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写真は、コロモジラミ成虫約4mm
コロモジラミは主に人の下着などの衣類に寄生し人の血を吸って生活しています。
見た目には子ども達に蔓延しているアタマジラミと形や大きさがそっくりですが、コロモジラミは発疹チフスや塹壕熱などの感染症を媒介する力をもっていますので、アタマジラミと混同してはいけません。コロモジラミ症は衣類を洗濯しない方やできない方に多く見られます。
風呂に入り、着ている衣類を新しい衣類と全部取り替えれば終了です。
なお、衣類は55度以上を保ったお湯で10分以上つければ、卵を含め全て殺虫できます。予防は普通に生活(下着をまめに取り替え、衣類を洗濯)していれば大丈夫です。
偶然にコロモジラミがとりつき一時的に吸血されたとしても普通に生活していれば自然に駆除されてしまいます。常に寄生されている人がいるとしたら、その人の生活内容に問題があると考えられるので、本人の生活改善を併せて進める必要があります。
また常に寄生されている場合は、本人の身体的能力が低下している場合や寄生されていることに気がつかないケースがあります。
(注釈)コロモジラミに寄生されない人(民族)
衣類を着ない民族には、コロモジラミは寄生できません。
コロモジラミに吸血されたからといって、感染症になるわけではありません。ただし、海外では下記のようなコロモジラミが媒介する感染症が発生している地域がありますので、海外に出かける場合は充分注意し、その国や地域の情報を入手してからお出かけください。
(注釈)発生状況や主な症状については、財団法人日本公衆衛生協会発行の編集者代表山崎修道「感染症予防必携」(1999)より、一部を参考して作成しています。
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