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武井武雄のエッセンス「こりたいほうだい ちいさな世界」開催

更新日 平成20年6月23日

第2回 新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館

報道発表日:平成19年3月16日
問い合わせ:広報課 報道係 電話:03-3981-1111(内線 2131)

 昨日15日から28日まで開催中の、第2回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館(注釈1)の会場の一つとして、アトリエ村資料室で童画家・武井武雄氏(以下敬称略)の小品などを展示する「こりたいほうだい ちいさな世界」を開催している。
 大正7(1918)年7月に刊行された童話童謡雑誌「赤い鳥」(注釈2)の表紙や挿絵を出発点に、芸術の域にまで発展した「童画」。当時、童画家の多くは池袋や雑司が谷などに住んでいた。長野県出身の武井武雄(1894~1983)も、池袋にアトリエを構え空襲で家を消失するまで居住していた。「童画」という言葉は武井武雄が始めて使ったものである。
 武井武雄は、自ら様々な技法の版画作品を制作した。絵や装丁、印刷、紙にまでこだわり、紙の繊維を得るためにパピルスの栽培もした。常に新しい技法にチャレンジして作られた私家本は、当初「豆本」、後には「刊本作品」と呼ばれている。刊本作品は、1935年から1984年までの約50年で139冊が制作され、実費のみで頒布されていた。制作数が300部に限定されているため、300人の「親戚の会」の会員でなければ手に入れられず、他人への譲渡も禁止という決まりがあったので、図書館や美術館の蔵書にも少ない。

日時

平成19年3月15日(木曜日)から28日(水曜日) 午前10時から午後5時

場所

アトリエ村資料室(千早2-39-3、代表:本田晴彦氏)、西部区民事務所 3階
入場無料(注釈3)

 刊本作品では、ナンバー113「ルイとカンナ」と最後の作品ナンバー138「鳥遣いの乙女」の二冊を展示している。また、刊本作品の頒布会で配られた「おまけ」の数々や、お菓子の敷き紙。おまけや敷き紙と言っても、その会に頒布する刊本作品に因んだ図柄や用紙を使い、武井武雄の版画が施されている。「おまけ」として私刊豆本、西洋カルタやトランプを展示している。展示の目玉は、レーザー光線を使ってカットした版画の型や、素材にこだわりぬいた装丁の刷り見本。刊本作品よりも希少な物である。

<展示品>

 刊本のための様々な小品、木版、銅版、染織、パピルス、年賀状、友の会開催時の案内状、写真、小冊子など79品(全てモンパルナスにお住まいだった作家の関係者からお借りした品)

補足事項

(注釈1):
 期間中、シャトルバスを運行している。池袋西口公園から乗車し西部区民事務所で下車。また、17日・18日の二日間は、椎名町駅前からベロタクシー(2人乗り自転車タクシー)を利用することもできる(1区間200円)。

(注釈2):
 「赤い鳥」は、当時夏目漱石門下の逸材と呼ばれていた鈴木三重吉が、現在の豊島区目白で創刊した。

(注釈3):
 アトリエ村資料室 1930年から40年代に旧長崎村にあったアトリエ村の、資料収集・保存・展示を行なっている。通常開設時間は、土曜日・日曜日の午前11時から午後5時。入場無料

写真

資料室本田さんと刷見本

刊本作品とおまけ。手が込んだ作品

このページに関するお問い合わせ

政策経営部 広報課 報道グループ
電話:03-3981-4122 ファクス:03-3981-1375
Eメールでの問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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