2−3面テキスト 広報としま情報版 令和6年(2024年) 12月11日号 No.2086 豊島区役所 電話 03−3981−1111(代表) 〒171-8422 豊島区南池袋2−45−1 問は[問い合わせ先]、申は[申し込み先]、HPは[ホームページ]、EMは[Eメール]、FAXは[ファクス]、フリーダイヤルは[フリーダイヤル]、保は[保育あり]です。(注釈)費用の記載がない事業は無料です。 催し シルバー人材センター  令和7年1月16日(木曜日) としま産業振興プラザ(IKE・Biz) 正午開場◇1.講演会「まむし流こころとからだの健康法」…午後1時から 俳優/毒蝮三太夫氏◇区内在住で60歳以上のかた◇150名、2.入会説明会…午後3時から◇30名 申し込み 電話かEメールで「当センター電話 03‐3982‐9533、Eメール toshimaku@sjc.ne.jp」へ(注釈)先着順。 お子さんが選ぶパネルの名画を見ておしゃべりしよう  令和7年1月18日(土曜日) 午後1から2時まで、午後2から3時まで、午後3から4時まで 勝林寺(駒込7‐4‐14)◇絵画の知識不問。親子で楽しくコミュニケーションをとりながら絵画鑑賞◇障害や発達が気になる6歳以上の子どもと保護者◇各回20名 申し込み 2次元コードか電話で一般社団法人ArtsAlive電話 03‐6721‐1673へ(注釈)先着順。 みらい館大明 1.プレゼンに役立つパワーポイント基礎2日間講座…令和7年1月18・25日 土曜日 午後1から5時まで◇ワード、エクセル経験者◇6,000円、2.初めての文字入力…令和7年1月22日(水曜日) 午後1から5時まで◇パソコン初心者のかた◇3,000円  いずれも◇7名 3.谷端川句会体験会…令和7年1月14・21日 火曜日 午後1時から3時30分まで◇講師…俳人/林 誠司氏◇各5名◇各1,500円  いずれも申し込み 令和6年12月13日から窓口か電話かEメールで「当館電話 03‐3986‐7186、Eメール miraikan_taimei@yahoo.co.jp」へ(注釈)先着順。 としま案内人ガイドツアー 1.雑司ヶ谷「新春雑司が谷七福神めぐり」…令和7年1月11日(土曜日)(注釈)予備日1月12日(日曜日) 午前10時から正午まで 護国寺仁王門集合◇40名◇御朱印用色紙(当日販売500円)申し込み 2次元コードで令和6年12月20日までに申し込み(注釈)抽選、2.長崎町「北池袋初春寺社巡り」…令和7年1月19日(日曜日) 午後1時から3時30分まで 下板橋駅改札口付近集合、要町駅付近解散◇20名◇300円(保護者同伴の小学生以下無料)申し込み 2次元コードで令和7年1月8日までに申し込み(注釈)抽選、3.大塚物語る「大塚あたりぶらり初春寺社巡り」…令和7年1月25日(土曜日) 午前10時から正午まで 大塚駅改札前集合、高岩寺解散◇20名◇300円申し込み 2次元コードか往復はがき(4面記入例参照。参加者全員分記入)で令和7年1月9日(必着)までに「〒170‐0005 南大塚2‐36‐1 南大塚地域文化創造館」へ(注釈)抽選。 お問い合わせ 1.雑司が谷案内処電話 03‐6912‐5026、2.豊田電話 090‐8315‐3137、3.小松電話 070‐5596‐5148 1. 2. 3. 家事援助スタッフ育成研修(全3日)  令和7年1月20日から2月3日まで 月曜日 午前9時30分から午後4時まで 区役所本庁舎5階会議室◇修了者は区内在住で要支援1・2相当のかたを対象とした訪問型サービス(家事援助)に従事可。最終日は就職相談会あり◇区内事業所などで働く意欲のあるかた◇50名程度 申し込み 2次元コードか窓口か電話で1月8日までに総合事業グループ電話 03‐4566‐2435へ。 男女平等推進センター ?メンタルヘルス講座…1.令和7年1月20日(月曜日)、2.2月20日(木曜日) 午後2から4時まで◇1.モラハラを学ぶ、2.自分を責める思考に気づき、自分らしさを回復する方法を学ぶ。講師…カウンセラー/山直子氏◇人間関係に悩むかた◇各回24名、?子どもに生い立ちを伝える…令和7年1月26日(日曜日) 午前10時から11時30分まで◇特別養子縁組・里親の基本知識や、生い立ちの伝え方を考える◇24名  いずれも保育あり 開催10日前までに要予約。6か月以上未就学児。定員あり。 申し込み ?は令和6年12月13日午前9時から、?