===== P4-5 ===== 寄り添います 成長がうれしくて、ちょっと心配な気持ち まもなく新年度を迎える時期。お子さんの成長をうれしく思いつつも、入園・入学などのステップアップを前に、気になっていることはありませんか。就学前のお子さんの成長や発達について、家庭に寄り添い、一緒に考えていきます。 [問い合わせ]西部子ども家庭支援センター電話03−5966−3131、[EM]A0019902@city.toshima.lg.jp 西部子ども家庭支援センター 所在地…千早4−6−14 相談時間…月〜土曜日 午前9時〜午後6時 ※土曜日は午後5時まで(祝日を除く) 気がかりなこと、ありませんか? ●なかなか歩かない ●視線が合いにくい ●名前を呼んでも振り向かない ●気持ちの切り替えが苦手 ●音や光、感触などに苦手さがある 早くからお子さんに合ったサポートを受けることで、 生活の中の「困った」「苦手」を減らしていけます 乳幼児期は様々な能力を獲得する時期。子どもは生活の中で、人との関わりや遊びを通して発達していきます。周囲がその子に合った関わり方をすることで発達を促して、自分に自信を持ったり自分を大切にしたりする気持ちが培われます。 西部子ども家庭支援センター相談の流れ 電話やメールで問い合わせ ●お子さんの年齢や普段の様子を伺います 親子遊び広場、個別相談など ●お子さんを遊ばせながらお話を伺ったり、個別に相談を受けます 親子初回面接 ●子育て支援ワーカーと心理職員がお話を伺います ●お子さんに適したサポートを提案 専門相談 ●初回面接の結果をもとに、言語聴覚士や作業療法士などの専門スタッフが数回面接をします ●継続した支援について、一緒に考えます 医師面接 ●当センターでの療育(発達支援)を受けるためには、受給者証が必要です。申請のために、医師の面接を受けます。 心配が解消された場合は、いったん相談終了。その後も、いつでもご相談ください。 受理会議 ●専門相談、医師の面接結果をもとに、受理会議を開催 ●保護者の意向を聞きながら、どのような支援が必要か、指導や通所のスタイル・頻度を具体的に決めます 支援継続(療育開始) ●グループ指導 ●個別指導 \私たちがお話を伺います/ 西部子ども家庭支援センタースタッフ 相談のきっかけは、子どもが通う園、保健所からの紹介など様々です。センターには乳幼児が遊ぶ部屋があり、一時預かりなども行う子育て拠点の一つでもあります。心配ごとがなくても、日頃から親子で遊びに来ていただく中で、成長の様子を保護者の方と見ていくことができます。そこから必要な時に、支援におつなぎすることができます。お子さんの成長過程も気持ちも1人ひとり全く違います。周囲からみて気がかりな一面でも、お子さん本人にとっては理由と意味があります。保護者の方に寄り添い、お子さんをどうサポートしていくのがいいのかを一緒に考えていきます。 \Voice/ 安心して前向きになれる場所 保護者のAさん 子どもが1歳ごろから、「もしかしたら…」というもやもやした気持ちがありました。当時は私だけが気になっていて、親にも言えなかったんです。子どもが3歳半の時に、自閉症の診断を受けた病院などからのアドバイスで、センターに通うようになりました。当初は私自身が何か変わるのかなと不安でした。でも、ここではスタッフやほかの保護者の方との関わりの中で、成長を促すヒントや、ステップアップのために無理のないアドバイスをもらえます。すごく安心できるし、前向きになれるんですよ。子どもは少しずつ文章を話したり、何を伝えたいかわかるようになってきました。育児や子どもの成長について、もしも何か悩んでいることがあれば、一度でも話をしてみると得られるものがきっとあると思いますよ。 新生活を親子で楽しむために 保護者のBさん 心配ごとがあり親子向け事業へ行った時に、職員の方から声をかけてもらい通い始めました。子どもは緊張感が強く通えるか最初は不安でしたが、徐々に楽しめるようになっていきました。ここでは、子どもの良いところを伸ばして、苦手なことをフォローしてくれます。子どもは小学1年生ですが、親子の会があり、情報交換の場やイベントを通じて今もセンターとつながっています。私は、就学相談を利用し、家族や学校と話し合って就学先を決めました。