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池袋モンパルナスそぞろ歩き『読んで視る 長谷川利行 視覚都市・東京の色』発売中

更新日 平成21年9月16日

残された文章や手紙などから多角的に長谷川利行を視る

報道発表日:平成21年9月16日
問い合わせ:「池袋モンパルナスの会」事務局 電話:03-3971-6965

 区内で精力的に活動している「池袋モンパルナスの会」が、冊子「池袋モンパルナスそぞろ歩き 読んで視る 長谷川利行 視覚都市・東京の色」を発行し、区内書店などで販売されている。「池袋モンパルナスそぞろ歩き」は、平成16年11月に発行されたのを皮切りに、今回でシリーズ第5弾となる。

 今回は、池袋モンパルナスの芸術家たちと交流のあった、長谷川利行(はせかわ としゆき)にスポットを当てている。利行は、靉光の部屋や池袋にあった寺田政明の下宿を訪れ、「靉光像」や「寺田像」を描いたことでも知られ、没後の1969年に上野不忍池弁天島に建立された「利行碑」の碑文は熊谷守一が揮毫(きごう)するなど、交流の深さがうかがえる。
 本書は、利行について書かれた文献や利行本人の著述・散文・詩・短歌・私信を「文字でみる長谷川利行」として紹介。また、「人物・場からみる東京の長谷川利行」として、係わった人物や作品に描かれた場所・ゆかりの場所も紹介している。それらを基に「長谷川利行を取り巻く人々の関係チャート」を作成。本書を監修・編集した尾崎眞人氏は、「利行に関して、原文を示し、これだけ詳細にわかりやすく図式化したのは初めてではないか。」と語る。

 A5判 60ページ。オールカラーで1冊1,200円(税別)。区内書店、池袋モンパルナスの会事務局で販売されているほか、区内図書館でも読むことができる。

補足事項

◆「長谷川利行(はせかわ としゆき)」(画家、歌人)
 1891年 京都府京都市山科区に生まれる。
 1923年 関東大震災被災。個人雑誌「火岸」第1輯「大火の岸に距りて歌へる」を自費出版。
 1926年 第13回二科展に初入選。
 1937年 団体展へ最後の出品。
 1940年 49歳で逝去。

◆「池袋モンパルナス」
 1930年代頃から旧長崎町(現長崎・千早・要町一帯)には、100軒以上のアトリエ付借家が軒を並べ、新進の画家や彫刻家、詩人達が住み着いた。この借家群は、若き芸術家達によって「さくらが丘パルテノン」「すずめが丘アトリエ村」「つつじが丘アトリエ村」等と称され、芸術至上主義的な集落を形成していた。住み集った芸術家達は、毎夜のように池袋西口界隈の喫茶店や飲み屋に繰り出しては芸術論をたたかわせていたと言う。中心的人物であった小熊秀雄が、パリのモンパルナスに因み、この自由奔放な芸術家たちの集まりを「池袋モンパルナス」と名づけた。

◆「池袋モンパルナスの会」
 池袋を仕事や生活の場としている人たちを中心に、アトリエ村の歴史や芸術的な意義を辿ることを通じて池袋の街のアイデンティティを再発見し、かつてこの街から発信された文化のエネルギーを蘇らせ、街の活性化につなげていこうと有志が集まって、平成11年に発足した。これまで、アトリエ村の跡を辿るフィールドワークやマップ作り、講座や講演会など、幅広い活動を続けている。
 平成21年10月24日(土曜日)には、「池袋モンパルナス」の名付け親である、詩人・画家の小熊秀雄を偲ぶ「池袋モンパルナスの集い」が区立勤労福祉会館で開催される。

写真

『読んで視る 長谷川利行 視覚都市・東京の色』の表紙・裏表紙

このページに関するお問い合わせ

政策経営部 広報課 報道グループ
電話:03-3981-4122 ファクス:03-3981-1375
Eメールでの問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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