===== P2-3 ===== 輝く未来 開こう としま新時代 今年10月に迎える90周年は、100周年への新たなスタートです。 「過去に学び、今日に生き、未来へ希望をつなぐ」のは“人”。そして、その“人”の思いがまちを変えていきます。 今回は、長きにわたり地域に根ざした活動を続けるおふたりに、 地域への想い、区制100周年に向けての意気込みを伺いました。    [問い合わせ]総務課総務グループ電話3981-4451 豊島区制施行90周年実行委員会実行委員長 渡邊裕之(わたなべひろゆき)さん 豊島区の魅力は“人” ここ10年で豊島区は大きく飛躍しました。区役所新庁舎や4つの公園ができて、若い人が増え、メディアが取り上げるようになりました。池袋のイメージのみならず、大塚など周辺の価値も高まってきていて、これからはますます注目されるまちになると思います。何よりの魅力は住む人が多いことです。私の地元、椎名町の商人(あきんど)まつりや豆まき会には毎年多くの人が来場し、驚くほどの売上を記録します。そこに住み集う人が多いということは、それだけ何かのイベントを行うチャンスがあり、まちを盛り上げるポテンシャルになります。90周年をきっかけに、もっと多くの方に自分たちがやっている事業・イベントを知ってもらい、参加していただけるような仕掛けづくりをしていきたいです。 90周年事業で、豊島区にしかできないことを 豊島区は、誰もが訪れやすく、誰をも受け入れる雰囲気のまちであると思います。グローバルリングでの野外コンサート、イケ・サンパークのファーマーズマーケットなど、こんなに区民が身近で本格的な体験ができるまちがあるでしょうか。そうした体験の中で、作り手も受け手もインスピレーションを受け合い、新たな発想が生まれる。区外には、そうした豊島区ならではの魅力を感じて、興味を持ってくださる企業が多いです。私たち実行委員会は、そうした企業が今までの事業に一緒に携わったり、応援してくれるよう、何ができるのかを考えていきます。 90周年から100周年へ、時代に合わせて変化する豊島区へ 豊島区はこれまで時代に合った形で様々な取組みを実行し、変化してきました。永く続けるためには、同じことをするのではなく、日々時代に合わせて変化していかなければなりません。次なる100周年に向けて、行政、区民の方、企業と一緒に、豊島区らしいまちづくりを考え、実行していきます。 Profile 渡邊建設(株)代表取締役社長。椎名町に本社を置き、創業95年、3代にわたって区の様々な公共工事などを手掛ける。また、東京商工会議所豊島支部の会長として地域の商店街振興やボランティア活動を行うなど、幅広く活躍している。 [キャプション] ▲第13回椎名町 豆まき会の様子 (令和2年2月撮影) ▲渡邊建設がトキワ荘 マンガミュージアム を施工 豊島区制施行90周年実行委員会副実行委員長 本山美子(もとやまよしこ)さん 地域活動への想い 最初はボランティアの気持ちからでしたが、町会や民生委員・児童委員などを通して地域のことを知ることができました。あいさつやちょっとした会話がきっかけで、地域とのつながりが生まれていくのだと実感しています。区民ひろばさくら第一は、以前は高齢者施設としてのイメージが強かったのですが、令和2年7月にリニューアルオープンし、2階に親子連れで楽しく遊べる赤ちゃんルームを新たに設置しました。また、エレベーターを設けたり段差をなくしたりするなど、バリアフリーにも配慮しています。ひろばでは幼児から高齢者まで多くの方が鑑賞できるコンサートなど、世代間交流ができる楽しいイベントも行っています。ぜひ気軽に寄ってほっと一息ついていただけたらと思っています。 今までの取組みの中でうれしかったできごと 令和3年度にさくら小学校がISS(インターナショナルセーフスクール)認証を受けたことが、うれしかったことです。コロナ禍で思うような活動ができない中、子どもたちが密を避けるなど工夫して一生懸命に活動をした結果だと思っています。私たちも区民ひろばの事業がコロナの影響で縮小したり、思うようにいかないこともありますが、コロナ禍という時代の中でも、このような成果を出せるのだと、非常に励みになりました。 100周年にむけて、理想の「地域像」 まちを活性化して「ともに生きる豊かな地域社会」になることを望んでいます。人とのつながり、とくに声かけは本当に大事だと思います。様々な人の意見を受け入れ、方向づけができる社会、そんな社会を目指し、90周年事業にも取り組んでいきたいと思っています。 Profile NPO法人ひろばさくら理事長。長年、区民ひろばを通して豊かで広がりのある地域コミュニティづくりに寄与するとともに、千早四丁目町会長、さくら小学校ISS地域対策委員会委員長なども務め、地域の安全を見守り続けている。 [キャプション] ▲▲区民ひろばさくら第一の赤ちゃんルーム 3月28日 第1回豊島区制施行90周年実行委員会を 開催しました 地域団体・企業の代表などで構成する実行委員会が中心となり、90周年事業を展開していきます。実行委員会は、渡邊実行委員長のほか、副実行委員長には、合場直人さん、近江正典さん、大石寛子さん、片桐昌英さん、菊池章二さん、小林幸栄さん、齊木勝好さん、白井宏一さん、白熊 千鶴子さん、杉本カネ子さん、高橋孝志さん、服部浩久さん、南山幸弘さん、本山美子さん、山本道子さんのもと、総勢450名が実行委員会に参加していただくことになりました。 実行委員の皆さんは、事業・イベントごとに設けられた部会を中心に活動していただきます。 実行委員会には属しませんが、特別アドバイザー、アドバイザーの方には、実行委員会の活動に対して、助言をいただきます。 [図内文字] 特別アドバイザー ●能楽師 野村 萬さん(豊島区名誉区民) ●元文化庁長官 近藤誠一さん(豊島区芸術顧問) アドバイザー ●建築家 隈 研吾さん(豊島区都市政策顧問) ●指揮者 小林研一郎さん(豊島区芸術顧問) 区制施行90周年実行委員会 実行委員長 区長 議長・副議長 副実行委員長 区民実行委員会 顧問 委員 幹事会 部会 部会 部会 企業実行委員会 顧問 委員 幹事会 部会 部会 部会 [キャプション] ▲第1回実行委員会(3月28日)の様子 区制施行90周年記念事業の全体像 シンボル事業(区主催事業) 区主催で実施する「過去に学び、今日に生き、未来へ希望をつなぐ」という90周年を象徴する事業をシンボル事業として、約26の事業を展開します。 パートナーシップ事業(補助事業) 区民団体などが90周年を記念して新たに実施する事業や、従来の規模を拡大して実施する事業に対して、一定額を助成します。詳細は、広報としま6月1日号(情報版)、区ホームページでお知らせします。 フレンドシップ事業(冠事業) 既存の事業などで90周年を広くPRする事業に対して、90周年記念ロゴデータの提供、のぼり旗などの貸し出しなどを行います。詳細は区ホーム ページか総務課窓口で募集要項を確認してください。