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区内中学生「税の作文」 豊島区教育長賞

税がつくる未来 豊島区立西池袋中学校三年 小林 優祈 さん

  今年の夏、参議院議員選挙が行われた。候補者が掲げる公約に多く見られたのが、「増税反対」の文字。私も学校の行き帰りに、その公約が書いてあるポスターを何度も見かけた。候補者の方々は増税反対について、「消費者の負担が増える」ということを根拠として挙げていた。

 税といえば、私は以前病気で入院したときに初めて知ったことがある。退院したときに両親から、豊島区の場合は中学生までは医療費が無料であることを教えてもらったのだ。普通は健康保険によって三割を負担しなければならないのだが、中学生まではその三割も払わなくて良い。そしてその払わない分がまさに、税金で賄われているのだそうだ。また、税金が使われているのは医療費だけではない。身近なところでいえば、私たちが学校で毎日使っているイスや机、教科書などに税金が使われている。私は部活で体育館を使っていたが、それも税金が関わっている。私たちの生活は税金によって支えられているといっても過言ではないだろう。感謝しなければならない。

 さて、平成二十六年四月から消費税率が八%に引き上げられ、平成二十九年四月からは十%になる予定だ。消費税は逆進性の強い税金といわれ、低所得者対策として軽減税率制度が導入される。すでにこの制度が導入されている国としては、ドイツ、フランス、イギリスなどが挙げられる。ドイツでは、ファストフード店で販売されるハンバーガーは、店内で食べると十九%の標準税率が課せられるが、テイクアウトをすると食料品扱いとなり七%の軽減税率となる。私が感心したのはフランスのやり方だ。フランスでは、キャビアには二十%の標準税率が課せられるが、フォアグラやトリュフはフランスの国内産業を守るために五・五%の軽減税率がある。これによって自国の産業の発展にもつながる上、消費者にも得な話だ。一石二鳥である。これを聞くと、増税も一概に悪いとはいえない気がする。日本にも導入される予定の制度だが、一体どのような形で取り入れられるのだろうか。今から楽しみだ。

 「税の話」と聞くと難しくとらえがちである。私もそうだった。けれど作文を書くにあたって税のことを調べてみたら、予想以上に自分に身近な話で、見方も変わった。十年後、二十年後に私たちが社会人になったときに良い世の中にするには、「税金」が大切なキーワードとなるのかもしれない。増税のことが話題となっている今だからこそ、しっかりと情報を得た上で良いと思うか悪いと思うか判断できるようになりたい。税金がきっと、私たちの未来をつくる軸となってくれるだろう。

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更新日:2017年1月18日