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悪質商法の手口

商品やサービスの販売方法の多様化にともない、悪質商法の手口も巧妙かつ複雑化しており、消費者トラブルが増加しています。被害にあわないよう注意していただくために、おもなトラブルの手口や特徴と相談事例を紹介します。事例のリンク先は国民生活センターの発表情報です。

気をつけようこんなトラブル!

架空請求

商品・サービスの例金銭(情報料・登録料)

手口や特徴

利用した覚えのないサービスなどの請求がハガキやメールで届きます。何らかの名簿などを使ってランダムに発信しているため、無視するのが一番です。業者に連絡をすると、さらに個人情報を渡すことになります。中には裁判所などの公的機関名をかたるケースもあります。

【事例】架空請求心当たりのない請求は無視!(新しいウィンドウで開きます)

ワンクリック詐欺

商品・サービスの例金銭(情報料・登録料)

手口や特徴

WEBサイトやEメールなどのリンクをクリックすると「登録しました」などのメッセージがいきなり出てきて、登録料などの料金を請求されます。クリックしただけで個人情報が相手に伝わることはありません。驚いてこちらから相手に連絡をとって、個人情報を伝えないよう無視しましょう。

【事例】無料のはずが有料だったアダルトサイトのトラブル(新しいウィンドウで開きます)

キャッチセールス

商品・サービスの例化粧品、エステ、絵画

手口や特徴

街頭でアンケート調査などと言って声をかけ、喫茶店や営業所に連れて行き、契約するまで帰れないような雰囲気を作り上げ、強引に商品やサービスの契約を迫ります。

【事例】キャッチセールスでタレント養成スクールの契約をしてしまった(新しいウィンドウで開きます)

【事例】アンケートに答えるアルバイトをしたら勝手に借金されていた(新しいウィンドウで開きます)

アポイントメントセールス

商品・サービスの例アクセサリー、絵画、金銭(登録料など)

手口や特徴

「特別モニターに選ばれた」「抽選に当たったので手続きに来て」などと販売目的を隠し、有利な条件で取引できることを告げて、電話やはがき、SNSで勧誘して営業所に出向かせます。営業所に出向くと、契約しないと帰れない状況で高額な契約を迫ります。

【事例】早期契約は慎重に!数年後の成人式の晴れ着レンタル(新しいウィンドウで開きます)

デート商法

商品・サービスの例アクセリー、絵画、金融商品

手口や特徴

出会い系サイトや電話、メールを使って出会いの機会をつくり、男女の恋愛感情を利用して、仲良くなった相手に断りにくい状況で金融商品の投資や、高額な商品を売りつけます。SNSの普及にともないウェブ上で交流を重ねて親しくなることで、警戒心をなくさせる手法が多くなっています。

【事例】好きになったら騙される!?デート商法を恋愛ゲームで体験!(新しいウィンドウで開きます)

点検商法

商品・サービスの例耐震工事、床下換気扇、浄水器、布団

手口や特徴

屋根や床下など家の設備を点検すると言って、販売目的を隠して訪問し、不備を理由に不要な工事や商品などの契約を勧めます。公的機関の職員と思わせるために「消防署の方からきました」などというケースもあります。

【事例】大雪で歪んだなどと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」(新しいウィンドウで開きます)

利殖商法

商品・サービスの例株、ファンド型投資商品、社債、投資用マンション

手口や特徴

「値上がり確実」「必ずもうかる」など利殖になることを強調して、投資や出資を勧誘します。低金利時代を背景に高配当や高利回りをうたった詐欺的な投資話や、ハイリスク・ハイリターンの金融商品による被害が増えています。

【事例】仮想通貨への投資リスクを理解できなければ契約しないで(新しいウィンドウで開きます)

【事例】無登録業者とのバイナリーオプション取引は行わないで!(新しいウィンドウで開きます)

催眠(SF)商法

商品・サービスの例布団類、電気治療器、健康食品

手口や特徴

「日用品の大安売り、「〇〇説明会」などの名目で人を集め、閉め切った会場で日用品などを無料で配り、得した気分にさせ、会場内を興奮状態にし巧みな話術で高額な羽毛布団や健康食品を契約させます。

【事例】高齢の母親が催眠商法(SF商法)にハマり生活費を失った!(新しいウィンドウで開きます)

送りつけ商法(ネガティブオプション)

商品・サービスの例雑誌、単行本、DVD、食品(生鮮食品など)

手口や特徴

注文した覚えがない商品を「購入した」と前触れなく突然送りつけられたり、電話での勧誘を断ったのに商品が届き、高額な代金を支払うよう請求されます。断るとさらに脅しをかけられたりします。代金引換郵便などを利用した悪質なものもあります。

【事例】身に覚えのない商品が届いたら?「代引き」による金銭被害や海外からの小包に注意!(新しいウィンドウで開きます)

訪問購入

商品・サービスの例貴金属、衣類

手口や特徴

事業者から電話があり「不用品を買い取る」というので家に来てもらうと、衣類などには目もくれず強引に貴金属のみを相場より安い値段で買い取られます。【事例】不用品を買い取ると言ったのに貴金属を買い取られた!(新しいウィンドウで開きます)

次々販売

商品・サービスの例エステ、リフォーム工事、アクセサリー、布団類

手口や特徴

訪問販売やキャッチセールス、電話勧誘販売で一度契約した消費者に、必要のない商品やサービスを次々と販売して過剰な量の契約をさせます。複数の業者が入れ替わり次々と販売するケースもあります。

【事例】次々販売(新しいウィンドウで開きます)

【事例】「見るだけでいいから」と勧誘され…展示会で何度も着物を購入(新しいウィンドウで開きます)

マルチ商法

商品・サービスの例健康食品、浄水器、化粧品、情報商材手口や特徴

友人やSNSで知り合った人などから「儲け話がある」と商品の販売組織に勧誘されます。商品を購入させ、自ら組織への加入者を勧誘し商品購入につながれば、マージンが得られるという仕組みです。勧誘時のもうけ話と違って思うように売れず、多額の借金と商品の在庫を抱えることになります。

【事例】友だちから誘われても断れますか?若者に広がる「モノなしマルチ商法」に注意!(新しいウィンドウで開きます)

トラブルにあった時には、「消費生活センター」へご相談ください

おかしいと思ったり、心配なことがある場合は、一人で悩まずに、お住いの地域の消費生活センターへ相談しましょう。

消費者ホットライン「188(局番なし)」では、お近くの消費生活相談窓口につながります。

 

 

 

お問い合わせ

生活産業課消費生活グループ

電話番号:03-4566-2416

更新日:2022年5月10日