資料第3号 第2回相談支援部会会議録(案) 全8ページ 1ページ目始め 別記第1号様式(第7関係) 会議録 附属機関又は会議体の名称 第7期豊島区障害者地域支援協議会 第2回相談支援部会 事務局(担当課) 障害福祉課 開催日時 令和5年1月10日火曜午後2時から午後4時 開催場所 区役所本庁舎5階511会議室 議題 1開会 2第1回相談支援部会前に挙がった「区から知りたい内容」  3第2回豊島区障害者地域支援協議会の報告 4部会検討事項について                                    ・豊島区版地域生活支援拠点について 5部会を横断した繋がりについて 6その他案件   7本日のまとめ 公開の可否 会議 非公開 非公開・一部非公開の場合は、その理由 協議の中で、具体的な個人名や団体名が出てくるので、個人及び団体の個人情報を保護する為、会議は非公開とする。 会議録 非公開 非公開・一部非公開の場合は、その理由 協議の中で、具体的な個人名や団体名が出てくるので、個人及び団体の個人情報を保護する為、会議は非公開とする。 出席者 委員 藤井 亘、上原 直哉、大谷 友也、小松 政剛、宮坂 誠、濱野 亜希子、織田 洋、大島 都、宇田 圭秀 事務局 障害福祉担当係長、障害福祉課主事、障害福祉課主事 1ページ目終わり 2ページ目始め 1 開会 2 第1回相談支援部会前に挙がった「区から知りたい内容」 資料1に基づき事務局より説明 ・豊島区における福祉課題の特徴や現状→第1回配布資料にある、豊島区の状況資料をご参照いただきたい。人口が令和2年から減少し、手帳所持者数も元年度より減少傾向にある。 ・区の基幹相談支援センターの業務について。→第1回配布資料にある、令和3年度基幹相談支援センターの実施事業の状況をご参照いただきたい。心身障害者福祉センターとしての機能が強いという実態がある。 ・基幹相談支援センター対応のケース→事業所からの相談は26件。サービス内容に応じた事業所紹介、ケース会議への出席、虐待に満たない相談など。 ・区で対応が難しいと感じるケース→保護者との関係、本人との関係作りなど。 ・障害者等からの一般的な相談(障害者相談支援事業)の窓口について。→障害福祉課の各グループでも、基幹相談支援センターでも良い。ただ、基幹は伴走していくことは難しいため、関係先へのつなぎを行う。これまでの例として、王子特別支援のケース対応を行った。 ・計画相談利用の方の人数・セルフプランの方の人数→令和4年3月末時点で計画利用は1348名、セルフは145名であり、セルフプラン率は10.8%。 ・障害のある子と親の同居世帯数について。→世帯数については、具体的には統計を取っていない。 ・区内の相談支援事業所を利用している区内の利用者の割合について。→割合については、具体的な数字は統計を取っていない。 ・地域生活支援拠点等の整備について。→相談支援部会として課題を整理することから進めていく。 ・豊島区独自の支援モデルの構築はないのか。今後構築していく予定はないのか。→引き続き、多機能拠点としてのniima、その他の面的整備にて進めていく。 3 第2回豊島区障害者地域支援協議会の報告 資料2に基づき事務局より説明 ・11月18日に本協議会が開催。 ・過去の協議会の経緯報告、各部会1回目の報告、今後の提案などを報告した。 ・過去の作成物は全てが残っている訳ではないが、第5期作成中のツールについては残っている。地域の写真や事業所情報などが掲載されているものである。(机上配付) 2ページ目終わり 3ページ目始め 【質疑・意見交換】 ・ツールについては、原稿を書いたところまでは進んでいた。 4 部会検討事項について   ・豊島区版地域生活支援拠点について 資料3に基づき事務局より説明 ・地域生活支援拠点については、豊島区障害者計画においても記載されている。多機能拠点であるniimaと、精神の事業所が主となる、面的整備で進めている ・困っている障害のある方を中心に、各支援サービスを記載した図を以前の会議にて作成した。 ・板橋区では、5つの柱が、どの事業所・施設が対応しているのかを示している。 ・文京区の特徴として、地域ごとに、地域連携調整員が配置されている。 ・杉並区の例を見ると、どの立場がどのようなことをするのか、図で示されている。支援の例や内容は示されている。 【質疑・意見交換】 ・今後については、豊島区版地域生活支援拠点を考えていくと本協議会へ報告した。一つ一つの困りごとを拾っていくのは難しいが、拠点の中で解決できる部分について整理していきたい。どのような拠点の仕組みを期待するのか聞いていきたい。他の自治体の図を参考に、豊島区版としての拠点のイメージをしていきたい。 ・拠点の主旨は理解した。しかし、拠点の仕組みの中で緊急とは何を指すのか。親が病気の場合が当てはまるとは分かるが、災害も緊急に含まれるのか。 →定義については各地域で定めてよいとされているが、国の定義がある。基本的には、介護者の事情により従来の生活が続けられない場合を想定する。これまでも緊急についての議論は行ってきたが、障害種別により想定されるパターンは異なるという話が出ている。 ・緊急時のトリアージを行うのは誰か。 →今後の議論で決定していきたいと考えている。国の想定は、事前登録制度である。緊急時に計画相談事業所を経由して短期入所へつなげていくスキームを想定している。その調整機関としての役割を拠点が果たすことになる。 ・拠点の役割は非常に大きいと感じた。 →区では、拠点におけるコーディネーター配置の検討を進めている。 3ページ目終わり 4ページ目始め ・対象となった方の出口までの支援が必要ということか。 →理解の通りである。地域支援拠点は、民間の事業所のネットワークをを活用し、支えていく動きである。 ・他区では、障害を持った方が子どもの頃から、避難計画を立てて区に提出する制度を作っている例もある。豊島区ではそのような取組はまだ行っていないが、災害時には相談支援事業所が核となるのではないか。 →高齢者にはケアマネがいるが、障害当事者には必ずしも全ての方に相談支援がついている訳ではないという課題がある。 ・イメージ図の中では、当事者や家族がコーディネーターに直接連絡することとなっている。豊島区版では計画相談を経由するということか。 →豊島区における具体的なスキームは現在作成中である。 ・全盲の夫婦で生活しているが、コロナに感染した。自宅に待機するよう言われたが、体温計の場所も酸素濃度も測ることもできず、誰に何を頼んでよいのか迷った。同行援護事業所には伝えたが、感染者の介護は難しいと断られた。せめて、接触せずに玄関まで荷物を運んでもらうことくらいしかできないとのことだった。翌日病院に入れたので良かったが、このように困った際は、情報をどう手に入れれば良いのか。全盲の方の生活実態を区はどれほど把握しているのか。 ・情報の届け方は非常に重要である。知的障害のある子どもを抱える親も、困った際にどこに相談すれば良いのか分かっていないのではないか。 ・子どもが知的障害である。今は一緒に生活することができているが、これまで何度か介護者である自分自身が入院することがあった。その際は福祉ホームさくらんぼへ依頼し助かった。今は駒込作業所に行っているが、それも渋りがちである。今は作業所の職員が話を聞いてくれているが、自分が動けなくなったらどうすればいいのか悩んでいる。グループホームでの体験期間中、子どもは落ち着いているが、自身はグループホームには入りたくないと言っている。受け入れてくれる施設と、本人の意志が一致する必要がある。障害者を持つ親は共通して毎日悩んでいることである。 ・資料にあったイメージ図だけでは、具体的に想像がつかなかった。豊島区版が必要ではないか。5つの柱に具体的な事業所を書いていくだけは不十分で、図の中に、どのような要素が書き込まれるべきか、議論をしていきたい。どこに相談すれば良いのか、どこで何を行ってくれるのか、という仕組みを示す必要がある。5つの機能を全て議論していくことは難しい。できれば、来年度を目途に進めていきたい。 ・福祉ホームさくらんぼは、親亡き後を見据え、30年前にできた。緊急対応の理由として多いのは介護者の入院である。緊急度合は高いが、父や兄弟が介護できるかどうかを確認し、区と調整して決めている。 4ページ目終わり 5ページ目始め ・相談支援事業所こっとんから、さくらんぼへ行き、その後niimaへ行った事例が年末年始にあった。図の中に落とし込むのは難しいかもしれないが、さくらんぼも活用していただきたい。 ・さくらんぼは面的整備の1つには入っているのか、拠点内の立ち位置が分からない。 →国の定義するものは、民間事業者のネットワークによって地域を支える仕組みである。福祉ホームさくらんぼは区の施設という位置づけである。しかし、拠点に全く関わらないということではなく、区と連携して行っていく。現状、拠点としての整備は不十分だが、福祉ホームさくらんぼが受入れを行っているおかげで対応できているという部分は大きい。一方で、精神障害に対応した受入施設が少ないという課題がある。 ・医療との関わりはどうなるのか。 →まずは、危険と思われる方を事前登録し、知っておくことが重要である。あらかじめ把握しておき、緊急時に対応できる準備を進めておくこと、が拠点の仕組みである。 ・地域生活支援拠点というものについて、今回の会議で知った。情報が伝わっていないと思う。障害者でも、当事者や家族の会に所属していれば情報が伝わるが、所属していない方への情報伝達の方法は検討が必要である。 ・民生委員やCSWとの繋がりも重要である。そういった方も拠点の要素に含まれる。 ・拠点の整備の中では、まだ課題は多いが、豊島区版の図を作ることで見えてくるものもある。夜間帯はどうするのか。