まち全体が舞台の誰もが主役になれるまち
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トキワ荘は、昭和27年(1952年)に建てられ、昭和を代表するマンガ家たちが若手時代に集い、切磋琢磨した伝説のアパートです。
椎名町(現南長崎)にあった「トキワ荘」に手塚治虫が入居したのは昭和28年。翌年区内雑司が谷の並木ハウスへ転居しますが、手塚の入居後、寺田ヒロオ、藤子不二雄(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、後のマンガ界をけん引する数多くの巨匠たちがその青春時代をトキワ荘で過ごし、互いに切磋琢磨しながら、「マンガ」という新たな表現文化を切り拓いていきました。
(注)藤子不二雄のAは○で囲みます
(注)石ノ森のノは55%の縮小で表記します
撮影:向さすけ
そのトキワ荘は、老朽化のため、昭和57年(1982年)に解体されましたが、このたび、南長崎花咲公園内にトキワ荘マンガミュージアムがオープンしました。写真や聞き取りにより、外観から間取り、描きかけの原稿やペンが置かれたマンガ家の部屋から、木造階段のギシギシと鳴る音まで当時の姿を忠実に再現しました。
また、外壁や内装はあえて汚す演出を行い、築10年の使い込まれたトキワ荘を再現し、
さらに、建物以外にも「トキワ荘」と書かれた看板やマンガ家達がよく利用した電話ボックスもミュージアムのアプローチに再現しました。
1階のマンガラウンジではトキワ荘のジオラマの展示や、再現にご協力をいただいたゆかりの先生方のインタビュー映像の上映を行っています。
トキワ荘マンガミュージアムでは常設展示のほか、年3回程度の企画展示を開催いたします。開催中の企画展の内容や、今後の予定についてはミュージアム公式ホームページをご確認ください。
開催中の企画展や過去に開催した企画展の記事については下記リンクをご参照ください。
ミュージアムに先立ち、「トキワ荘のあったまち」南長崎の魅力を発信する休憩・案内施設として、2013年にオープン。
1階のショップではミュージアムの公式グッズも扱っており、2階には寺田ヒロオの部屋の再現展示があります。
ミュージアムのオープンに合わせて、2020年7月7日開館した施設。
トキワ荘関連のマンガ本や関連書籍など約5000冊が自由に閲覧できます。
※新型コロナウィルス感染症予防対策のため、毎時50分からの10分間、換気を行っております。
お問い合わせ
文化観光課トキワ荘マンガミュージアムグループ
03-5992-7018
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更新日:2020年9月25日