旧雑司谷中学校演劇部OBによる朗読会 『ロマンを求めて』
更新日 平成20年7月2日
あの情熱をもう一度 一つひとつの言葉に思いをこめて報道発表日:平成20年5月17日
問い合わせ:雑司が谷旧宣教師館 電話:03-3985-4081
本日、雑司が谷旧宣教師館で、朗読サークル「銀杏の会(いちょうのかい 代表:岡田 久美子さん)」による朗読会「ロマンを求めて」が開催された。
銀杏の会は、旧雑司谷中学校演劇部に在籍していたメンバーが、当時の演劇に対する情熱をもう一度と結成した。演劇部顧問であった美術教師 岩田 健 先生(現在84歳)の傘寿の祝会で初めての発表をした。旧雑司谷中では、夏休みの夜には演劇部、美術部などが協力し、岩田先生の指導の下、リヤカー2台で広場や小学校を周り「夏休み緑陰子供会」を開き紙芝居や人形劇を地域の人々に楽しんでもらっていた。当時の影響がとても強く、演劇部員の中には女優になった人や小劇団を運営している人もいる。
当初15人の旧雑司谷中演劇部OBで発足した銀杏の会は、現在全員が60歳以上の12名。2年に1回、当時から心に大切にしまってきたものを朗読という形で発表している。会の中には、発表を観た時に、感銘を受けメンバーになったかたもいる。今後は旧雑司谷中の枠を越え、会の活動を広げていくそうだ。
今回のプログラムは、朗読「セロ弾きのゴーシュ(作:宮沢 賢治)」と朗読劇「最後の一葉(作:オーヘンリー)」の二つ。両作品とも、当会のメンバーが演出を手掛けた。また、「最後の一葉」は、岩田先生によって脚色され、演劇部で発表した芝居を朗読劇にしたもの。当時主役のソフィを演じた生徒が、今回も主役を演じた。
当時の思い、人生の味、情感が込められた一つひとつの言葉が、彼女たちの演劇の原点である「雑司が谷」という地に、響いていた。
日時
平成20年5月17日(土曜日) 午後1時30分から3時30分
場所
雑司が谷旧宣教師館(雑司が谷1-25-5) 主催:銀杏の会
当日の様子・参加者の声など
心地よい初夏の日差しと爽やかな風が窓から入りこんでくる雑司が谷旧宣教師館で、朗読会が開催された。朗読会には、恩師である岩田先生も観に来られ、当時の教え子を優しい眼差しで見守っていた。
当会代表の岡田 久美子さん(69歳)は、「当時よりも生きてきた幅ができた。もののとらえ方、表現の仕方が変化してきている。当時は単純に演じることが楽しくて演じていましたから。今回は、観てくださるかたに心が伝われば、一人でも何かを感じていただければと思います」と語った。旧雑司谷中学校演劇部顧問 岩田 健 氏(84歳)は、「15歳の時より、深い芝居になっている。なにせ、15歳の時は彼女たちは、ただ、ただ純粋でしたから。教え子が今でも活動を続けてくれているのを観ると元気づけられます」と、当時の様子を思い出しながら語った。
補足事項
- 雑司が谷旧宣教師館:
明治25(1892)年に宣教師として来日したアメリカ人ジョン・ムーディー・マッケーレブ氏が、明治40年(1907)に自宅として建てた区内最古の近代木造建築。地域の文化的シンボルである同館を保存しようという住民の働きかけを受け、区が取得、補修を行なったうえ、平成元年から一般公開をしている。当時の新興住宅地における布教活動と幼児教育の拠点としての意味を持っていたことを地域の人が記憶しており、昭和62年区有形文化財第1号に、平成11年には都指定有形文化財になった。 - 雑司谷中学校:
高田中学校と平成11年4月統合し、現在は千登世橋中学校(目白1-1-1)
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