豊島区障害者等実態・意向調査(抜粋) ・調査概要  調査目的:   豊島区障害者・障害福祉計画の改定を行うにあたり、障害者等の実態を把握・分析し、   改訂作業に向けて必要となる基礎資料を得ることを目的として実施しました。 調査対象: @身体障害者 豊島区に住所を有する身体障害者手帳所持者(平成28年10月1日現在) 2,000人 回収率 862(43.1%) A知的障害者 豊島区に住所を有する愛の手帳所持者(平成28年10月1日現在) 500人 回収率 229(45.8%) B精神障害者 自立支援給付受給者および地域活動支援センター、障害福祉サービス事業所、家族会、当事者団体、医療機関等利用者  500人 回収率 192(38.4%) C難病患者 難病患者福祉手当受給者(平成28年10月1日現在) 685人 回収率 346(50.5%) 合計 3,685人 回収率  1,629(44.2%) 調査方法: @、A、Cは郵送配布−郵送回収、Bは自立支援給付受給者への郵送配付に加え、承諾を得た対象者に直接調査票を配布し郵送にて回収 調査期間: 平成28年10月26日(水)〜平成28年11月21日(月) (1)障害者の権利を守るために充実すべき内容  障害者の権利を守るために充実すべき内容は、全体では「あらゆる障害に対する差別がなくなること」が42.8%で最も多く、以下、「誰にでも平等に機会があること」(30.8%)、「自分のことは自分で決められること」(29.2%)が続いています。  障害区分別にみると、「あらゆる障害に対する差別がなくなること」はほとんどの区分で4割以上で最も多くなっていますが、視覚障害では「自分のことは自分で決められること」、「障害者自身の能力が認められること」が38.0%で最も多くなっています。また、「希望する施設やサービスの利用が可能であること」は知的障害で31.2%と他の区分より多くなっています。  前回調査との比較では、「誰にでも平等に機会があること」は前回調査から18ポイント、「多様な活動に参加し、社会に受け入れられること」は6ポイント増加しています。一方、「障害の違いを互いに認め合えること」は10ポイント減少しています。 (2)虐待を受けた経験の有無  虐待を受けた経験は、全体では「ある」が16.6%、「ない」が76.1%となっています。  障害区分別にみると、「ある」は多くの区分で1割台となっていますが、精神障害では40.1%、視覚障害では33.8%と他の区分より多くなっています。  前回調査との比較では、「ある」は8ポイント増加、「ない」は10ポイント減少しています。 (3)障害者に対する差別  障害者に対する差別は、全体では「よく感じる」は7.5%、「時々感じる」は24.3%となっており、両者をあわせた《感じる》は31.8%となっています。一方、《感じない》(「全く感じない」と「あまり感じない」の計)は59.6%となっています。  障害区分別にみると、「時々感じる」は視覚障害と聴覚障害で3割台と他の区分より多くなっています。視覚障害と聴覚障害では、《感じる》と《感じない》が二分していますが、他の区分はいずれも《感じない》が5割以上となり、特に内部障害と難病患者では7割近くとなっています。  前回調査との比較では、「感じる(計)」はやや減少し、「感じない(計)」がやや増加となっています。 (4)差別を感じたときの相談経験の有無  差別を感じたときの相談経験の有無は、全体では「ある」は5.3%、「ない」は75.6%となっています。  障害区分別にみると、「ある」はいずれの区分でも1割未満となっています。 (5)成年後見制度の利用意向