〈予告〉 『池袋モンパルナスの集い』27日に開催
更新日 平成23年3月4日
『池袋モンパルナス』名づけ親、小熊 秀雄を偲ぶ 『長長忌(じゃんじゃんき)』報道発表日:平成19年10月24日
問い合わせ:担当:広報課 報道グループ 電話:03-3981-1111(内線 2131)
昭和初期、かつて芸術家の「解放区」として名を馳せた「池袋モンパルナス」の名付け親である、詩人・画家の小熊 秀雄を偲ぶ「池袋モンパルナスの集い」が、27日(土曜日)に開催される。これは、「長長秋夜(じゃんちゅうや)」(1935年発表の代表作ともいえる長編叙事詩。朝鮮の老婆の悲しみを詠った作品。)から名をとった小熊の命日の集い「長長忌(じゃんじゃんき)」の催しの一つで、1982年から毎年行われている。「長長忌」には、毎年小熊を偲ぶため北海道や大阪、沖縄などからも多くの参加者が訪れる。なお、命日は11月20日だが、寒い季節ということもあり、遠方からの参加者に配慮して、一月早い10月20日前後に行なわれている。
日時
平成19年10月27日(土曜日) 午後1時30分から4時30分(開場:午後1時)
会場
区立勤労福祉会館(西池袋2-37-4)
主催
小熊秀雄協会、池袋モンパルナスの会 後援:豊島区
プログラム
- あいさつ 玉井 五一(小熊秀雄協会代表)
- 第一部
詩朗読
小熊 秀雄 作「ゴオルドラッシュ」他1篇: 向井 恵子(声優)
講演
小熊 秀雄と池袋モンパルナス: 講師 司 修(画家・作家)
スピーチ
私の小熊 秀雄: 木坂 涼(詩人)
詩人の生まれる場所: 粕谷 一希(評論家) - 第二部
講演
人形劇団プークと小熊 秀雄: 講師 曽根 喜一 (元劇団プーク代表 現在同顧問)
孤独の思考・共生の交歓の地に臨して: 講師:尾崎 眞人 (美術史家、「池袋モンパルナスの会」顧問、豊島 区図書館専門研究員)
参加申し込み
- 定員: 120名
- 参加費: 1,000円(学生500円)
(注釈)当日参加も可 - 申込み先: 小熊秀雄協会 玉井 電話:03-3900‐8511、池袋モンパルナスの会 ファクス:03-3971‐6965
背景・補足事項
- 「小熊 秀雄(おぐま ひでお)」
1901年に北海道小樽で生まれ、1928年に上京し、後に豊島区長崎町に転居。プロレタリア文学運動退潮期には、プーシキン・ネクラーソフ・マヤコフスキーに学びながら口語・日常語を巧みに生かし、諷刺の効いた長編詩のほか、文学・絵画・人形劇などを多くの作品を残した。1940年に千早町1丁目のアトリエの自室で39歳の若さで亡くなっている。 - 「池袋モンパルナス」
1930年代頃から旧長崎町(現長崎・千早・要町一帯)には、100軒以上のアトリエ付借家が軒を並べ、新進の画家や彫刻家、詩人達が住み着いた。この借家群は、若き芸術家達によって「さくらが丘パルテノン」「すずめが丘アトリエ村」「つつじが丘アトリエ村」等と称され、芸術至上主義的な集落を形成していた。住み集った芸術家達は、毎夜のように池袋西口界隈の喫茶店や飲み屋に繰り出しては芸術論をたたかわせていたと言う。中心的人物であった小熊は、パリのモンパルナスに因み、この自由奔放な芸術家たちの集まりを「池袋モンパルナス」と名づけた。 - 「池袋モンパルナスの会」
池袋を仕事や生活の場としている人を中心に、平成11年に発足した。アトリエ村の歴史や芸術的な意義を辿ることを通じて、池袋の街のアイデンティティを再発見するとともに、かつてこの街から発信された文化のエネルギーを蘇らせ、街の活性化につなげていこうと結成された。これまで、アトリエ村の跡を辿るフィールドワークやマップ作り、講座や講演会を開催するほか、池袋モンパルナスの芸術家の作品を紹介する冊子『池袋モンパルナスそぞろ歩き』シリーズの刊行など、幅広い活動を続けている。会長である玉井
五一 氏は、『小熊秀雄全集』の出版を手がけ、「小熊秀雄協会」の会長を務めている人物。
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