===== P2-3 ===== 自分らしさを活かす、支えあう 区は、障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしさを発揮して心豊かに暮らせるまちを目指していきます。今回は、スポーツやアートなどの様々な広がりを紹介するとともに、今日から私たちができるサポートを紹介します。 [問い合わせ]障害福祉課管理・政策推進グループ電話3981−1766、[FAX]3981−4303 豊島区長 高際みゆき \Comment/ スペシャルオリンピックス夏季世界大会にアスリートの森松さんと、森松さんのパートナーとして本区職員が初出場し、卓球で金メダルを獲得したことは、障害の有無に関わらず、ともに支え合うことが重要であることを伝えてくれました。今後とも誰もが自分らしく活躍できる環境づくりを推進してまいります。 「ともに」 スポーツを楽しむ 6月に開催された2023年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ベルリンに、アスリート/森松奨羅さんと、区職員でパートナー/犬竹祐貴さんが初出場し、卓球(ユニファイド男子ダブルス)で金メダルを獲得しました。2人は、知的障害のある人(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)がチームメイトとなり一緒にスポーツをする「ユニファイドスポーツ(R)」で活躍しています。ユニファイドスポーツ(R)は、年齢の近さ、技量が同等であることなどの基準を満たしてペアを組み、プレー中もお互いが平等であることが基本となっています。 ※スペシャルオリンピックス(SO)とは…知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織。 [キャプション] (公財)スペシャルオリンピックス 日本ホームページ \interview/ 犬竹祐貴さん、森松奨羅さん(スペシャルオリンピックス日本・埼玉) 卓球、世界大会のこと ●16歳から家族のすすめで卓球を始めました。初めて会う人や健常者の人とも一緒に試合をできるのが楽しいです。地元の友達や大学のチームともプレーします。「代表として選ばれたからには」と思い、大会前は週6日練習していました。試合を観(み)てくれる人が多いとうれしくて気持ちも高まりますね。「一緒に打ってみたい」と海外の選手に声をかけられたのもうれしかったです。(森松さん) ●家族が卓球をやっていて、小学生の時から自然にSOに関わり、今は主にコーチとして携わっています。大会の時は、海外の選手とお互いに言葉が完璧に伝わらなくても、一緒にハイタッチや握手をして交流できました。(犬竹さん) お互いのこと ●5〜6年ペアとして一緒にいるので「言わなくてもわかるのかな」という感じがあって、そこが強み。「ゆうちゃんは試合の流れをこう組み立てているんだろうな」と思うし、私が攻める時にも自分のことを理解してくれているので「あとは任せます!」という気持ちで思い切ってできます。世界一のパートナー。2人で金メダルをとれたし、卓球をやっていなければ出会えなかったので一緒にいてくれて感謝しています。(森松さん) ●奨羅くんは目標に対して一生懸命。積極的に周りの人に明るく声をかけてくる、ムードメーカーですね。しかも、ここぞという時に得点を決めていくので度胸があってすごい。私自身は大きな大会の舞台に立つ経験がなくて考えすぎてしまう部分もありましたが、奨羅くんが堂々と決めて盛り上げてくれました。(犬竹さん) [キャプション] ▲試合にのぞむ、犬竹さん(左)と森松さん(右) ▲表彰台にて ▲チームの皆さんと アートに触れる 障害のある方々による作品発表の機会提供やアート教室の開催など、区は文化芸術活動の推進に力を入れています。作品や制作活動などを紹介することで、障害のある方々への理解を深め、社会参加促進を目指しています。 豊島区障害者美術展「ときめき想造(そうぞう)展」 作品を募集中です ◇募集期間…1月31日(必着)まで ◇対象…区内在住、在勤、在学または区内の施設に通所・入所する障害のある方、難病・発達障害などの方が制作した個人作品や、区内の障害者施設で制作した団体作品 ◇募集ジャンル・規格…(1)絵画・書・写真・版画など/縦と横の合計が200cm以内で額装・軸装されているもの、(2)造形/縦と横と高さの合計が200cm以内で重量が10kg以内で自立した状態のもの ◇表彰…美術関係者による審査を行い、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞ほかを決定 [申し込み]応募用紙(障害福祉課、心身障害者福祉センター、東・西障害支援センターで配布。