は12月24日から電話かEメールで「当センター電話 03‐5952‐9501、Eメール A0029117@city.toshima.lg.jp」へ(注釈)先着順。 人事行政の運営と給与・定員管理の状況をお知らせします  「豊島区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例」に基づき、区の人事行政の運営と給与・定員管理の状況及び23区が共同で設置している特別区人事委員会の業務状況などをお知らせします。 豊島区人事白書 詳細は豊島区人事白書参照。白書は2次元コードか区役所本庁舎4階行政情報コーナーで閲覧できます。 お問い合わせ 人事グループ電話 03‐3981‐1247 人事行政の運営の状況 ◆職員の採用と退職の状況 採用(令和6年度) 事務 83人 福祉 57人 一般技術 15人 医療技術 12人 技能 6人 教員 1人 計 174人 退職(令和5年度) 定年 0人 勧奨 35人 普通 23人 死亡 1人 計 59人 (注釈)定年年齢の段階的な引上げにより、2年に1回、定年退職者がいない年度があります。 ◆主な休暇等の状況 年次有給休暇 平均取得日数は16.1日 育児休業 令和5年度の新規取得者数は66人(うち、男性職員19人)、平均取得日数は465日 ◆勤務成績の評定  令和5年度は、管理職員は「職務目標の達成」および「職員の指導・育成」に係る成果などについての評定、一般職員は「業績」、「能力」および「態度」の評定を行いました。 定員の状況  令和6年度の職員数は2,094名です。他自治体との比較分析をしつつ、複雑化・多様化する行政ニーズに的確に応えるため、柔軟な職員配置を進めていきます。 ◆職員数の推移 計画年度 平成30年度 職員数 1,973人 増減 3人 計画年度 令和元(平成31)年度 職員数 1,985人 増減 12人 計画年度 令和2年度 職員数 2,013人 増減 28人 計画年度 令和3年度 職員数 2,009人 増減 △4人 計画年度 令和4年度 職員数 2,010人 増減 1人 計画年度 令和5年度 職員数 2,016人 増減 6人 計画年度 令和6年度 職員数 2,094人 増減 78人 給与の状況  地方公務員の給与は、地方公務員法により、生計費、国や他の地方公共団体の職員、民間企業の従業員の給与などを考慮して定めることとされています。  23区では、法律に基づき設置された特別区人事委員会が毎年、23区内の民間企業の給与などを調査し、民間従業員の実態と合うように区に対して給与の勧告などをします。区ではこれに基づき、区民の代表である区議会の審議、議決を経て、条例で給与を決定します。このように、職員の給与は、民間企業の給与水準を適正に反映しています。 (注釈)各表については端数処理のため計は一致しません。 (注釈)令和6年度特別区人事委員会勧告に基づく給与改定前の状況です。 ◆人件費(各年度普通会計決算) 区分 住民基本台帳人口(各年度末) 令和4年度 289,457人 令和5年度 292,339人 区分 歳出額(A) 令和4年度 1,447億円 令和5年度 1,441億円 区分 実質収支 令和4年度 43億円 令和5年度 27億円 区分 人件費(B) 令和4年度 234億円 令和5年度 227億円 区分 人件費比率 A分のB 令和4年度 16.2% 令和5年度 15.7% ◆職員給与費(各年度普通会計決算) 区分 職員数(A) 令和4年度 1,910人 令和5年度 1,985人 区分 給与費 給料 令和4年度 67億円 令和5年度 66億円 区分 給与費 職員手当 令和4年度 25億円 令和5年度 25億円 区分 給与費 期末・勤勉手当 令和4年度 32億円 令和5年度 32億円 区分 給与費 計(B) 令和4年度 123億円 令和5年度 123億円 区分 1人あたり給与費 A分のB 令和4年度 6,453千円 令和5年度 6,216千円 (注)職員手当には退職手当を含みません。 ◆職員の平均年齢、平均給料月額および平均給与月額(令和6年4月1日時点) 区分 一般行政職(注3) 平均年齢 40.7歳 平均給料月額(注1) 303,900円 平均給与月額(注2) 425,700円 区分 技能労務職 平均年齢 54.3歳 平均給料月額(注1) 284,100円 平均給与月額(注2) 390,700円 区分 教育職(幼稚園) 平均年齢 32.0歳 平均給料月額(注1) 279,157円 平均給与月額(注2) 388,824円 (注)1.