===== P4-5 ===== プラスチックの資源化で環境にやさしく プラスチックの資源回収の取組みを10月から区内全域で本格実施します。 これによって限りある資源を有効に使って、ごみを減らすことができます。 持続可能な循環型社会を目指し、皆さんもプラスチックを正しく分別して、環境にやさしいことをしてみませんか。 [問い合わせ]ごみ減量推進課プラスチック分別収集グループ電話4566−2623 資源(プラスチック)が再商品化されるまで 1 分別・排出 家庭から出たごみから資源(プラスチック)を分別し、決められた曜日に出す。 収集・運搬 2 選別・保管 中間処理施設で、資源とそうでないものを選別し、圧縮・梱包(こんぽう)して保管する。 3 再商品化 事業者の手によってプランターなどのプラスチック製品やガスなどにリサイクルする。 分別・排出 10月から区内全域でプラスチックの資源回収が始まります 「燃やすごみ」の日に出していた「プラスチック類」 ●プラスチック製容器包装 マークのついた容器と包装 レジ袋 菓子袋 卵のパック 緩衝材(かんしょうざい)など ●製品プラスチック 洗面器 プラ製 ハンガー 使い捨てスプーン・ナイフ 「びん・かん・ペットボトル」の日に出していた 「食品用トレー・プラスチック製ボトル容器」 ※ペットボトルの本体は、これまでどおり  「びん・かん・ペットボトル」の日に出してください。 「資源(プラスチック)」として 「段ボール・紙・布類」と同じ日に 出してください 中身や汚れが取り除けないものは「燃やすごみ」へ 分別についてのQ&A 4月から実施しているモデル事業実施地域でのアンケートや、現在開催している区民説明会で、問い合わせの多い質問にお答えします。 モデル事業実施地域では、このようなアンケート結果に ●「プラスチックを資源回収に出している」と回答した人は 8割以上 ●「プラスチック問題に関心がある」と回答した人は 約7割 Q1 資源(プラスチック)に付着した汚れはどの程度洗い落とせばいいの? A 左側の写真のように汚れたカップ麺の容器を、資源(プラスチック)として出す場合は、残り水などで軽くすすぐか、不用な布などでふき取ってください。 [キャプション] ▲このままでは 出せません ▲少量の油分が 残っていてもOKな例 Q2 ペットボトルの分別の仕方は? A キャップとラベルは取り外して、資源(プラスチック)へ。ペットボトル本体は、これまで通り「びん・かん・ペットボトル」の日に出してください。 分別の方法についての情報を公開中! ほかにも、現在開催中の区民説明会の日程を確認することができます。区民説明会などで聞かれた質問に対する区の回答をまとめたQ&Aも掲載。9月にはプラスチック資源の分け方・出し方を掲載した冊子を全戸配布予定。 資源・ごみ分別アプリ「さんあ〜る」を配信中! 資源やごみの分け方・出し方の確認、アラート機能でごみ出し日の前日や当日に通知の受け取りができます。そのほか資源やごみに関する問い合わせ先、関連URLへのアクセスなど。 Message これまで「燃やすごみ」としていたお弁当やカップ麺の容器、調味料の入れ物などは、汚れをさっと落とすだけで、立派な「資源」になります。未来の地球を守るために、ぜひご協力ください。分別に迷ったら、スマホで簡単に検索できる、資源・ごみ分別アプリ「さんあ〜る」もあります。とても便利ですので、ぜひダウンロードしてご活用ください。 豊島区長 高際みゆき Interview モデル事業でのプラスチック資源回収に ご協力いただいている3名の方にお話を聞きました! 要町三丁目町会会長 柿沼正昭さん 家庭から出るごみの中には、驚くほどの量のプラスチックが紛れ込んでいました。油汚れがあるプラスチックも多く、そんな時は無理に洗おうとしないで、燃やすごみに捨てています。町会の方に対して、プラスチックの資源回収をするようにアナウンスするほか、区の説明会や中間処理施設の見学の案内もしました。業者の方が手作業で選別している現場を見学すると、家庭でプラスチック資源を正しく分別することがいかに大切かわかります。皆さんも当たり前のようにごみの分別をせずに捨てるのではなく、一度止まって考えてみてください。些細(ささい)なことでも一人ひとりがプラスチックの資源回収に取り組めば、環境にやさしい未来につながると思います。 駒込第一町会 清掃協力員 有賀ツヤさん 数十年もの間、町会役員数名とボランティアでごみの分別の説明や、収集・仕分けのお手伝いなどをしています。モデル事業としてプラスチック資源回収が開始された当初は、分別できていないごみ袋が多く、貼り紙を作ったり、直接区民の方に説明に行ったりもしましたね。特に納豆のパックやお弁当箱など、汚れたごみがそのまま入っていることが多く、そういったごみは燃やすごみとして出すように周知しました。今では正しく分別されるようになり、協力してくださった地域の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。プラスチックの資源回収で燃やすごみの量が減ったといったうれしい声も多いですね。この取組みが続くよう、これからも皆さんと一緒に協力していきたいです。 高齢者クラブ(池袋本町二丁目寿会)会長 西倉正治さん 分別方法を知らない方や、曜日ごとの回収が生活のリズムに合わない方もいると思いますが、声を掛け合って取り組んでいます。初めは分別ができていない家庭もありましたが、今では改善してきました。自宅のごみの分別で大変だったことは、紙シールをはがす作業ですね。資源として回収できるプラスチックの純度が下がってしまわないように、水で洗う前に紙シールをはがすことに注意しています。ごみを資源として活かせるのはとてもいいことですよね。町会などに加入していない方もいらっしゃいますが、そういう方にもぜひ正しい分別の協力をお願いします。 選別・保管 中間処理施設に潜入! 中間処理施設とは、回収した資源を再商品化事業者(リサイクル施設)へ運ぶ前に選別・圧縮・梱包して保管する場所。モデル事業では、1日あたり約700kgものプラスチックを機械と人の手によって選別しています。 1 区内で回収されたプラスチック資源 2 回収した袋を機械にかけ、ベルトコンベアーで流す。 3 強力な磁石で資源の中に含まれる金属を取り除く。 4 人の手で、リサイクルができないものを取り除く。 5 圧縮して資源としてリサイクル施設へ! 分別が全くされていない例 袋の中には、プラスチック以外のものが混入していました。分別する習慣を身につけましょう。 インスリン用注射器 注射針がとても危険です。針は回収可能な薬局へ。それ以外の部分は燃やすごみへ。 注意! 最近ではリチウムイオン蓄電池を資源(プラスチック)として出されることが多くなっています。回収時や選別・保管時の火災の原因になるので、販 売店などの回収ボックスに出しましょう。 環境に配慮した例 区で回収したプラスチックの多くは、汚れを取り除いて出していただいているものです。 [キャプション] ▲キムチの容器 ▲ヨーグルトの容器 ●中間処理施設運営 (株)トベ商事の皆さん 資源(プラスチック)を出す前に、いつもプラスチックをきれいにしていただきありがとうございます!ごみの分別は大変ですよね。でも最終的には環境への影響として、自分に返ってくるものです。10月から開始する取組みをきっかけに、ご家庭での分別を見直してみませんか。 [キャプション] プラスチックは、自宅で保管する時にとてもかさばりますよね。回収した袋を開けると、お菓子の袋などをきちんと折りたたんで出しているご家庭もありました。小さくするためのとても良い工夫ですね。