親として入学を心から喜びたいし、子どもにも楽しみにしてほしい。情報を調べたり学校を見学したり、先を見てとにかく動くことが大事だなと思いました。各学校の様子や放課後のことなど、ママ友からの情報も大きな助けになりました。 療育って? 療育は、発達に偏(かたよ)りのあるお子さんが、社会の中で自立していけるように発達を促すための支援です。区では、決まった曜日に通う「グループ指導」、言語聴覚士・作業療法士・心理士などによる専門スタッフによる「個別指導」を行っています。 ●グループ指導…少人数のグループに分かれて親子・職員と関わり合いながらお子さんの興味を広げる。生活習慣やコミュニケーションを育みます。 ●個別指導…成長段階をつかみ、苦手なこと、得意なことを知ってその子に合った方法で教えたり伝えたりする工夫を一緒に考えます。 [キャプション] 作業療法の様子 言語指導の様子 \令和7年4月入学予定のお子さんのいるご家庭へ/ 4月から就学相談の受け付けが始まります 就学相談は、子どもたちが自信と意欲を持って生き生きと学び、能力を伸ばしていくための教育環境などを考えていく出発点です。家庭や学校でのサポート内容について、保護者の方と一緒に考えていきます。 [問い合わせ]教育センター教育相談グループ就学相談担当電話03−3590−6746 教育センター 所在地…雑司が谷3−1−7(千登世橋教育文化センター内) 相談時間…平日午前9時〜午後5時(正午〜午後1時を除く) 相談のきっかけは様々です Case1 現在、子どもは幼稚園の年長です。先生から、落ち着きがなく、突然部屋を飛び出してしまうので目が離せないと言われました。また、集団行動が苦手なようで、発表会などの行事に参加せず一人で好きな遊びをしています。入学後に学校生活に馴染(なじ)んでいけるのか不安です。園の先生と相談して、就学相談を受けることにしました。 Case2 ことばの発達がゆっくりですが、療育に通ってからことばも増えてきました。それでも保育園で自分の思いを言葉でうまく伝えられず、時々お友達に手を出してしまいます。 入学後、お友達とのコミュニケーションなどが心配で、就学相談を通じて入学後の支援について考えていきたいと思いました。 早めに相談や支援へつながることによって、 苦手意識を持たずに、スムーズに学校生活を楽しめるようになります。 \私たちがお話を伺います/ 教育センタースタッフ  就学相談では、保護者の方と一緒にお子さんの成長のためのより良い就学先を考えていきます。相談を受ける際には、お子さんの様子や保護者の方がどのような不安や希望を持っているかなどを、丁寧に伺うようにしています。通っている保育園・幼稚園、療育施設からの紹介、就学時健診の時など、様々なタイミングで「就学相談」という言葉を耳にすると思いますが、何か気になることがあれば早めに相談していただくのがおすすめです。就学先を決めるまで、特別支援学級・教室などを見学したり、土曜公開授業を参観したり、時間をかけて選んでいくことができますよ。 相談の流れ ホームページや電話で申込み 初回面接 発達検査や子ども面接 就学相談委員会 就学相談委員会からの提案 保護者面談 就学先決定 就学 お知らせ 就学相談説明会 3月21日(木) 午前10時〜11時 教育センター、オンライン 相談の流れや特別支援学級などの説明◇対象…令和7年度以降に小学校入学予定で、教育的な配慮が必要な子どもの保護者の方◇会場30名 [申し込み]電子申請か電話で当センターへ。 小学校入学に向けた就学相談 ◇対象…令和7年度に小学校入学予定で、教育的な配慮が必要な子どもの保護者の方。 ◇申込み開始…4月1日から [申し込み]電子申請か電話で当センターへ。 就学支援シートを活用してください 就学支援シートは、保護者・幼稚園・保育園などが協力して作成し、お子さんが就学する学校に引き継ぐものです。だれでも活用できます。1〜2月頃保護者の方が直接小学校へ提出してください。 \提出は任意ですが、学校への大事な引継ぎになります/ 【伝える内容(例)】 ●お子さんの良いところ、得意なこと、好きなこと。 ●お子さんの苦手なこと、情緒が不安定になってしまう状況など配慮が必要なこと。 ●保護者の気持ちや学校に伝えたいこと、大切にしたいこと。