各職種ごとの職員の基本給の平均額です。 2.給料月額と地域手当、扶養手当、住居手当、超過勤務手当などの諸手当の額を合計したものの平均額です。 3.事務系職員のうち税務系職員を除いた職員を対象としています。 ◆職員の初任給月額(令和6年4月1日時点) 一般行政職 T類 196,200円 V類 158,100円 技能労務職 153,400円 ◆期末手当・勤勉手当(令和6年4月1日時点) 支給割合 期末手当 2.40月分(1.35月分) 勤勉手当 2.25月分(1.10月分) (注)期末・勤勉手当の支給割合は一般職員の例です。( )内は再任用職員に係る支給割合です。 ◆退職手当(令和6年4月1日時点) 区分 (支給率) 勤続20年 自己都合 区分 18.00月分 勧奨・定年 24.55月分 区分 (支給率) 勤続25年 自己都合 28.00月分 勧奨・定年 32.95月分 区分 (支給率) 勤続35年 自己都合 39.75月分 勧奨・定年 47.70月分 区分 (支給率) 最高限度額 自己都合 39.75月分 勧奨・定年 47.70月分 区分 その他の加算措置 早期退職者割増制度(50から59歳かつ勤続25年以上年2%加算) 区分 1人あたり平均支給額(注) 自己都合 4,566千円 勧奨・定年 21,391千円 (注)令和5年度に退職した全職種に係る職員に支給された平均額です。 ◆地域手当(令和5年度決算) 支給実績 1,535,134千円 1人あたり平均支給額 年額 736,275円 月額 61,356円 ◆超過勤務手当(令和5年度決算) 支給実績 506,315千円 1人あたり平均支給月額 21,000円 ◆特殊勤務手当(令和5年度決算) 支給実績 34,311千円 1人あたり平均支給月額 12,018円 支給職員の割合 14.1% 手当の種類(手当数) 5種類 ◆その他の手当(令和5年度決算) 区分 扶養手当 内容および支給単価 配偶者 6,000円 国の制度との異同 異なる 支給実績 98,875千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 184,813円 月額 15,401円 内容および支給単価 子 9,000円 国の制度との異同 異なる 支給実績 98,875千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 184,813円 月額 15,401円 内容および支給単価 その他父母等 6,000円 国の制度との異同 異なる 支給実績 98,875千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 184,813円 月額 15,401円 内容および支給単価 満16歳年度の初めから満22歳年度末までの子に係る加算 4,000円 国の制度との異同 異なる 支給実績 98,875千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 184,813円 月額 15,401円 区分 住居手当 内容および支給単価 借家(間)居住(注) 27,000円(最高) 国の制度との異同 異なる 支給実績 77,465千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 166,591円 月額 13,883円 内容および支給単価 配偶者等が借家(間)に居住する単身赴任手当受給職員 13,500円(最高) 国の制度との異同 異なる 支給実績 77,465千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 166,591円 月額 13,883円 区分 通勤手当 内容および支給単価 支給限度額 55,000円 国の制度との異同 同じ 支給実績 294,305千円 支給職員1人あたり平均支給額 年額 163,712円 月額 13,643円 (注)月額27,000円以上の家賃を支払っている職員が対象です。 ◆特別職の報酬等(令和6年4月1日時点) 区分 給料 区長 給料・報酬月額 1,040,000円 地域手当 208,000円 月額計 1,248,000円 期末手当(令和5年度支給割合) 3.90月分 区分 給料 副区長 給料・報酬月額 834,000円 地域手当 166,800円 月額計 1,000,800円 期末手当(令和5年度支給割合) 3.80月分 区分 報酬 議長 給料・報酬月額 894,000円 月額計 894,000円 期末手当(令和5年度支給割合) 3.75月分 区分 報酬 副議長 給料・報酬月額 780,500円 月額計 780,500円 期末手当(令和5年度支給割合) 3.75月分 区分 報酬 議員 給料・報酬月額 603,900円 月額計 603,900円 期末手当(令和5年度支給割合) 3.75月分 第4回区議会定例会区長招集あいさつ 令和6年11月13日、高際区長が行った、招集あいさつの抜粋・要約です。 1.ウォーカブルなまちづくりの推進  もっと歩きたくなる「人」が主役のまち。これは、豊島区が地域の皆様とともに進めている基本的なまちづくりの方向性です。  都心にいながら自然と触れ合える公園や広場があり、アートやカルチャーを育むイベントが開催されている。音楽の響きが心地よく流れる空間は、まちを訪れる人々の日常を豊かに彩ります。  多様な立場の方々が集い、誰もが自分らしいライフスタイルを実現できる都市、それがウォーカブルなまちづくりの目指す姿です。  そんな区の構想に呼応してくれたのが、民間が主体となり池袋のまちを育て、価値を共創していく共同体「池袋エリアプラットフォーム」です。  今年5月に行動指針となる「池袋未来ビジョン」をリリースして以降の取組みにかかる活動報告会を、12月9日に開催します。また年内には、ホームページを開設し、活動内容を皆様にお知らせする予定です。  さて、大変うれしいニュースが飛び込んできました。  10月23日に池袋駅西口地区の再開発の都市計画が、ついに内閣総理大臣の認定を受け、11月11日に都市計画決定となりました。平成27年の再開発準備組合結成以来、地元の悲願であった池袋駅西口におけるまちづくりの1つの大きな節目を迎えることができました。  都市計画決定を踏まえ、区としても引き続き再開発準備組合等に対し助言などを行うなど、事業の具体化に向けての取組みを推進していきます。 2.公園の再構築  次に、公園アドバイザーを活用した公園の再構築についてです。  身近な小さな公園や児童遊園には、「古い遊具が残っている」「禁止看板などにより子どもたちがのびのびと遊べる場所がない」などの声が寄せられています。子どもからおとなまで多様化するニーズに応えられるよう、利用したくなる公園が求められています。このため、公園ごとに憩い・遊び・交流など役割分担を明確にして、地域で様々な特徴が発揮できるように作り変えていきたいと考えています。  小さな公園が多い本区の特性を前向きにとらえ、今後モデル地区を選定して地域の皆様のご意見などをお聞きしながら、公園再構築プランを策定し、魅力あふれる公園づくりに挑戦していきます。 3.犯罪被害者等支援  私はかつて、日本司法支援センター(法テラス)の初代・犯罪被害者支援課長として、東京をはじめ全国の地方事務所で犯罪被害者等支援業務を立ち上げ、被害者ご本人やご遺族の苦しみを受け止めながら、全身全霊で支援に取り組みました。  10月17日、一般社団法人関東交通犯罪遺族の会(あいの会)の皆様から、交通事故などで親を亡くした子どもたちが悲しみを打ち明けにくい現実を描いた絵本の寄贈を受けました。会の副代表理事であり、平成31年に東池袋での乗用車暴走事故で妻子を亡くされた松永拓也さんからも、犯罪被害者等支援についての区としての向き合い方などをお話しいただきました。  区では現在、犯罪被害者等支援窓口の開設に向け、検討を進めています。さらに、令和7年第1回定例会に「(仮称)豊島区犯罪被害者等支援条例」を上程できるよう、関係団体との協議などを進めており、年内にはパブリックコメントを実施します。条例制定後には、東京都や民間支援団体、警察などと連携し、生活支援や心の支援など、犯罪被害者等に寄り添った支援を全庁横断で行っていきます。 4.防災対策の強化(地域防災計画全面改訂)  今年も各地で地震や集中豪雨などの大規模災害が発生しています。区は被災地で支援活動を行う中で、災害対策のさらなる強化は喫緊の課題であると強く認識しています。  4年ぶりとなる「地域防災計画」の改定にあたっては、「災害対策基本法」の改正や「東京の新たな被害想定」、さらに東京都の地域防災計画の修正などを反映し、2030年度までに人的・物的被害をおおむね半減させることを減災目標としています。