ここから本文です。
「なんとなく生きづらい」を、「たしかな支援」につなげていく
若い世代の女性に向けた支援プロジェクト、始めます。
「周りには隠してるけれど、結構つらい」ってこと、ありませんか。
「すずらんスマイルプロジェクト」は、そんな思いを抱える若い世代の女性を支援するために、区役所で生まれたプロジェクトです。
少しでもあなたの力になりたいという想いを込めて、このページで情報を発信していきます。
すずらんスマイルプロジェクト
令和3年1月29日、生きづらさを感じる10代から20代の若い女性を支援するため、区役所横断組織で生まれたプロジェクト。
子育て関係、人事、総務、広報、男女平等推進センター、自立支援、教育など、複数の課が部を超えて連携しています。
~なぜすずらんなの?~
花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」「希望」。
下を向いて咲くのはおしべやめしべを守るためであり、自分を大切にして強く育つ花。北海道でも育つほど寒さに強く、群生し、毎年花を咲かせます。
若い女性が仲間を増やしつつ、希望をもって生きられるよう、「すずらん」にしました。
ご相談や支援情報につながるハードルを下げ、相談窓口を身近に気軽に感じていただけるよう、専用サイトをオープンします。
スマートフォンで見やすい画面展開や色使い、柔らかい表現にこだわり、温かみのあるやさしいイラストも職員の若手メンバーが手作りしています。
「家族とうまくいかない」「生活に困っている」など具体的な内容から相談窓口につながるようにし、当事者のみならず、友人等周りの方々や民間支援団体も活用できるよう、区の支援情報やイベントを紹介する掲示版なども掲載しています。
積極的な情報発信を通じて民間の支援団体や他自治体とも連携し、一人でも多くの若年女性に寄り添い、ともに考えていくことを目指しています。
サイトのオープンに合わせて、支援サイトにアクセスしやすいよう、QRコードが入ったカードを作成しました。
カードは区施設に設置するとともに、10代、20代のかたやその相談を受ける世代のかたがたが訪れる場に設置し、まちなかで目に触れる機会を増やしていきたいと考えております。
そこで、本事業の趣旨にご賛同くださり、店舗や窓口等にカードを設置いただける区内事業者・団体の皆様を募集します。
ご協力いただけるかたは下記の登録フォームに必要事項を入力のうえご送信ください。
豊島区に、たくさんの「たしかな支援」につなげていく場を一緒に作りませんか。
たくさんのみなさまのご協力をお待ちしております。
「すずらんスマイルプロジェクト」カード設置協力事業者・団体登録フォーム(新しいウィンドウで開きます)
Googleフォームがご利用できない場合は、以下の内容をメールで送信してください。
送信先(「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室)メールアドレス:A0029579@city.toshima.lg.jp
今後、設置施設や配布場所の情報を追加していきます。
区役所の窓口って堅苦しいし、お説教されそう…なんてイメージがありませんか?
区役所って用事がないと行かないし、そもそも行きづらいよね、って。
軽い雑談でも、うまく言葉にならなくても構いません。
性の話でも、親のことでも、友達のことでも、恋人のことでも、大丈夫。
相談は無料で、秘密は必ず守ります。
女性に関する各種相談窓口
女性に関する各種相談(チラシ)(PDF:1,851KB)
どの相談窓口か迷ったらこちらへ!
「言いたいことはまとまってないけど、なんとなくつらい」などありましたら、こちらにご連絡ください。一緒に考えます。
受付時間:平日 午前8時30分から午後4時30分
アシスとしま:03-4566-2476
親子関係、恋人のこと、自分の生き方について、人間関係など…
女性の様々な問題に関するすべての悩みについて、気軽にご相談ください。
受付時間:月曜日から土曜日 午前9時から午後5時
男女平等推進センター:03-3980-7830
つらく、悲しい想いをしたかたへ。
性暴力に遭って間もないとき、時間が経ったときに分けて相談窓口をご案内しています。
受付時間:月曜日から土曜日 午前9時から午後5時
男女平等推進センター:03-3980-7830
受付時間:平日 午前9時から午後5時
子育て支援課 子ども家庭・女性相談グループ:03-3981-2119
新型コロナウイルス感染症の影響等を受け、仕事を失い住居に困窮するなど、緊急的な支援を必要とする女性が多くいらっしゃいます。
都は、様々な悩みや課題を抱える女性が孤立してしまうことがないよう、多様な支援機関が連携して、相談をお受けしています。どんな悩みも、抱え込むことなく、ご相談ください。
困難を抱えた若年女性が区の制度や支援のつながるきっかけとするため、ご相談に来られた必要なかたに生理用品をお渡ししています。
生活、健康、家族や職場の人間関係のことなど女性が抱える「なんとなく感じている生きづらさ」について、社会福祉士や看護師等の資格を有する専門スタッフが相談に応じます。
予約は不要で、相談がなくてもふらっと立ち寄っていただけます。来場されたかたには、生理用品をお渡しします。
場所 GLOCAL CAFE IKEBUKURO(豊島区東池袋3-1-1 池袋サンシャインシティ アルバ1階)
