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シロアリ

シロアリシロアリ資料1

左図ヤマトシロアリの羽アリ(約4.5~7mm)、右図ヤマトシロアリの兵アリ(約3.5~6mm)と職アリ(約3.5~5mm)

 

シロアリは木材を食い荒らす建物の害虫として有名ですが、アリの仲間ではなく、ゴキブリの遠い親戚と考えた方がよいでしょう。

普通のアリとの区別ですが、アリは胴がくびれています。シロアリはずん胴です。アリの触角は「く」の字の形をしていますが、シロアリは「じゅず状」です。また、シロアリの羽アリはトンボのように羽が4枚同じ大きさです。折りたたんでいるときは、一枚に見えるかもしれません。アリの羽アリは後ろ2枚が小さいので区別できます。

 

シロアリ資料です

 

左図ヤマトシロアリの羽アリ(四枚を折りたたんだ状態)、右図ヤマトシロアリの羽がとれた状態(アリと違いずん胴)

 

〈ヤマトシロアリ〉

ヤマトシロアリは北海道の一部を除き全国的にみられます。東京に多いのはこの種類です。

関東地域のヤマトシロアリは、4月の下旬頃から5月の上旬(雨上がりの晴れた午前~正午)にかけて黒い羽アリとなって群飛しますので、写真のような羽アリがたくさん出たら、その近くに加害場所があると考えてください。なお、群飛行動は新たな巣を作るための結婚飛行です。

ヤマトシロアリは水を運ぶ能力がないので常に湿った材木等に棲息し加害します。このため、お風呂場や台所などの水を多く使う場所に多く、どちらかというと水平的に被害がみられます。

イエシロアリ

イエシロアリの職アリ

 

〈イエシロアリ〉

イエシロアリは、九州・四国地域などに被害が多く見られます。イエシロアリは、水を運ぶ能力があり、木材を湿らして加害することができるので、被害は立体的です。しかも、食料(材木)が豊富であればヤマトシロアリとは比べられないほど個体数が増えます。このようなことからイエシロアリは最も被害が大きくなる可能性があり建物の害虫として注意しなければならない種類です。なお、当区での発生ですが現在のところ当保健所への被害報告はありません。

アメリカ乾燥

アメリカカンザイシロアリの糞(俵型・顆粒状・0.5mmくらいに見える)

 

〈アメリカカンザイシロアリ〉

そのほかのシロアリとしてアメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリ(鹿児島・沖縄・小笠原)、などがいます。アメリカカンザイシロアリは名のとおり乾燥した木材(乾材)を食害します。

アメリカカンザイシロアリは写真の様な俵型の(0.5mmくらいに見える)顆粒状の特徴的な糞をしますので、発見する上で参考になります。家具や木材の周りにこのような顆粒状の糞が多量に排出されていたら要注意です。できるだけ早めに原因を確認しましょう。

なお、当区での発生ですが現在のところ当保健所への被害報告はありません。

 

防除と調査

ヤマトシロアリは、床下の通気性をよくして、できるだけ乾燥させるのが予防策です。ただし、発生してしまったら素人による駆除が難しい虫なので専門業者に依頼することになります。

また、無料で調査をしてくれる業者も多いのですが、調査の結果シロアリの発生がなくても、被害対策として予防を勧められると考えられます。予防施工と駆除施工は、方法が同じであることが多いので、この場合、経費はほぼかわりません。さらに床下換気扇を併せて取り付けると費用が高額になります。床下換気扇の取り付け位置により近隣から苦情(音や臭い)が来ることがあります。取り付け位置によっては効果が期待できない場合があります。取り付けを考える場合は、必要かどうかも含め急がずに判断してください。

 

シロアリの羽アリはトンボの様な4枚同じ翅の大きさです(折りたたんでいる場合は写真のように1枚に見えます)。

建物の近くで羽アリの群飛が見られたり・木材を軽くたたくと空洞音がしたり・建材や家具の周辺に顆粒状の糞が見られたら専門業者に相談してください。

 

シロアリ被害のある家財道具の処分は

シロアリ被害を受けた家具等は新品・中古に関係なくリサイクルしないようお願いします。粗大ごみとして廃棄する場合は、清掃事務所または粗大ごみ処理センター等へ申し込みますが、その時担当者にリサイクルしないで焼却処分するよう連絡してください。また、他の粗大ごみと区別できるよう、被害のある粗大ごみには「リサイクル禁止」の貼り紙をしてください。

 

 

注意

専門業者に駆除施工や予防施工を頼むときは、費用や保証期間を必ず確認しましょう。悪質な業者もいますので充分注意してください。

保健所では感染症媒介昆虫や人の健康被害を起こす昆虫が対象です。この項目は参考として掲載しています。

 

※生態やシロアリの見分け方の参考

公益社団法人日本しろあり対策協会シロアリQ&A(新しいウィンドウで開きます)

 

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更新日:2016年7月27日