教育目標
更新日 平成24年1月31日
豊島区教育委員会の教育目標
教育は、人権尊重の精神を基調とし、心身ともに健康で、文化的な資質をもち、平和で民主的な国家及び地域社会の形成者として自主的精神に満ちた人間の育成を目指さなければならない。
また、地球環境問題や経済・社会のグローバル化、高度情報化、少子高齢化など、時代の変化に主体的に対応し、日本の未来や国際社会を担う人間を育成することが、重要になっている。
豊島区教育委員会は、このような考え方に立って、以下の「教育目標」に基づき、積極的に教育行政を推進していく。
豊島区教育委員会は、幼児・児童・生徒(以下、子どもという)が知性、感性、道徳心や体力をはぐくみ、人間性豊かに成長することを願い、
- 互いの人格を尊重し、思いやりと規範意識のある人間
- 地域社会の一員として、社会に貢献しようとする人間
- 自ら学び考え行動する、個性と創造性豊かな人間
の育成に向けた教育を重視する。
また、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を担い、豊かな環境の中で、子どもたちが、生涯にわたって主体的に文化やスポーツに親しむことができる人間として成長するよう関係諸機関等との一層の連携を図る。
さらに、教育は、家庭、学校及び地域のそれぞれが連携して行わなければならないものであるとの認識に立って、すべての区民が教育に参加することを目指していく。
(平成23年2月21日 豊島区教育委員会決定)
平成23年度豊島区教育委員会の重点目標
豊島区教育委員会は、先に述べた教育目標の達成のために、以下の重点目標を定める。
1.人権教育及び人間教育の推進
- 人権尊重の理念を広く定着させ、女性、子ども、高齢者、障害者、外国人などの人権に関するあらゆる偏見や差別をなくし、差別意識の解消を図る教育を推進する。
- いじめや不登校など、問題を抱えている子どもの自立支援に向けて、互いに認め合いともに学び合える学校づくりを推進するとともに、学校及び教育センター等の相談・対応の充実を図る。
- 子どもたちに、思いやりの心や社会生活の基本的ルールを身に付けさせるとともに、社会の一員としての自覚を高め、進んで社会に貢献しようとする心の育成を図る。
- 子どもたちが、自他をいつくしみ、互いの生命を尊重するなど、健やかに成長できるよう、道徳教育の充実を図るとともに、豊かな体験活動を重視した心の教育を推進する。
2.確かな学力の定着と豊かな個性の伸長
- 基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、身に付けた知識や技能を活用する力を育成するとともに、探究的な活動を通して「確かな学力」を育成する。また、学習状況に関する調査を生かした「授業改善推進プラン」について、作成・実施・検証・改善していくサイクルを定着させ、学力の伸長を図る。
- 子どもの特性や習熟の程度に応じた学習などを通して個に応じた多様な教育を展開し、豊かな個性や創造性の育成を図る。また、家庭や地域と連携し、子どもの自ら学ぼうとする意欲をはぐくみ、学習意欲の向上と学習習慣の確立を図る。
- 「としま土曜公開授業」の実施により授業時数を確保し、子どもたちの確かな学力の定着を図る。
- 子どもの発達や学びの連続性を保障するするため、異校種間の交流や幼・保、小・中連携教育プログラムの開発など、幼稚園・保育園と小学校及び小学校と中学校の円滑な接続を図る。
- 将来子どもたちが直面する様々な課題に柔軟かつたくましく対応し、社会人・職業人として自立していくため、発達段階に応じたキャリア教育の充実を図る。特に、中学校での職場体験などの就業体験を推進し、望ましい勤労観・職業観をはぐくむ。
- 障害のある子どもたちが個々のニーズに応じた教育が受けられるよう、特別支援教育の充実を図るとともに、障害のある子どもたちを理解する教育を積極的に推進する。
- 人間形成の第一歩である幼児期において「生きる力の基礎」を培う教育を充実させるとともに、道徳性の育成を図るなど、幼児教育の一層の充実を図る。
- 子どもたちが将来、国際社会に生きる日本人として活躍できるよう、英語のコミュニケーション能力を育成するため、小・中学校における英語教育の充実を図るとともに、外国の言語や文化にふれるなど、国際理解教育を推進する。
- 高密都市にある豊島区において、人と環境にやさしい都市づくりに参画できる子どもたちを育成するため、環境に対する関心や環境に働きかける実践力をはぐくむ教育活動を推進する。
- ICTの活用による効果的な授業づくりを進めるとともに、インターネットや携帯電話の正しい使い方など子どもたちの情報モラルの育成を図る。
3.家庭・地域との連携・協働と学校経営の改革の推進
- 学校の自主性・自律性の確立と校長のリーダーシップの強化を図るとともに、地域の教育力を生かした特色ある学校づくりを推進する。
- 教員の資質・能力の育成と「授業力」の向上を図るため、教員研修の体制を整備し、ライフステージに応じた研修を通して人材育成を図る。
- 区民の教育参加を促進するため、広報紙及びホームページ等を通して積極的に教育情報を発信する。また、幼稚園、学校、家庭、地域が連携し、家庭教育の支援を充実する。
- 信頼される学校づくりを一層推進するため、学校参観週間、学校運営連絡協議会の充実を図り、学校経営方針に基づく教育活動や成果を評価・検証する学校評価システムを活用していく。
4.安全・安心な教育環境の整備充実
- 豊島区が進めるセーフコミュニティ認証取得に向けた取組を踏まえ、すべての学校において安全・安心な学校づくりを推進する。また、インターナショナルセーフスクールの認証取得に向け、安全教育の一層の充実を図る。
- 子どもが安心して生活できるよう、学校、保護者、地域、関係諸機関等の連携を強化して、地域ぐるみの学校安全体制の確立を推進する。
- 子どもが自らの安全を守ることができるよう、防災訓練や交通安全指導、薬物乱用防止指導の充実を図るとともに、防犯のための訓練や指導の一層の充実を図る。
5.文化・スポーツ・健康に関する教育の推進
- 図書館の機能を充実させ、学習・交流の機会や情報の提供を行い、社会教育活動を支援する。
- 「豊島区子ども読書活動推進計画」に基づき、「豊島区教育委員会推薦図書120冊」をはじめ学校図書館の蔵書の充実及び活性化を推進するとともに、公立図書館との連携をより一層推進し、図書館教育の充実を図る。
- 子どもたちが芸術・伝統文化などに親しむことができるよう、関係諸機関等と連携して、授業や文化部活動等の文化的活動を支援する。
- 子どもたちの健康、体力づくりを推進するため、関係諸機関等と連携し、体育・健康教育や運動部活動の充実を図るとともに、食育の推進を図る。
- 「豊島区がん対策推進条例」の制定趣旨を踏まえ、がんの仕組みや予防に関する正しい知識等を学ぶなど、がんに関する教育を推進する。
- 子どもたちの安全・安心な活動拠点を設け、子どもたちが、スポーツや文化活動などの様々な体験活動、地域住民との交流活動に取組むことができるよう支援する。
- 子どもたちが、伝統と文化を尊重し、郷土に愛着をもつよう、有形・無形文化財、埋蔵文化財などを活用した学習を支援する。
(平成23年2月21日 豊島区教育委員会決定)
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