平成21年度「赤い鳥文学賞」他2賞 贈呈式開催
更新日 平成21年7月2日
「赤い鳥」創刊の地で受賞者の感激もあらたに報道発表日:平成21年7月1日
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大正7年、児童文学者・鈴木三重吉が、豊島区目白において創刊した児童文芸誌「赤い鳥」に因んだ「赤い鳥文学賞」他2賞(「新美南吉児童文学賞」、」赤い鳥さし絵賞」)の今年度受賞者への贈呈式が、本日7月1日(火)午後3時から、区内の自由学園明日館(国指定重要文化財)で行われた。
赤い鳥の会(事務局:小峰書店 新宿区市谷台町4-15)主催。
受賞作品(平成20年1月1日~同12月31日までに出版された創作文学の中から選定)
第39回 赤い鳥文学賞 森 山 京 「ハナと寺子屋のなかまたち」 理論社
第27回 新美南吉児童文学賞 山 中 利 子 「遠くて近いものたち」 てらいんぐ
第23回 赤い鳥さし絵賞 ささめやゆき 「彼岸花はきつねのかんざし」 学習研究社
日時会場
7月1日(火)午後3時~5時、自由学園明日館(西池袋2-31-3)
主催
赤い鳥の会 後援:豊島区、愛知県半田市(半田市は新美南吉の出生地)
当日の様子
赤い鳥文学賞に選定された「ハナと寺子屋のなかまたち」は、江戸時代の寺子屋を舞台に、生命力あふれた子どもたちが、四季のうつくしい風景の中をのびやかに駆け回る物語。
受賞者の森山京さんは「自分の書くものとこの賞が結びつくとは思っていなかった。驚き恐縮している。」と受賞の感想を述べた。
山中利子さんは、関係者への感謝を述べ、「今の気持ちに代えて」と新美南吉の詩を朗読した。
ささめやゆきさんは「受賞を契機に発奮して、これからも描いていきたい。」と語った。
背景
童話童謡雑誌『赤い鳥』は、大正デモクラシーを背景として大正7(1918)年7月に、当時夏目漱石門下の逸材と呼ばれていた鈴木三重吉が、現在の豊島区目白で創刊した月刊の児童文芸誌で、北原白秋らの献身的な協力を得て、わが国の近代児童文学の基礎を築いた。昭和11(1936)年の三重吉の他界とともに廃刊したが、「子どもたちのために芸術として真価ある純麗な童話と童謡を創作する」という三重吉の理想と、児童文学界に残したその功績は今も色あせてはいない。
赤い鳥文学賞は、三重吉の遺志を継承した児童文学者・坪田譲治(故人)らが発起人となり昭和46(1971)年に制定。年間の創作児童文学作品(童話・小説など)の中から優れた作品に贈られるもので、『赤い鳥』の歴史を記念して、創刊日である7月1日前後に毎年贈呈式を開催している。新美南吉児童文学賞は、『赤い鳥』出身の作家・新美南吉の業績を記念して新美南吉著作権管理委員会(現在は『新美南吉の会』に改称)が昭和57(1982)年に創設、新進気鋭の作家の作品を対象としている。また、赤い鳥さし絵賞は、児童図書出版社として『赤い鳥』の理想を継承する小峰書店の小峰広恵前社長(故人)を記念し、昭和62(1987)年に創設された『挿絵(童画)』のための賞である。
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