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駒込の空を泳ぐ 児童が染めた「藍のぼり」

子どもたちに引き継がれる地域に残る藍染めの技

報道発表日:平成26年5月1日

問い合わせ:駒込小学校 電話03-3918-5691

本日から7日(水曜日)まで、JR駒込駅前の染井吉野桜記念公園に、区立駒込小学校の児童が制作した59匹の「藍のぼり」が大空を泳いでいる。
「藍のぼり」とは、藍染めした布で作った鯉のぼりのこと。毎年駒込小学校の児童たちは、近所で藍染めを営む「工房布礼愛(ふれあい)」の小林次郎さんの指導のもと藍で染めた布を筒状に縫い上げる藍のぼりを制作しており、完成した藍のぼりが泳ぐ姿は駒込駅前の初夏の風物詩になっていた。実は昨年10月、小林さんがお亡くなりになり今後のことが心配されていた。昨年5月、小林さんは子どもたちと藍のぼりを眺めながら、「藍染めにはものづくりから生まれる知恵と工夫が詰まっている。この中の誰かが本当に好きで藍染めを将来もやってくれれば」と伝統の継承への思いを語っていた。そんな小林さんの思いを引き継いだ工房の方々が児童に伝統を継承し、今年も藍のぼりが駒込の空を泳ぐこととなった。
同小学校では、藍のぼりを作るために必要な工程である藍の種まきから育成、刈り入れ、染めつけなども児童が行なっている。こうして、児童たちは、「藍染め」を一から体験することで、地域に残る伝統の技を受け継いでいる。
今日は、自分たちが作った藍のぼりを楽しみに、6年生56人が会場を訪れた。青空の中元気に泳ぐ藍のぼりの姿を児童たちはうれしそうに見上げていた。自分の作った藍のぼりを見つけると「あれが私のだよ」「きれいだね」等の歓声が上がった。飛び跳ねながら自分の藍のぼりを触ろうとしていた女子児童は「口を輪の形に縫うのが難しかった。たくさんの人に藍のぼりを見て楽しんでほしい」と述べた。同小学校の野口校長は「地域の伝統工芸を授業で学ぶだけではなく、実際に作ることはとても重要。これからも駒込小学校の伝統としてつなげていきたい」と話した。
道行く方々も足を止めて見上げる藍色の鯉のぼり。緑の美しい季節、駒込を散策がてらぜひ立ち寄ってみてはいかがか。

日時

平成26年5月1日(木曜日)から7日(水曜日)まで

場所

染井吉野桜記念公園(駒込2-2-1)

背景 補足事項

  • 駒込小学校と藍染めの関わり:平成9年、駒込小学校の「地域に残る伝統の技を探す」という授業の際、児童が「工房布礼愛(ふれあい)」の小林次郎さんと知り合ったことがきっかけで、藍染めを通した授業・交流が始まった。今後も小林さんの思いを引き継いだ工房の方々と藍染めに取り組む予定。
  • 藍のぼりの利用:毎年染井吉野桜記念公園に展示するほか、運動会や卒業式でも飾られ、児童たちに親しまれている。
  • 藍染めカレンダー:「藍」の勉強をした6年生が種を蒔き、7月に藍草の「引継式」を行い、5年生に育てられる。9月に刈り入れ、生葉染めを行う。翌年2月頃、5年生が藍のぼりの制作を開始。完成した藍のぼりは卒業式の際、校門付近に飾られ、卒業生は藍のぼりのアーチをくぐって卒業していくというスタイルが同校の伝統になっている。

写真

青空を泳ぐ藍のぼり

自分の藍のぼりを探す子どもたち

お問い合わせ

更新日:2015年2月25日