「グリーンとしま」を再生するキックオフイベント
更新日 平成20年11月25日
日本一高密度な都市の子どもたちが一人一本学校に木を植える&環境フォーラム開催報道発表日:平成20年11月25日
問い合わせ:環境課 03-3981-2690
本年を「環境都市づくり・元年」に位置づけている豊島区が、来年に向けて新たな環境対策を打ち出した。
〝「グリーンとしま」を再生するキックオフイベント〟と名づけられた本事業は、「学校の森」植樹祭と「緑と環境の区民フォーラム」の2本立て。来年の春、みどりの日(5月4日)に前後して、植樹祭は4月28日、フォーラムは5月30・31日に実施される。
本区は、23区の中で、区民ひとりあたりの公園面積がもっとも小さく、まち全体の緑も19番目であることから、緑を増やすことを重視してきた。また本区は、日本で一番人口密度が高い都市となったが(注釈1)、高密都市における緑の重要性は、ヒートアイランド対策や防災、生態系の保存など様々な観点から拡大しており、今回の新たな施策につながった。植樹とフォーラムの準備に関わる経費についての補正予算案を、区議会第4回定例会(11月28日金曜日開会)に提出する。
植樹祭では、すべての区立小中学校(全31校)で、各校300本程度、総数一万本の植樹を目指す。児童・生徒たちが、一人一本の木を植えることで、「自分が植えた木」に愛着をもってもらい、自然や環境、ひいては命の大切さを体感する機会となることも期待されている。世界を股に活動している、植物生態学者で横浜国立大学名誉教授の宮脇昭(みやわきあきら)氏(注釈2)の専門的な指導を受けながら、風土に適した「シイ、タブ、カシ」などの常緑樹を中心に植える。先の10月22日、宮脇氏が区立小中学校6校を視察し、植える場所、適した樹木、植樹可能な本数などを調査した。
フォーラムは、帝京平成大学で行われる。植樹祭とフォーラムを一体的に開催し、「植樹をして終わり」ではなく、緑化と環境への戦略的な取り組みの新たな一歩とする。
日時と場所
植樹祭 平成21年4月28日(火曜日) 区内各小中学校
フォーラム 平成21年5月30日(土曜日)、31日(日曜日) 帝京平成大学
どちらも時間については調整中
背景・補足事項
注釈1:平成20年11月1日時点で、豊島区の人口密度が1ヘクタールあたり200.54人となり、中野区(200.34人)を抜き、日本一となった(住民基本台帳人口と外国人登録人口の合算による)。
注釈2:宮脇昭(みやわきあきら 80歳)氏は、植物生態学者。横浜国立大学名誉教授。現在、財団法人地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長。30年間にわたり森の再生のために、国内では1500か所、海外でも森づくりに取り組んでいる。平成2年「日本植生誌」(全十巻)完成により翌年朝日賞。平成4年紫綬褒章。平成12年勲二等瑞宝章。平成18年第15回地球環境国際賞「ブループラネット賞」受賞。
視察の様子

「どんなに狭い、どんなに小さな所でも3本でもいいから木があれば森。未来に向かって木を植えましょう」と呼びかける宮脇氏。視察の際には、「今ある植物はすべて地球資源。それを残すことが土地本来の姿。どんな小さな土地でも必ず空間があるので、防災環境保全林として境界沿いに立体的な緑を作れば、1番のモデルになる」と語った。
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