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受賞作品決定!『赤い鳥』ゆかりの豊島区内で贈呈式

更新日 平成20年6月18日

第36回赤い鳥文学賞、第24回新美南吉児童文学賞、第20回赤い鳥さし絵賞

報道発表日:平成18年7月3日
問い合わせ:広報課 報道係 電話:03-3981-1111(内線 2131)

 わが国の優れた児童文学作品に贈られる『赤い鳥文学賞』、『新美南吉児童文学賞』、『赤い鳥さし絵賞』の今年度の受賞者が決定し、7月3日(月曜日)午後2時から、サンシャインシティプリンスホテル(東池袋3-1-5)で贈呈式が行われた。赤い鳥の会主催。豊島区・愛知県半田市後援(半田市は新美南吉の出生地)。

2006年受賞作品
第36回 赤い鳥文学賞  高楼 方子(たかどの ほうこ)『わたしたちの帽子』フレーベル館
第24回 新美南吉児童文学賞  きど のりこ『パジャマガール』くもん出版
第20回 赤い鳥さし絵賞  黒井 健  『またたびトラベル』学習研究社

 童話童謡雑誌『赤い鳥』は、大正デモクラシーを背景として大正7(1918)年7月に、当時夏目漱石門下の逸材と呼ばれていた鈴木三重吉が、現在の豊島区目白で創刊した月刊の児童文芸誌で、北原白秋らの献身的な協力を得て、わが国の近代児童文学の基礎を築いた。昭和11(1936)年の三重吉の他界とともに廃刊したが、「子どもたちのために芸術として真価ある純麗な童話と童謡を創作する」という三重吉の理想と、児童文学界に残したその功績は今も色あせてはいない。

 赤い鳥文学賞は、そうした三重吉の遺志を継承した児童文学者・坪田譲治(故人)らが発起人となり昭和46(1971)年に制定。年間の創作児童文学作品(童話・小説など)の中から優れた作品に贈られるもので、『赤い鳥』の歴史を記念して、創刊日である7月1日前後に毎年贈呈式を開催している。

 新美南吉児童文学賞は、『赤い鳥』出身の作家・新美南吉の業績を記念して新美南吉著作権管理委員会(現在は『新美南吉の会』に改称)が昭和57(1982)年に創設、新進気鋭の作家の作品を対象としている。また、赤い鳥さし絵賞は、児童図書出版社として『赤い鳥』の理想を継承する小峰書店(新宿区市谷台町4-15)の小峰広恵前社長(故人)を記念し、昭和62(1987)年に創設された『挿絵(童画)』のための賞である。

 今回の赤い鳥文学賞と新美南吉児童文学賞の対象作品は、平成17(2005)年の一年間に出版された創作と詩集約300点の中から選考された。赤い鳥さし絵賞は、赤い鳥文学賞・新美南吉児童文学賞の候補作品から選考された。選考委員・松谷みよ子(赤い鳥の会世話人代表)ほか9名。

 豊島区は童話童謡雑誌『赤い鳥』創刊の地として、同誌を区の重要な文化遺産と位置づけ、その功績を顕彰するとともにその理想を継承するため、区制60周年を機に平成4年から支援をおこなっている。

日時

平成18年7月3日(月曜日) 午後2時から

場所

サンシャインシティ プリンスホテル内

主催

赤い鳥の会  後援:豊島区・愛知県半田市(半田市は新美南吉の出生地)

当日の様子

 授賞式は、「赤い鳥の会」世話人代表の松谷みよ子さんの挨拶が行われ、赤い鳥文学賞、新美南吉児童文学賞の選考経過が選考委員である宮川ひろ、あまんきみこの両氏から報告された。また、賞の贈呈は鈴木三重吉の娘である鈴木すずさんらによって行われ、会場は満場の拍手に包まれた。

受賞者略歴

第36回 赤い鳥文学賞 高楼方子著『わたしたちの帽子』(フレーベル館)
 1955年函館市生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。中学生のときに児童文学の面白さにふれたのがきっかけで、幼年童話、長編の物語、絵本など子どもの本を書くようになった。『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』『ルチアさん』(フレーベル館)『時計坂の家』(リブリオ出版)などの作品がある。路傍の石幼少年文学賞、産経児童出版文化賞などを受賞。札幌市在住。

第24回 新美南吉児童文学賞 きどのりこ著『パジャマガール』(くもん出版)
 1941年神奈川県藤沢市生まれ。早稲田大学文学部卒業。第1期「新日本童話教室」受講。主な著書に『なぎさの国のまりんちゃん』(ポプラ社)、『空とぶキリンと青いゆめ』(小学館)などがある。日本児童文学者協会理事。

第20回赤い鳥さし絵賞 黒井健・絵『またたびトラベル』(学習研究社)
 1947年新潟市生まれ。新潟大学教育学部美術科卒業。学習研究社幼児絵本編集部に入社、2年間絵本の編集に携わった後1973年に退社、フリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活動。1983年第9回サンリオ美術賞を受賞。主な絵本作品に『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』(新美南吉作・偕成社)『おかあさんの目』(あまんきみこ作・あかね書房)、画集に『ミシシッピ』(ティモシー・ラニング文・偕成社)『ハートランド』(サンリオ)など、絵を担当した本が200冊を超える。

写真

贈呈式の写真

受賞作品の写真

このページに関するお問い合わせ

政策経営部 広報課 報道グループ
電話:03-3981-4122 ファクス:03-3981-1375
Eメールでの問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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