『小熊秀雄&池袋モンパルナス会員展』開催中
更新日 平成20年7月4日
貴重な小熊作品と会員のコラボ モンパルナスを感じる企画展報道発表日:平成20年3月21日
問い合わせ:広報課 報道グループ 電話:03-3981-1111(内線 2131)
25日(火曜日)まで、ギャラリー「アーティスト ガーデン」で「小熊秀雄&池袋モンパルナス会員展」が開催されている。主催する「池袋モンパルナスの会」(会長:玉井
五一 氏)は、区内の文化資源である、アトリエ村の歴史や芸術的な意義を検証し、街の活性化に貢献しようと結成された。これまで、シンポジウムやマップづくり、池袋モンパルナスの芸術家の作品を紹介する冊子『池袋モンパルナスそぞろ歩き』シリーズの刊行など、幅広い活動を続けている(冊子第4弾『小熊秀雄と池袋モンパルナス』は4月中旬発行予定で、区内書店で購入できる)。
今回の企画は、池袋モンパルナスの名付け親である小熊秀雄の作品9点に加えて、会員の油彩等の作品33点を展示する。
開催期間
平成20年3月20日(祝日・木曜日)から25日(火曜日)
午前11時から午後6時30分(最終日は午後5時)
会場
アーティスト ガーデン
所在地:西池袋1-16-10 第2三笠ビル 8階
展覧会内容、当日の様子等
小熊 秀雄の年譜や写真、素描など9点が展示されている。戦時下であったためか、作品は柳の枝をペンに仕立て描いた作品「女」やマッチ箱の表紙をはがした箱紙に「自画像」を鉛筆で描いたもの、「長崎アトリエ村」の様子など池袋モンパルナス時代の貴重なものばかり。
また、会員の佐藤 一夫、秋葉 高廣、長 はるこ等の画家、版画家の油彩、パステル画、スクリーンプリント33点も展示されている。
玉井 五一 会長(80歳)は「今回はじめて小熊 秀雄と会員の作品を集めての展示となる。小熊はみんなでワイワイやることが好きだった。彼の気持ちやモンパルナスの精神をぜひ感じてほしい」と話す。
補足事項
- 「小熊 秀雄(おぐま ひでお)」(詩人、批評家、画家)
1901年に北海道小樽で生まれ、1928年に上京し、後に豊島区長崎町に転居。プロレタリア文学運動退潮期には、プーシキン・ネクラーソフ・マヤコフスキーに学びながら口語・日常語を巧みに生かし、諷刺の効いた長編詩のほか、文学・絵画・人形劇などを多くの作品を残した。1940年に千早町1丁目のアトリエの自室で39歳の若さで亡くなっている。 - 「池袋モンパルナス」
1930年代頃から旧長崎町(現長崎・千早・要町一帯)には、100軒以上のアトリエ付借家が軒を並べ、新進の画家や彫刻家、詩人達が住み着いた。この借家群は、若き芸術家達によって「さくらが丘パルテノン」「すずめが丘アトリエ村」「つつじが丘アトリエ村」等と称され、芸術至上主義的な集落を形成していた。住み集った芸術家達は、毎夜のように池袋西口界隈の喫茶店や飲み屋に繰り出しては芸術論をたたかわせていたと言う。中心的人物であった小熊は、パリのモンパルナスに因み、この自由奔放な芸術家たちの集まりを「池袋モンパルナス」と名づけた。
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