このページのトップ
  • トップページへ
  • 生活ガイドへ
  • 文化・観光へ
  • 公共施設案内へ
  • 区政情報へ

現在の位置: トップページ広報報道発表平成18年11月 › (予告)アトリエ村資料室企画展『美術愛好家の書棚から』


ここから本文です

(予告)アトリエ村資料室企画展『美術愛好家の書棚から』

更新日 平成20年10月16日

資料の向こうに日本の美術展覧会史が見えてくる

報道発表日:平成18年11月22日
問い合わせ:広報課 報道係 電話:03-3981-1111(内線 2131)
担当:アトリエ村資料室

 明日23日(木曜日)から26日(日曜日)までの4日間、アトリエ村資料室(千早2-39-3・西部区民事務所3階)で約50年にわたって一人の美術愛好家S氏が収集した貴重な資料の展示会を開催する。これらの資料は、昭和30年頃から現在までの個人展覧会のDM、美術館の展覧会のリーフレット、カタログ、作家との手紙類、美術関連書籍など約2,000点ほどになる。その中から、今回は選りすぐりの163点を展示している。資料室では、これらの展示資料を見ることで当時の追体験をしながら、美術館が置かれた経済的側面、あるいは日本人が展覧会や美術に何を求めていたかを理解する機会になればと企画したという。

日時

平成18年11月23日(木曜日)から26日(日曜日) 午前11時から午後5時

場所

アトリエ村資料室(千早2-39-3・西部区民事務所 3階)

展示の様子・担当者の声など

 今回の資料を提供してくれた美術愛好家S氏(68歳男性)は、東京都台東区生まれ、マッチラベルやサンデー毎日の版下職などの仕事に就く。中学時代に美術の先生であった画家の野地正記の影響を受け、働く傍ら「太平洋美術会研究所」で絵を学ぶ。S氏は美術全般に興味、関心が高く、集めた資料に偏りが見られないという。展示は野地正記や現代画廊の洲之内徹、窪島誠一郎らのDMや美術雑誌、交流による手紙などのコーナーがある。中でも1957年2月号の美術雑誌「みづゑ」は佐伯祐三の特集記事がありマニアには生唾ものという。また、アトリエ村に因んだコーナでは、寺田政明、森芳雄、熊谷守一等の展示会の図録や、丸木伊里、俊の画集「原爆の図」や絵本「12のつきのおくりもの」などが展示されている。このほか、1970年代から現代に至る公立美術館や百貨店が運営した美術館での展覧会のチラシ、リーフレットなどが展示されており、古い時代のものは大きさはB5版で、紙質も悪く薄い。80年代になると百貨店美術館では世界各地の「文明展」ものが目立ち、各百貨店の個性が鮮明となってくる。紙の大きさもA4版となり紙質も良く、内容も充実してくる。公立美術館のリーフレットは斬新なデザインとなり、キャッチコピーもくだけたものとなっていることが分かるという。資料室代表の本田晴彦さんは「Sさんがこのアトリエ村を足しげく訪ねてくれるうちに、今回の企画展を思いついた。Sさんは単なる美術愛好家というより美術作品に対して深い愛情が感じられる。ぜひ、大勢のかたに見ていただき、リーフレットや図録などから、当時の記憶に思いをはせ、楽しんでいただければ」と話した。

補足事項

アトリエ村:
 旧長崎村(現在の長崎・千早・要町)一帯には、1930年頃から40年代にかけて最多で100軒ものアトリエ付き賃貸住宅が建てられた。アトリエ付きの住宅群は「村」を形成し、さくらが丘パルテノン(長崎周辺)、すずめが丘アトリエ村(要町周辺)、つつじが丘アトリエ村(要町・千早周辺)等と芸術家たちは自称し、普通には長崎アトリエ村とよばれていた。美術学生や新進気鋭の画家・彫刻家・作家たちがアトリエに集い、時には池袋西口界隈の喫茶店や飲み屋にくりだしては芸術論議を闘わせ青春と自由を謳歌し、幾多の芸術作品を生み出した。
アトリエ村資料室:
 昨年11月、西部区民事務所3階にオープンした民間活動団体。アトリエ村の関係者が高齢化し、当時を知る手がかりとなる資料も散逸しがちであること、また、この地域に住むアトリエ村について知らない方も多いことから、アトリエ村に関する資料の収集・保存・展示、更には情報の収集・発信を目的に開設された。開設時間は毎週土曜日と日曜日の午前11時から午後5時。入場無料。

写真

展示資料を見る本田さん

展示されているリーフレット

このページに関するお問い合わせ

政策経営部 広報課 報道グループ
電話:03-3981-4122 ファクス:03-3981-1375
Eメールでの問い合わせは専用フォームをご利用ください。

このページのトップへ戻る