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平成27年度区内中学生「税の作文」 豊島区長賞

「税」がもたらす希望の「光」 本郷中学校二年 入月崇晴 さん

 ある日、祖母は、ぼくに言った。

 「税っていうのは国民が納める義務なんだよ。この社会をよくするには、選挙に行って国の代表を決め、代表の人たちに税の使い道を決めてもらうんだよ。まずはきちんと税を納めないといけないよ。」

 ぼくは、「ふーん。」ですませてしまった。

 しかし、今でも「ふーん。」ですませてしまったことなのになぜか覚えている。それは、心に残るほど強いなにかを小学生だったぼくは感じとったからだろう。

 その約二年後、祖母が認知症だったことを知った。祖母は特別養護老人ホームに入った。特別養護老人ホームは基本的に税金によってつくられている。その時、祖母の言っていたことが少しわかった気がした。たとえ、生活を一人で行うことが困難であっても「税」という希望の「光」によって支えられている。税は納めれば自分に返ってくる。そして誰かを助けることができる。もし、税を納めていない人が「税」によって支えてもらっていたらそれは他人のお金を盗むことと同じことである。

 この時まで税に対して悪いイメージがとてもあったが、「税」によって、道路の設備などこの社会に大きく関係するとても大事なことであった。だから小学生だったぼくの心にも残っていた。

 それが、祖母がぼくのことを覚えていたときにたくしてくれた最後の希望だったのかもしれない。

 当時、ニュースで選挙についてよく報道されていた。その選挙というものは、祖母が言うには、税の使い道を決める人を選ぶこと。

 でも、そのニュースは選挙に行く人の数が減っているという話題だった。ぼくの解釈では、国民が良い社会を希望していない、ということだと思った。なぜかというとこの社会は税によって成り立っているのに、その使い道を決める人を選ぶ権利を放棄しているからである。それなのに「あの政治家はダメだ。」などと文句をつけていたら筋が通らない。

 選挙に行く、税を納めるというのは、この社会が良くなってほしいという希望の意思表示である。この社会が悪いと感じるのは政治家だけのせいではなく、選挙に行かなかった人も税を納めない人も同じ。

 選挙権はこれから十八歳になった。これからの時代を引っぱっていく若い人たちが良い社会を望むなら選挙に行かなければいけない。

 税は、ぼくたちにチャンスを与えてくれた。より良い社会をつくるためのチャンスを。

 これから先の未来を「税」が希望の「光」となりまた明日を照らす。

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更新日:2017年1月18日