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12月23日(水曜日)に今年最後の食育集会がありました。
ぼんやりと薄暗い部屋では、いつもおいしいものが大好きなまつこさんがひとり…
友達のチコちゃんはいないようです。
まつこさんはまず年の瀬にぴったりな「かさじぞう」の話を話してくれました。
大晦日の晩、寒そうにしているおじぞうさまに売り物のかさを被せてあげるおじいさん。
売れたお金で年越しのためのごちそうを買うつもりでしたが買えませんでした。
そこへかさを被せてくれたお礼におじぞうさまがごちそうや新年の鏡もちをおじいさんのもとへ持ってきてくれるあたたかい話です。
話が終わると、リンリンリン……どこからか鈴の音が聞こえました。だんだん音が大きくなりなんとホールにおじぞうさまが!
「お話から飛び出してきたあ!」と驚く子どもたち。
手には鏡もちを持っていました。そして『どうして正月にもちを飾るのか』を教えてくれました。
もちには魂が宿っていて生きる力が与えられる食べ物として神様に捧げるもの。
なので、年のはじめに食べて体に取り込むことで生きる力が私たちにもたくさんもらえるそうですよ。
みんな真剣に聞いていました。子どもたちなりに一年の終わりを感じていたようです。
来年も健康で元気な一年になりますように…!
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