土日に相談できるところはあるのか。連絡先が分かるようなものを作ることができれば、安心につながる。 ・さくらんぼ以外にも短期入所施設はある。本人の状況が把握できていれば、選択肢は増える。困った方は全てさくらんぼやniimaで受け入れる、ということではなく、選択肢を増やすことは重要である。 ・親が元気な時は子どもと一緒にいたいという人が多い。元気なうちからグループホームへ入居させるという例はあまり多くない。元気なうちから将来を考えていくきっかけに、拠点がなれば良いと思う。様々な立場から話しあっていくことが重要。 5ページ目終わり 6ページ目始め ・事業所名と提供するサービスを挙げていくだけでなく、機能も含めた形で見れるものがあれば活用できる。 ・人材育成については、事業所単位、また区レベルの協議が必要である。 ・当事者が利用するにあたり、理解できるものが作れたら良い。面的整備と言われても、どこで何をすることができるのか分からない。利用方法が現状では理解が難しく、議論の余地があるのではないか。 ・民生委員やCSWの活用は重要である。繋ぐという役割しかできないかもしれないが、どこと繋げば良いか知っておきたいと感じた。 ・いくつかの具体事例を使いながらチャート的に示されると理解がしやすいのではないか。 →Q&Aの様なものか。 →パターン化されていたり、事例が分かるものがあれば良い。 ・困りごとというが、それは具体的に何を指すのか。全盲の人が日常的に困っていることはどこへ相談すれば良いのか。 ・全てのことに対応できる訳ではないのかもしれないが、多くの方が困っていることがある。そういった事を積み上げていくことが重要である。 ・第5期にはツールの作成を進めていた。相談だけでも良いので一覧化しても良いのではないかと思っている。事例ベースとするのか、流れを示すものにするのか、パターンは検討できる。 ・ツールは事業所の紹介になっている。リスト化されたものだけでも十分か。 ・両方が一体化したものがセットであれば良い。 ・索引的に引けるだけでも十分役に立つと思う。 ・自分の住む地域にどのような事業所があるのか、意外と知らないと思う。そういう意味では、地域別のページがあるのはありがたい。 ・この13の地域は地区ごとか。 →町名ごとに数を合わせ、全13地域別になった。 6ページ目終わり 7ページ目始め ・拠点のイメージ図はいつまでに作成するという期限はあるのか。 →具体的な期限はないが、あれば職員も役に立つと思う。 ・親亡き後が中心ではあるが、ヤングケアラーも例も多いと感じる。子どもが自立すれば解決するが、それまでの期間、誰が支えるのか。母子保健にも課題がある。家庭の事情については、登録制度ではなく、アウトリーチが必要だと考えている。CSWだけに頼るのではなく。手を差し伸べる方法があれば良い。基幹で受け入れることができれば良いのでは。 ・ヤングケアラーの例で、訪問の際に異常がないとどのように介入すればよいのか。 →訪問を繰り返すことで、近隣から情報が入ることもある。過去には、ビジネスホテルを取って切り離し、そちらへ介護者の派遣を依頼した事例もある。 ・拠点の機能5つについて、豊島区としての機能をどう持っていくか、イメージを出していただきたい。意見として提出されたものを次回精査していきたい。 ・振り返りシートを機能別に記載できるようにすれば良いのでは。 →作成し、後程机上配付する。 5 部会を横断した繋がりについて ・保健所や基幹の職員も入った、事例検討会がある。これまでは障害別に行っていたことが多かったが、障害で分けずにまとめて事例検討会を行っていきたいと考えている。 ・若い職員の育成の場ともしていきたい。 ・この事例検討会を、地域生活支援拠点について障害に関わらず一緒に検討していく場にしたい。 ・検討会の申し込みについてはガーデニングの近藤さんまで。 6 閉会 7ページ目終わり 8ページ目始め 提出された資料 第1号  第1回相談支援部会前に挙がった「区から知りたい内容」への回答 第2号-1 第2回地域支援協議会資料(第1回相談支援部会報告) 第2号-2 第2回地域支援協議会資料(相談支援部会研修結果報告) 第2号-3 第2回地域支援協議会資料(豊島区障害者地域支援協議会及び専門部会における検討事項等) 第2号-4 第2回地域支援協議会資料(第1回相談支援部会会議録) 第3号-1 地域生活支援拠点について 第3号-2 地域生活支援拠点の整備について(厚生労働省資料) 第3号-3 他区地域生活支援拠点イメージ図 第4号  第7期豊島区障害者地域支援協議会相談支援部会委員名簿 第5号-1 地域生活支援拠点の整備に係る課題の整理(第6期) 第5号-2 地域生活支援拠点コーディネート事業における拠点コーディネーターの役割と配置 別紙 振り返りシート 当日配付 ・第5期作成ツール      ・振り返りシート(拠点用) その他 8ページ目終わり 以上