第12回 4・13根津山小さな追悼会 開催
更新日 平成20年6月24日
城北大空襲犠牲者を追悼報道発表日:平成19年4月13日
問い合わせ:広報課 報道グループ 電話:03-3981-1111(内線 2131)
本日4月13日(金曜日)午後2時から、区立南池袋公園(南池袋2-21-1)内の「豊島区空襲犠牲者哀悼の碑」前で、城北大空襲の犠牲者を慰霊し、後世に戦争を語り継ぐための「4・13根津山小さな追悼会」を開催した。
昭和20年、下町地区を壊滅状態にした東京大空襲(3月10日)の戦禍からまもない4月13日、再びB29の大編隊が(米軍資料では330機)、豊島・荒川・王子・足立・滝野川・本郷など広範な地域を襲った。13日深夜から14日未明に及んだこの城北大空襲は、とりわけ豊島区に大きな爪痕を残した。先の東京大空襲では軽微な被害で済んだ豊島区だが、この時の被害は、死者778人、焼失家屋34,000戸、被災者161,661人(当時の区人口の約70%)におよび、区内の面積の実に約7割が廃墟と化した。
城北大空襲被災50周年にあたる平成8年、初めて城北大空襲被災五十周年式典を挙行した。4・13根津山小さな追悼会は、その式典の数カ月後に南池袋公園内に「豊島区空襲犠牲者哀悼の碑」が建てられたことにより発足した。「小さな追悼会」は毎年4月13日に地元住民の有志によって催され、未だにこの地に眠る犠牲者の無念の想いを鎮めるとともに、もう二度と町を戦禍に晒したくないという平和への祈念をこめて開催されている。
日時
平成19年4月13日(金曜日) 午後2時から3時
場所
南池袋公園(南池袋2-21-1)
主催
4・13根津山小さな追悼会実行委員会(代表 小田 光野 おだ こうや 氏)
後援:豊島区、豊島区町会連合会
当日の様子・参加者の声など
黙祷・鎮魂のことば・斉唱・戦争の悲劇を語り継ぐための朗読・献花という、この会のスタイルは、毎年変わることなく続いている。空襲体験者が当時の体験を語るのも恒例。今年は画家熊谷 守一の二女 熊谷 榧さんら3人が体験を語った。文京区小石川在住の大石 雄文(おおいし たけふみ)さん(77歳)は「自分の明日もどうなるか知れない状態で、周り中に焼死体が累々としていたのに、不思議に悲しいと思えなかった。戦争とは、人間性をまったくなくしてしまう怖いもの」と当時を思い出しながら話した。
続いて10周年を機に体験記を募集し昨年発行した「十周年記念文集」から、矢島 豊子さんの「焔の本立寺」、当時6歳だったノンフィクション・ライター向井 承子さんの「よみがえったあの日」、拔井 光子さん「一枚のセルの着物」3編が感情を込めて読み上げられた。初め10人ほどで始まった「小さな追悼会」だが、今年は100名ほどが参加した。
背景・補足事項
現在の南池袋公園周辺一帯は、被災当時、小高い丘を囲むように森があり、「根津山(ねづやま)」と呼ばれていた。ここにはコンクリート製の本格的な防空壕が数か所造られていたため、空襲から逃げ遅れた人々の多くは、この根津山に避難場所を求めた。また、現在公園にあたる場所には、空襲による数多くの犠牲者が運び込まれ仮埋葬されたという。
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