また、9月の防災会議において、高齢者や障害者、さらに女性への配慮など、委員の皆様からいただいたご意見を計画に盛り込み、年内に完成させていきます。  具体的には、高齢者・障害者・子ども・外国人などの要配慮者対策をはじめ、「女性の視点での防災プロジェクトチーム」でのご意見を踏まえた備蓄物資の増強や救援センター運営の見直し、ペット同行避難などを含めた救援センターの運営、在宅避難推進に向けたマンション防災、災害ボランティア活用体制の構築、そして耐震化・不燃化の推進などを盛り込むこととしています。  また、災害時における防災協定締結都市や関係団体等との連携方法について、協定都市との遠隔地避難方法や相互の人的派遣、区内8大学の連携など、現在の協定を見直し、実践的な体制を構築していきます。 5.地域活動におけるデジタル化への取組み  今年度の「区民による事業提案制度」では、「災害に強い地域づくり」「人にやさしいデジタル化社会の推進」をテーマとし、区民投票により選定された1つに「ICT(情報通信技術)と笑顔でつなげる町会・自治会活動」が含まれるなど、地域活動におけるデジタル化のニーズは高まっています。  先月、豊島区町会連合会との共催で「町会セミナー」を実施し、デジタル化に取り組む上池袋町会、池袋仲町会の若手役員のかたから、ホームページとLINEの併用、電子回覧板による情報発信、NPOとの連携によるイベントなど、今後の町会活動のモデルとなる発表がありました。苦労話を交えながらのお話に、多数の質問や各町会の若手同士の連携を求める声が出るなど、活発なセミナーとなりました。  町会などの地域活動にデジタルを積極的に導入することが、若い世代の参加、さらに町会活動の活性化にもつながっていくと考えています。  今後も、地域間の連携のあり方や、町会のニーズや効果などを考慮しながら、支援に取り組んでいきます。 6.教育施策の推進 1.「教育ビジョン」「特別支援教育推進計画」の策定について  10月1日に、新しい「豊島区教育大綱」を策定しました。区長就任以来、本区に生まれ育つ子どもが、どんな環境であっても、元気で明るく、未来に夢と希望をもって歩みを進めてほしい。こうした想いを込めて作り上げました。  この新しい「教育大綱」をもとに、より効果的に教育施策を推進するため、新たな「教育ビジョン」および「特別支援教育推進計画」の策定に向けた検討を進めています。コロナ禍以降、子どもと家庭を取り巻く環境は大きく変化し、いじめ・不登校の問題、障害のある子どもや外国籍の子どもの増加など、多くの取り組むべき課題があります。課題の解決に向けて、新たないじめや不登校を生まないようにする取組みや、子どもの状況に応じた学びの場の提供、教育相談機能の充実など、どのような状況下においても、一人ひとりの子どもの個性や特性に応じたきめ細やかな教育を展開できるよう、現在検討委員会において活発な議論が交わされています。教育大綱を踏まえた新規計画の素案を11月中に取りまとめ、12から1月のパブリックコメントを経て、3月開催の教育委員会で計画決定します。 2.学校改築計画について  第2回定例会での「新たな学校改築方針」のご説明以降、区政連絡会や学校運営協議会をはじめ、PTA会長連絡会や豊島区スポーツ協会など、関係する皆様に、精力的に説明を進めてきました。  本区は年度末に「区施設の改築改修計画」を策定することとしていますが、これに先立ち、駒込・仰高・朋有小学校、駒込・西巣鴨中学校の5校を具体的な改築スケジュールに位置付けました。 ●駒込地域は、各校舎の老朽化状況を念頭に、児童・生徒の学習環境の確保や仮校舎に通う負担の軽減を踏まえた結果、駒込中学校の改築から着手します。新校舎の開設予定は、駒込中学校が令和15年度で、以降、駒込小学校・仰高小学校と続きます。 来年度に、民有地での仮校舎整備を進める事業者を決定し、地元町会やPTAなどを含めた「考える会」を立ち上げ、具体的に事業を進めていきます。 ●朋有小学校と西巣鴨中学校の校舎一体型小中連携校は、朋有小学校と総合体育場の敷地を一体的に活用する整備手法であるため、学校とスポーツ施設が合同で考える会を設置します。相互に足並みを揃えるだけでなく、施設配置やスポーツ施設の空き時間に学校が利用できる仕組みなど、一体的な整備による相乗効果を期待しています。