おじいちゃん、おばあちゃんに聞く戦争のお話
更新日 平成21年3月9日
64年前の大空襲 私たちは絶望の中を生きぬいた 現代の子に「生きる力」を報道発表日:平成21年3月7日
問い合わせ:区民ひろば南池袋 電話03-3984-5896
本日、区民ひろば南池袋で、小、中学生や保護者を対象とした「おじいちゃん、おばあちゃんに聞く 戦争のお話」が開催された。
昭和20年4月13日の城北大空襲当時、少年・少女だった人たちの話から、戦争という絶望の中を生き抜いた語り部の「生きる力」を、子どもたちに学んでもらうことを目的としたお話会だ。
語り部は、戦争を体験した昭和3年~11年生まれのおじいちゃんとおばあちゃんたち4名。それぞれが、大空襲時に体験した話、当時の池袋の様子、絶望の中、自分たちの力でどのように強く生き抜いたかについて、現代の子どもたちに熱く訴えかけた。
お話会には、戦争を体験した人たちの生の声を聞くため約30人が集まり、真剣な眼差しで当時の話に耳を傾けていた。
また、お話会終了後には、地域の方が作ったすいとんを食べながら、参加した子どもたちとおじいちゃん、おばあちゃんが交流する機会が設けられた。
日時
3月7日(日曜日) 午後2時から3時30分
場所
区民ひろば南池袋(南池袋2-45-1)
主催
区民ひろば南池袋運営協議会
当日の様子
4人の語り部がそれぞれの体験を、当時の絵や、地図などを使って、子どもたちに分かりやすく語った。涙ぐみながら当時の話を語る語り部の熱い想いが伝わり、話が進むうちに、参加者の表情も険しいものになっていた。
17歳の時に長崎で原爆を体験した水谷千鶴子さん(81)は、「私が体験したことを体験したとおりに話し、戦争は二度と起こしてはいけないものだという気持ちになって欲しい。私が元気なうちに1回でも多く体験談を話していきたい。ただ平和を願うのみです」と目に涙を浮かべながら話した。
お話会に参加した区立南池袋小学校に通う5年生2年生の姉妹は、「初めて戦争を体験した方からお話を聞きました。想像していたよりも残酷でした」「とてもかわいそうだった」と話した。
補足
■地域区民ひろば
年齢や使用目的によって利用に制限のあった既存施設を、小学校区を基礎的単位とした地域コミュニティの視点から見直し、地域の活動拠点として有効に活用できるよう再編した。地域の多様な主体が参画する運営協議会による施設自主運営をめざす。
■城北大空襲
昭和20年4月13日、B29の大編隊が豊島・荒川・王子・足立・滝野川・本郷など広範な地域を襲い、区面積の約7割が廃墟と化した。現在の南池袋公園周辺一帯は、被災当時「根津山」と呼ばれ、逃げ遅れた人々の多くは、この根津山に避難場所を求めた。また、現在公園にあたる場所には、空襲による犠牲者が運び込まれ仮埋葬されたという。平成7年、区は城北大空襲被災五十周年式典を挙行し、公園内に「豊島区空襲犠牲者哀悼の碑」を建てた。碑の建設を機に地元住民による「4・13根津山小さな追悼会」が発足。平成8年から毎年4月13日には、追悼会が開催されている。
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