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自らの人生について自らの意思で決めること。その意思をお互いに認め合うこと。それは誰もが望む「尊厳ある暮し」です。しかし高齢者を取り巻く状況の中に、人権を侵害する問題がおきています。
豊島区では「認知症を持つ高齢者のケアの充実」「高齢者虐待の防止」について、さまざまな取り組みをすすめています。
高齢者虐待は、さまざまな要因が重なり合って発生しています。例えば、介護の大変さや介護疲れ、過去からの人間関係や現状の関係の悪さなどから虐待していることもあります。また、家族や親戚の介護への関心が低いことや近隣との付き合いが少ないことで、介護者が孤立するなど問題を抱え込みやすくなっていることも原因となっています。
高齢者虐待は特別な家庭にのみ起こることではなく、誰にでも起こる可能性があります。
虐待と一言でいっても、さまざまな虐待があります。
周りの方の「どうしたのかしら?」「大丈夫かしら?」の気づきが、援助のきっかけとなります。虐待であるという証拠は必要ありません。「ひょっとして?」と思ったら、迷わず高齢者総合相談センターへご相談下さい。
ご相談は匿名でも構いません。通報者や相談者の氏名がわからないように対応します。
高齢者に対する虐待の防止・早期発見についてパンフレットを作成しました。
このパンフレットは、区民の皆様に「高齢者虐待」について認識を深めていただき、「高齢者虐待とは何か」、「虐待を防止するためにはどうしたらよいのか」をご一緒に考えていただくために作成しました。
お近くの各高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)等で配布いたします。
東京都福祉保健局の高齢者虐待防止と権利擁護に関する情報がご覧になれます。
お問い合わせ
電話番号:03-4566-2430