場所 GLOCAL CAFE IKEBUKURO(豊島区東池袋3-1-1 池袋サンシャインシティ アルバ1階)
【若年女性つながりサポート事業】出張相談会「ぴこカフェ」レポート
15歳から24歳の女の子のためのカフェ「わたカフェ」で女の子のための生活応援グッズを無料でお渡ししています。
<対象>中学校卒業以上の15歳から24歳の女の子(年齢確認ができるものを持参してください)
<日時>毎週月曜日・火曜日・木曜日・金曜日の午後1時から午後7時
当日の開催状況は、わたカフェのツイッターをご確認ください。
<会場>わたカフェ(豊島区東池袋2-50-17加藤第7ビル2階)
<主催>公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
詳細は下記をご覧ください。
わたカフェ「女の子のための生活応援グッズ配布事業」チラシ(PDF:1,276KB)
NPO法人BONDプロジェクト(新しいウィンドウで開きます)
令和3年12月15日(水曜日)放映
「役所の窓口は行きづらい?女性が行政につながるために東京・豊島区が始めた支援とは(新しいウィンドウで開きます)」
どうしたら生活に困った若年女性たちが、行政の支援につながれるのか。
東京・豊島区では、コロナ禍で生活に困窮する女性が増えている中、区の窓口に相談に来るのが男性ばかりである状況に危機感を抱き、10代から20代の女性が相談しやすい環境を整えるためのプロジェクトを始めました。
ポイントは「予防的アプローチ」と「心地よい居場所づくり」。豊島区の先進的な取り組みを取材しました。(NHKホームページより抜粋)
オイテル(株)との連携事業により、区役所本庁舎、男女平等推進センター、としま区民センターの3か所、計14の個室トイレ内に、無料で生理用ナプキンを提供するディスペンサー「OiTr(オイテル)」を設置しました。利用者は、個室内に掲示の2次元コードから、スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、ディスペンサーにアプリをかざすことで、生理用ナプキンを1回1枚受け取ることができます。各施設にお越しの際はぜひご利用ください。
ディスペンサーに専用アプリをかざす
生理用ナプキンが無料で利用可能
区役所本庁舎内に設置されている様子
第1回目の参加団体のかたを中心に、新メンバーの紹介やコロナ禍が長引く中での支援現場の状況の変化、今後の行政と民間の特徴を活かした連携の仕方などについての意見交換会を開催しました。
会では、区より「窓口で専門外の相談を受けることがある。担当へつなぐことになるが、その前にどの程度踏み込んで聞いていいのか考えてしまう」という意見や、民間支援団体の方からは「横断的に、という意味で、できる限り情報はキャッチしてもらっていいと思う」「わたしたちもそうだが、相談を受けてその人の課題が見えた気になってしまう。だが、それだけが課題とは限らない。ハブになるイメージでまず聞いてほしい」などの意見が出されました。
当日の様子
女性個室トイレに生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービス「Free pad dispenser OiTr(オイテル)」事業実施に関する協定を令和3年6月16日に締結しました。
それに伴い、区役所本庁舎、男女平等推進センター、としま区民センターの3か所、計14の個室トイレにディスペンサー(OiTr)を設置します。稼働は8月を予定しています。
自治体初!「生理用ナプキンの無料化を実現するサービス『OiTr』事業実施に関する協定」を締結
生理用ナプキンが常備されているディスペンサー
3月15日から19日、区内3箇所の施設で、入替時期となっていた防災備蓄用の生理用品を無償で配布しました。
また、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが地域団体と連携して実施している、就学援助受給家庭やひとり親家庭等を対象とした『としまフードサポートプロジェクト』でも、3月20日、21日に食材やお菓子等を配付する際に、一緒に生理用品を配付しました。
計962セットをお渡ししました。
配布内容
若い女性を支援する5つの団体の皆さんと、実際の支援方法、また、支援している女性の状況や課題について意見交換をしました。
会では、「私的なことは公的な場所で相談できないと思っている人も多く、話しやすい場所を作ることも大切」、「相談を受ける際には、安心感と、この人と話したいという興味関心を持ってもらうことが必要」などの意見が出されました。
当日の様子
身近にあるジェンダーに関するアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込みや偏った考え)を参加者同士で話し合い考えるオンライン講座を開催しました。
講師は、現役大学生の性教育プロデューサー中島梨乃さん、企画運営は、区内の大学生・大学院生、参加者も35歳以下の若い世代11名での開催となりました。
参加者からは、「普段友達とは話せない内容を同世代の人たちと意見交換できる貴重な体験だった。」「アンコンシャス・バイアスに気付いた上で、原因とそれを変えていく方法を考えるという議論が非常に良かった。」といった感想がありました。