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区内中学生「税の作文」 東京納税貯蓄組合総連合会 会長賞

知って驚いた「ふるさと納税」 豊島区立千川中学校三年 萩原 まひな さん

 私が「ふるさと納税」について知ったのは、家に新しいパソコンが届いたときだ。父は「そのパソコンは買ったのではない、納税のお礼の品だから実質は無料だよ。」と言った。私は、パソコンが無料だなんてありえない、信じられないと思った。それが、「ふるさと納税」を詳しく調べてみるきっかけとなった。

 インターネットで調べてみると、「ふるさと納税」をするとお礼の品が送られてくるというのは本当だった。「ふるさと納税」といる名前だけれど、実際には地方自治体に寄付をする。その寄付先は生まれ故郷のふるさとでなくてもかまわない。欲しいものがお礼として用意されている自治体に寄付すれば、税金を納めたことと同じになる仕組みだ。

 寄付のお礼の品は、ありとあらゆるものが用意されている。食べ物は、カニやエビやサザエやアワビ、高級牛肉や鶏肉や豚肉、お米やパン。メロンやスイカや桃やぶどうなどのフルーツや、お菓子やアイスやレトルト食品も。ファッションなら、服やカバンや靴やアクセサリーも。お食事券、スキーチケット、温泉利用券、ホテル宿泊券、花火大会のチケットまでそろっている。自治体はその地域の産業や企業をアピールでき、寄付する人はお礼の品がもらえる。それが「ふるさと納税」のメリットだ。しかし、本当に良いことばかりなのだろうか。

 私は、「ふるさと納税」に大きな疑問を持っている。地方自治体がお礼として贈るものは、無料ではない。高価で贅沢なものばかりだ。ということは、実は税金の一部が、お礼の品という名前の、贅沢な食べ物、高価な装飾品、快適なレジャー施設への入場券などに変わってしまっているのではないだろうか。

 私は、税金とは個人ではできないような大きなこと、公共に必要なことを、みんなのお金を集めて行うためにあると思う。学校や病院や保育所や介護施設などの公共施設、消防や警察などの命を守るサービスなど、税金を納めた誰もが公平に暮らせるようにすることが目的だ。たとえば、東京の待機児童の数は八千人を超えている。また待機老人の数は四万人を超えており、どちらも増え続けている。だから、食品や装飾品など、お金で買うべきものを「ふるさと納税」の特典にすることは、本来の税金の使い方ではないと思う。とはいえ、私は今、寄付のお礼の品としてもらった新しいパソコンを使って「ふるさと納税」について調べている。

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更新日:2017年1月18日