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区内中学生「税の作文」 豊島税務署長賞

心ある担い手に 豊島区立千登世橋中学校三年 野田 耕太郎 さん

 「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」裏表紙にこう記載された教科書を頂けるのは、来春に中学校卒業予定の僕にとって、今年が最後となりました。

 義務教育が受けられる、小中学校九年間に及ぶ学校生活では、教科書をはじめ、黒板、机や椅子、図書室の書籍等のありとあらゆる備品代が、又、校舎の雨漏り等の修理代や材料費を除く給食代までもが税金で賄われています。公立小学校入学から中学校卒業までに一人当たり、なんと約八一六万円もの教育費を負担して頂いているのです。僕はこの事実を知り、その金額のあまりの多さに驚き、

「こんなに負担してもらえる程、自分はきちんと人として成長してこれたのだろうか」

と不安を覚え、感謝する心の足りなさに反省する気持ちでいっぱいになりました。僕が当たり前のように感じ、過ごしてきた毎日の学校生活は、税金制度があるからこそ成り立っていた幸せで有り難いものだったのです。

 この他にも税金は、快適な暮らしの為のごみ収集、安心安全な暮らしを守る為の警察や消防の活動、社会保障の為の高齢者や障害者の支援、又、宇宙開発や科学技術の研究や海外援助活動等、様々なことにも使われています。日本の税金制度は、この国に暮らす人々の共同社会を維持し、豊かで安定した生活を送れる為に考えられた、なくてはならない仕組みです。

 今、日本では少子高齢化が進み、社会保障費が増加するのに反し、その費用を負担する働き手が減少してきて問題になっています。二〇一〇年には高齢者一人を二・六人の働き手で支えてきたのに対し、二〇二五年には一・八人で、二〇五〇年になると、一・二人で支えていかなければなりません。今後、消費税率を八%から十%に上げるだけでは足りずに更なる増税が必要となるのか、他に何か解決策はないのか、今の僕には見当もつきません。しかし、僕達の義務教育期間を支え、毎日の安心で安全な暮らしを守るべく尽くしてきてくださった方々を、今度は自分達が支える立場となり、少しでも恩返しできるように、

「しっかりとした働き手の一員となる!」

という覚悟だけは今から持ち続けたいです。

 残り僅かな中学校生活ですが、教科書は勿論のこと、学校の備品は自分のもの以上に大切に扱い、心して使います。そして、今までお世話になってきた方々を支え、これから義務教育を受け、育っていく未来の子ども達を応援できる人になれるよう、しっかり勉強して自分の進むべき道を見つけ、きちんと働く社会人となり、心ある担い手になれるよう励んでいきます。

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更新日:2017年1月18日