区ホームページからダウンロードも可)に作品の写真を添えて、障害福祉課窓口へ郵送か持参。 作品を展示します 3月6日(水)〜10日(日) 午前9時30分〜午後4時30分 (最終日は午後2時まで)  区役所本庁舎1階としまセンタースクエア 障害者アート教室の作品も一緒に展示します 障害者アート教室は、区内在住、在勤、在学、通所施設を利用している18歳以上の方を対象に年10回開催している連続講座です。 専門講師のもとで、絵画、造形、書などの制作を行っています。 \昨年度入賞作品を紹介/ 最優秀賞 「人物像(泣き笑い今年は私)」  設楽順子(しだらよりこ)さん 【作者コメント】 泣き笑いシリーズ、 3回目は 自画像。 区長賞 「私が知る歴史上の人物」  高橋弦也(たかはしげんや)さん 【作者コメント】 今回のイラストは誰もが知ってそうな歴史の人物3名と、その人物に合う背景をイメージして8か月ぐらい掛けて完成させた作品です。 社会福祉協議会会長賞 「色のものがたり」 川村智英(かわむらともひで)さん 【作者コメント】 楽しく筆を 走らせ、描いて います。 \みんなで参加!/ TOSHIMA disability week 2023 区は12月3〜9日を「TOSHIMA disability week 2023」として、福祉と文化が融合した「障害者週間」となるように区全体で盛り上げます。参加方法は、障害者就労施設などで制作されたアイテムを身につけて街に出るだけ。皆さんも作り手である障害のある人たちの、心がこもった作品を身につけて「TOSHIMA disability week 2023」を楽しみましょう! 【商品に出会える場所】 区役所本庁舎4階カフェふれあい前はあとの木商品棚 ●営業時間 平日午前9時〜午後5時※第2金曜日は午後3時まで お仕事の依頼は こちらへ 豊島区共同受注ネットワーク 「TOSHIMAX」 様々な仕事を共同で受注する区内の障害福祉施設のつながり。1つの事業所では対応が難しい仕事を、事業所の連携によって可能にすることで、障害福祉施設への発注増加を目指しています。 [問い合わせ]当事務局((特非)NPOあおぞら内) 電話6908-1661 4コマ漫画で知る 〜サポートしたい、そんな時どうする?〜 「どう声をかけたらいいのかわからない」時のために、4コマ漫画パンフレットを作りました。描いたのは紫雲荘活用プロジェクト※第2期生/梶川 岳さん。パンフレットは区ホームページに掲載しています。 ※トキワ荘協働プロジェクト協議会と区が協働し、マンガ家のたまごを支援する事業。 \視覚障害者の方をサポートするポイント/ ●話しかける時には、前から近づき「なにかお困り  ですか?」などと声をかけましょう。 ●誘導する時は腕や白杖をつかんだり、肩や背中を後ろから押さないようにしましょう。半歩前を歩き、腕や肩をつかんでもらいます。歩く速度を合わせて。 ●状況を伝える時には、具体的に「右に」「正面に」「9時の方向に」「3歩先」などと説明しましょう。 \2025年11月15日から東京で開催/ 東京2025デフリンピック大会エンブレムが決定しました 「デフリンピック」は、4年に1度世界規模で行われる耳がきこえないアスリートのための総合スポーツ競技大会。「ろう者(Deaf)のためのオリンピック(Olympics)」です。デザインは、人々のつながりを意味する「輪」をテーマに、デフコミュニティの代表的なシンボル「手」を表しています。本大会を通して、「輪」がつながった先には、新たな未来の花が咲いていくことを表現しています。 [キャプション] 東京2025デフリンピック大会エンブレム \まもなく/ 第35回ふくし健康まつり 12月3日(日) 午前10時〜午後3時  としま区民センター、中池袋公園、パークプラザ前イベントスペース◇健康や社会福祉、ボランティア活動の啓発と、世代や障害の有無を超えた区民参加と交流を目指すイベント。 [申し込み]当日直接会場へ。