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デビュー作の手書き原稿を初公開!「泡坂妻夫展」を開催中

23日(土曜日)には特別講演会「ミステリー批評55年 泡坂妻夫と雑誌『幻影城』」も

報道発表日:平成28年4月15日

豊島区立中央図書館(東池袋4-5-2ライズアリーナビル5階)にて、「第5回 豊島区ゆかりの作家・泡坂妻夫展」が開催中だ。作家・奇術師・紋章上絵師(もんしょううわえし)と多彩な顔を持つ泡坂妻夫(あわさかつまお)作品の魅力を、初公開原稿や紋意匠、楢喜八(ならきはち)氏が描いた挿絵原画とともに紹介する。平成28年5月26日まで。

泡坂妻夫は、1933年5月9日に東京・神田松田町の紋章上絵師の家に生まれる。家業のかたわら小説を執筆し、1976年に「DL2号機事件」で第1回幻影城新人賞佳作を獲得。名探偵辞典の一番に載るようにと命名した「亜愛一郎(ああいいちろう)」が活躍するシリーズで人気を博す。「乱れからくり」で第31回日本推理作家協会賞を、「蔭桔梗」で第103回直木賞を受賞した。

今回の展示は、昨年新たに自宅より見つかったデビュー作「DL2号機事件」、「右腕山上空」、「曲がった部屋」「しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術」の手書き原稿を中心に構成されている。「DL2号機事件」の創作ノートでは、主人公は「亜愛一郎」ではなく「杉本」、「右腕山上空」では「亜湾朗(あわんろう)」と表記され、作家が「亜愛一郎」という名前を生み出すまでに紆余曲折があったことを物語る。他にも「DL2号機事件」という作品名も「MS106号機」となっているなど、作品を完成させるまでの推こうの経緯を見ることができる。また、「生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術」の手書き原稿も展示されている。同作は、「消える小説」という出版史上に残る仕掛けを持つ作品だ。これは、袋とじのまま読むと短編小説だが、袋とじの部分を切りつつ読み進めていくと、長編ミステリーが姿を現し、短編が溶け込むように消滅するというもの。このトリックのため、泡坂妻夫は、新潮社が用意した原稿用紙1枚分で文庫見開き分になる特製の「泡坂妻夫用箋」を使用した。

泡坂妻夫の紋章上絵師としての仕事も見逃せない。ご家族の協力によって、「紋意匠デザインファイル」や「紋帳」、「日本推理作家協会創立50周年記念トランプ」などが展示されている。緻密で美しい紋意匠は、自著の装丁等にも使用されている。

区の担当者は、「『しあわせの書』の原稿と、『生者と死者』の二大仕掛け本の原稿を並べて展示できるのは初めて。ぜひご覧いただきたい」と展示への思いを語った。

また今回の展示に関連して、4月23日(土曜日)には、特別講演会「ミステリー批評55年 泡坂妻夫と雑誌『幻影城』」(無料。先着100名)も開催される。講師は前ミステリー文学資料館館長の権田萬治氏。参加者には、区職員の提案で、泡坂妻夫の紋意匠があしらわれたクリアファイルがプレゼントされる。この機会に、泡坂妻夫のミステリーの世界に触れてみてはいかがだろうか。

(注釈)漢字表記について、正しくは泡坂妻夫の「泡」のつくりの内側は「己」ではなく「巳」です

日時

平成28年3月26日(土曜日)から5月26日(木曜日)まで

場所

豊島区立中央図書館(東池袋4-5-2ライズアリーナビル5階)

背景・補足事項

  • 紋章上絵師…日本古来の伝統的技法により、手描きで着物に家紋を入れる職業。上絵とは紋を手で描き入れること。上絵師、上絵屋さん、紋屋さんとも呼ばれる。

写真

巧みな紋意匠を展示

「DL2号機事件」の手書き原稿

展示の様子

オリジナルクリアファイルも

この報道発表に関するお問い合わせ

中央図書館

電話:03-3983-7861

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

更新日:2016年4月16日