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区内中学生「税の作文」 東京納税貯蓄組合総連合会 会長賞

生きていくための税金 豊島区立千川中学校三年 鵜浦 真愛 さん

 私の祖父は今年の誕生日で八十歳になる。七十九歳で、初めて介護認定を受けた。

 介護保険制度は、税金と保険料それぞれ五割で賄われている。私たちは四十歳になると、被保険者として介護保険に加入し、六十五歳以上になると要介護認定において介護が必要と認定された場合、いつでもサービスを受ける事ができる。祖父はこれに当てはまる。

 祖父は以前、和室に布団を敷いて寝起きしていた。足が悪く日中も布団の上で過ごし、食事の時は食卓へ、お風呂もトイレも自分で行っていた。それが今年に入り、足が極端に悪くなり、祖父は布団から動かなくなってしまったのだ。その祖父の介護をしているのが祖母だ。祖母もまた、医療費の公的助成制度を受けている。

 祖父の介護は、祖母にとっては大変な重労働だ。家族だと、お互いに感情も入る。感情は時として、介護において良くも悪くも作用する。祖父と祖母は、少し言い合いをしていたかと思うと、ふざけて笑い合う。祖母はたまに本気で祖父を怒っている事もあるが、それは無理もない。何故か、双方が本気になってしまうような事はない。それは、介護する側とされる側の信頼関係からくるものなのかもしれない。母や叔父はたまに祖母を連れ出し、息抜きをしてもらうようにしている。

 祖父が寝たきりになり、祖母はケアマネージャーと相談して祖父のために介護ベッドを借りた。これは祖母のためにもなり、祖父の体を拭く時等色々とラクになったそうだ。自力で歩くのが困難な祖父のために、歩行器も借りた。残念ながらこれはまだあまり活躍していないようだが、祖母はこれを使って祖父がお風呂やトイレに行ければ、と考えている。後は祖父のやる気をどう引き出すかで、たまに私の妹が歩行器を使って見せ、祖父の心を揺さぶっている。通院が困難な祖父のために月に一度、医師が訪問診療をし、薬も出してくれる。これらは税金と介護保険で賄われており、祖父母の負担は軽減されている。

 税金は私たちが生まれてからこの世を去るまで、様々な形で生活を助けてくれている。東京に住む私は、中学三年の今まで、義務教育就学児医療費助成で通院しても自己負担がなく、調剤薬局で出される薬の支払いもない。これは小学六年生の妹も同じである。父や母は現在、働いて正に一番税金を納めている世代だ。その父と母も、様々な形で今までもこれからも税金の恩恵を受ける。

 私たちの生活はそれぞれの世代がそれぞれの形で税金を納め、税金に助けられている。生きていくために大切な制度だ。私も買い物をすると消費税を支払う。だがそれは、父や母が労働で得た大切なお給料から出ている。学校等に使われている税金も、税金を納めてくれる全ての人のお陰だ。私たちはそれらに感謝しながら助け合って生きていきたい。

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更新日:2017年1月18日