にしてください。

マイページ一覧と使い方

ここから本文です。

「池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア」展開催中

アトリエ村の住人たちの凝縮されたエネルギーを感じてみませんか

報道発表日:平成25年5月20日

問い合わせ:文化デザイン課 電話:03-3980-3177

東京芸術劇場(5階・展示ギャラリー2)において「池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア」展が開催されている。6月5日(水曜日)まで。豊島区主催。
「歯ぎしりのユートピア」。これは、画家・野見山暁治の言葉。アトリエ村の古い住人だった野見山のこの言葉は、遠く離れた地から「アトリエ村」を想ってのものだった。この言葉からは、制作に没頭した日々を希求する、凝縮されたエネルギーを感じることができる。
「アトリエ村」とは、1930から40年代にかけて、池袋西口周辺に形成されたアトリエ付貸家群のことで、100棟以上が建てられた。各地から集った若い芸術家や芸術家をめざす者たちは、コーヒーや安酒を飲み、議論し、喧嘩し、友情を育むことで高められた情熱を、各自の制作へと昇華させた。詩人の小熊秀雄は、熱を帯びたその空間を「池袋モンパルナス」と呼び、自身もその一翼を担った。
しかし、アトリエ村隆盛の背後で、日本の世相は次第に軍事色を増していく。豊島区でも1945年4月13日の東京西北部の空襲で、甚大な被害を受け、アトリエ村もその大部分を焼失した。戦時中の応召や疎開に加え、戦後の混乱によりアトリエを去る作家も多く、アトリエ村は変化を余儀なくされた。現在、その面影はほとんど残っていない。
今回の展示では、かつての池袋周辺を想起させる小熊秀雄、春日部たすく、高山良策、田中佐一郎、鶴田吾郎らの作品、1940年代の多様性を伝える井上長三郎、大塚睦、榑松正利、寺田政明らの作品、4月13日の空襲を描いた杉浦茂と吉井忠の作品・資料のほか、西田宏道、長谷川利行、丸木位里、丸木俊の作品を展示している。また、戦後新しく池袋周辺にアトリエを構えた桂川寛の作品・資料も併せて展示している。
移り変わる社会状況と、そこから導き出された多様な表現を通して、「池袋モンパルナス」の記憶の一端を辿りながら、そこで創作活動に取り組んだ住人たちの凝縮されたエネルギーを感じてほしい。
企画の担当者は「初公開の作品を多数展示しています。ぜひ足をお運びください。」と来場を呼びかけている。

期間

5月19日(日曜日)~6月5日(水曜日)
午前10時~午後6時(*入場は閉場の30分前まで)

会場

東京芸術劇場 5階 展示ギャラリー2(西池袋1-8-1)

「池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア」展

展示の様子

お問い合わせ

更新日:2015年2月25日