「ながさき健康づくり2006」講演会開催!
更新日 平成20年10月16日
健康づくりをキーワードに地域住民と行政が知恵を出しあうワークショップにむけて報道発表日:平成18年9月1日
問い合わせ:広報課 報道係 電話:03-3981-1111(内線 2131)
担当課:長崎健康相談所
本日1日(金曜日)午前10時から、長崎健康相談所(長崎3-6-24)において「そもそも健康ってなんだろう?健康な暮らしのできるまちについて一緒に考えてみませんか」と題した講演会が開催され、これまで長崎健康相談所の事業に関わってきたボランティアや地域住民等と同健康相談所職員計24名が参加した。これは、今後の豊島区長崎地域における健康づくりの新たな方向性を、地域住民と行政がワークショップ形式による話し合いの場を持ち、共に考えていこうとする『ながさき健康づくり2006』事業の第1回として開催されたもの。本日は、社団法人地域医療振興協会 ヘルスプロモーション研究センター顧問で医師の岩永俊博氏を講師に迎え、今後のワークショップにおいて、健康づくりのために実現すべき理想の姿を考えていく意味や検討の手法など、実践を交えた講演となった。
これまで長崎健康相談所では、高齢化や少子化の急速な進展などの変化に対応し、地域に密着した健康づくりを進めるための住民参加型の事業として「ながさき・ゆめの木プラン21」を平成8年度から実施してきた。この事業は、高齢者や障害者、子育てについてのさまざまな支援事業を、ボランティアや民生委員、地域住民の方々の協力を得ながら、児童館や保育園、子ども家庭支援センター、図書館、障害者共同作業所等の各施設と協働で実施してきたもので、今年で10年目を迎える。また、平成21年に長崎健康相談所が旧平和小学校(現在、西部区民事務所として活用)への移転が計画されており、事業10年目という節目でもある今年、住民と行政が話し合いを重ねながら今後の長崎地域の健康づくりの新たな方向性を考えていこうと、この『ながさき健康づくり2006』事業を実施することとなった。
この事業では、これまでの行政主導ではなく、住民のニーズや地域性を反映させ、行政と住民が対等の立場で「この地域の健康づくりはこうありたい」という、より実効性のある具体策を考えていくことを目的としており、平成19年2月まで、計8回にわたるワークショップを開催し、最終的にはその成果をまとめていく予定。
日時
平成18年9月1日(金曜日) 午前10時から正午
会場
長崎健康相談所(長崎3-6-24) 講堂
講演の様子
本日の講演で講師の岩永氏は、これまで行政主導で行なってきた健康づくりのための事業の多くがなかなか成果を出せずにいる理由として、「健康」という課題自体がさまざまな要素をもっているにもかかわらず、「原因を探す」「原因を取り除く」という手法に則って行なわれていることを指摘。こうした複合的な要素が絡み合っている場合には、こうした「原因を探し」「原因を取り除く」といった手法では解決することが難しいと解説した。たとえば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病患者を減らすための施策を行なっているにもかかわらず、目に見える効果はあがっていないのは、これらの疾病が生活習慣や体質等、さまざまな要因が複雑に絡み合って起きるためで、原因と結果が明確に結びつかず、そのため事業の効果が出ないと、「誰のせい」「誰が悪い」「何々が悪い」と悪者探しに終始してしまう傾向があることが例としてあげられた。また、岩永氏は熊本県の保健所長を務めていた時期に効果をあげた経験から、「理想のあるべき姿」を見つけ、それを実現するためには「どのような条件が必要なのか」ということを考えることが健康づくりにおいて重要であるとし、「自分が長崎地域でどんなふうに生活していきたいか」という理想のあるべき姿を見つけ、それを実現するための条件を整えていくことが必要だと解説した。これからはじまるワークショップでは「理想のあるべき姿」を「自分達の地域での、住民・当事者の暮らしの姿として具体的に考えていきましょう」として、次回のワークショップで話し合っていく課題として参加者に提示し、講演を締めくくった。
講演が終わって、参加者からは「今日の講演の考え方は普段の生活にも通じると思う」「ワークショップはどういうものになるのかわからないが、自分達が住む地域のことなので真剣に考えていきたい」などの声が聞かれた。
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