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緑のカーテン東京フォーラムin池袋(実施報告)

更新日 平成23年12月7日

平成23年10月30日に開催しました「緑のカーテン東京フォーラム」の内容を簡単にご報告します。

実施概要

経緯

 豊島区では、「グリーンとしま再生プロジェクト」として「いのちの森」づくりや緑のカーテン、まちなか緑化の取り組みを波及しています。
 ヒートアイランド対策として、身近に取り組める緑のカーテンは、いたる所で見かけられるようになり、特に今年は、東日本大震災の影響による電力不足の節電対策として、緑のカーテンづくりがムーブメントとなり、取り組み初級者が増えました。
 この機運を今年で終わらせることなく、継続的な普及を目指し、緑のカーテンを全国展開しているNPO法人緑のカーテン応援団、池袋西口の緑化活動を展開するNPO法人池袋ゼファーまちづくりらと、ともにこのフォーラムを開催しました。

(注釈)
まちなか緑化とは、公益財団法人東京都公園協会の緑化支援プログラムを活用したモデル緑化事業です。
平成22年度から三カ年計画で、池袋西口地区をモデルに「向こう三軒両隣方式」による植栽が進められています。

 

実施内容

講演会

緑のカーテンから広がる心豊かな暮らし~家庭で、学校で、そして全国へ~ 

講演会の様子

(講師)板橋区立高島第五小学校教諭、NPO法人緑のカーテン応援団理事 菊本るり子氏

 菊本氏は小学校の教諭であり、勤務先の小学校で児童と共に緑のカーテンを取り組み、後に全国への普及につながっています。学校で取り組んだきっかけは、自宅である環境共生住宅にて緑のカーテンを取り組んだことが始まりだ。

 初めは夏を涼しく過ごそうと始めた緑のカーテンが、快適な暮らしをつくるだけでなく、環境に地球にやさしい暮らしが自然と出来ていた。そのことで環境への意識が変わり、子どもたちにも伝えたい思いで取り組んだ。

 緑のカーテンが涼しい原理を伝え、学校の緑のカーテンの取り組みから都内、全国、企業、団体での事例を紹介した。

 学校での取り組み当初は、植物の成長を妨げる環境であったこともあり、成功とはいえない結果となったにもかかわらず、子どもたちは次への成功につなげるため、ハンドブックを作成したことで、翌年は見事な緑のカーテンになった。
 子ども達は、様々な生命の尊さを学び、熱の感じ方を体験したことで、誠意いっぱい緑のカーテンを世話し、自分達でつくることに意味があることを学び得た。
 また、緑のカーテンの世話だけでなく、理科の学習面においても取り入れ、環境にやさしい行動がとれるようになった。
 緑という身近な自然と育むことで、子どもたちの心は大きく成長したことを語った。

 一方で、学校の教諭は、時間的にもゆとりがないため上からの無理難題を押し付けられ、やらされ感で取り組む結果、上手く育たないといった緑のカーテンへの否定的な評価をされるケースを取り上げた。
 自身の取り組みでは、保護者や地域、NPO法人緑のカーテン応援団の支援を受け、子どもたちの活動を応援している。地域から取り組み始めることが大事であり、何といっても関わる人数から、楽しめる範囲で取り組むことが重要であると伝えた。

 最後に、子ども達が緑とともに成長する姿や植物の持つ素晴らしさ、人と人がつながり、命がつながっていくことを曲にしたMIDORI~つながる輪~を子ども達と合唱した。

パネルディスカッション

池袋の景色が変わる~緑のカーテンと区民の力で~

パネルディスカッションの様子

(コーディネーター)
NPO法人緑のカーテン応援団副理事長 谷田泰氏

(パネリスト)
建築家、東京大学教授 隈研吾氏
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長・教授 中村陽一氏
NPO法人ゼファー池袋まちづくり理事長 石森宏氏
豊島区長 高野之夫

 池袋の緑のカーテンが今後どのような変化を遂げ、まちへとつなげることが可能か、東日本大震災後における各々の立場からの都市、まちづくりの変化についても伺いながら議論をしました。

(隈研吾氏)
 
池袋は緑のネタになるところが沢山あり、行政の管理する公園のような「大きな緑」と個人で育てる「小さな緑」をどうつないでいくかが大事である。そのつなぎ役に緑カーテンは有効的である。
 手づくりの緑は魅力的であり、価値があるからこそ、人を招き入れた「オープンハウス」を試みることで、人との交流が持て、街が活性化し、市民参加のまちづくりとなる可能性が秘めていると期待している。
 

(中村陽一氏)
  池袋の歩行者導線は、駅周辺に集中し、面的な広がりに欠ける課題がある。緑のカーテンでつなぐオープンカフェができ、上手く緑を活かすネットワーク化が実現すれば回遊性が生まれる。
 さまざまな波及効果をもたらす緑のカーテンは人々をつなぐ「場」を創り出す力がある。
 

(石森宏氏)
 池袋西口広場に設置した植物の造形モザイカルチャーは、地元住民や立教大学生が維持管理に携わることでコミュニティづくりへ発展し、まちづくりへつながる。
 池袋は高齢者が多いまちより、多くの高齢者の方たちが緑に関わり、自然のリズムに人が合わせることで、まちがどんどん変わよう緑を増やしていきたい。

(区長)
 豊島区は23区内で緑が少ないことより、さまざまな緑化を推進しているが、どれほどの実効性があるのかはっきりしない。
 緑の広がりにより、まちが変わり、まちの美化や防犯につながることからも、区民の取り組み努力が報える施策を見出すため、お知恵を拝借しながら今後取り組んでいきたい。

 

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このページに関するお問い合わせ

清掃環境部 環境政策課 事業推進係
電話:03-3981-2771
東京都豊島区東池袋1-20-10 区民センター 3階
Eメールでの問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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