来年度からは、考える会の中で具体的な検討を進め、令和11年度に、総合体育場の解体に着手します。  学校改築計画を今後20年で着実に進めていくには、相当の事業費が見込まれるため、年度間で投資的経費の均衡を図り、基金や起債の活用を図らなければなりません。今後は、歳出全体と歳入全体のバランスや、社会経済状況を十分に勘案し、各種補助金、助成金をはじめ、事業の見直しを継続していくなど、堅実な財政運営が極めて重要です。 3.「小1の壁」への対策について  小学校進学を機に、早朝の子どもの預け先がなく、仕事と子育てが両立できなくなる、「小1の壁」が全国的な課題です。  本区でも、保護者アンケートにより登校時間まで児童1人で自宅で過ごすなど、朝の子どもの居場所にお困りのご家庭が多いことや、学童クラブからの児童1人での帰宅を心配する声が多いことが分かりました。  こうした状況から、来年1から3月まで駒込小学校と清和小学校で、児童の朝の見守りと夕方の学童クラブからの帰宅時の見送りを試行実施します。  朝は学童クラブ在籍の小学1年生を対象に、午前7時45分から児童を受け入れ、子どもスキップおよび校舎内で見守ります。  夕方は学年を問わず、午後4から6時の間に主に学童クラブから帰宅する児童を対象に、暗い道や交通量の多い通学路を安全が確認できる地点まで見送ります。  朝夕の児童の見守りを通して、働く保護者の方々の仕事と子育ての両立を支援していきます。 7.「基本構想・基本計画」の策定  本年2月にスタートした基本構想審議会における審議もいよいよ大詰めを迎えています。第9回審議会では、「基本構想・基本計画(素案)」のご審議をいただきました。  素案の策定までは、様々な方法で区民の皆様の声を直接お伺いしてきました。人口流動性の高い本区の特徴を捉え、外国人や大学生を対象とした「未来としまミーティング」、10から80代の幅広い世代の方々が8つのテーマでまちづくりの方向性を議論した「区民ワークショップ」など、様々な視点でのご意見・ご提案をいただきました。  こうした声を踏まえ、全部局にて検討を進めてきた「基本構想・基本計画」の素案について、本定例会でご報告した後、11月下旬からパブリックコメントを実施します。同時に、区役所本庁舎、南大塚地域文化創造館、区民ひろば千早で区民説明会を実施します。 8.おわりに  本区は、これまでもセーフコミュニティ国際認証を取得するなど、官民協働で安全・安心なまちづくりを推進してきました。加えて、子育て支援の充実や、旧庁舎跡地開発、4つの公園の整備などの結果、住みたい街ランキングの上位に選ばれるなど、まちの魅力は高まり、かつての怖い、汚い、暗いという3Kのイメージは、大きく改善されたと認識しています。しかし、基本構想策定のための意見交換の場では、若年女性から池袋は怖いイメージという発言が度々あり、広聴メールや子どもレターなどでは、ポイ捨てなどでまちが汚いなど、マイナスイメージの意見が寄せられています。  基本構想・基本計画をまもなく策定するこのタイミングにおいて、安全・安心に向けた取組みをアップデートし、池袋のさらなるイメージ向上を図る必要があると判断し、全庁横断的な対策本部を立ち上げることとしました。  その第1弾は「特殊詐欺」対策です。  特殊詐欺による被害は、全国的にも増加傾向にあり、本区でも件数・被害額ともに前年度よりも増加しています。昨年1年間の区内の被害件数・被害額は74件、約1億4,300万円でしたが、今年1から9月の被害は98件、約2億3,800万円とすでに昨年を大きく上回っており、人口1人あたりの被害額は、23区中でワーストとなっています。  まず、広報としま11月号の特集「としま特殊詐欺ばなし」として特殊詐欺の手口を昔話風にアレンジして、区民の皆様に分かりやすく掲載しました。  また、12月の区政連絡会では、全12地区の町会長の皆様に、注意を呼びかけていきます。  さらに、警察・鉄道会社・商業施設等との連携、広報媒体の活用、チームとしまと連携した情報発信に努めるとともに、区職員と警察、関係団体等の連携による声かけ、青色防犯パトロールカーによる集中警戒など対策を強化していきます。  今後もこうした取組みを粘り強く継続することで、詐欺被害の未然防止に努めていきます。 【締め切り間近です】高齢者エアコン設置助成 区内在住で75歳以上の高齢者のみの低所得世帯で、使用可能なエアコンが1台も設置されていない世帯に、エアコン設置・修理費用を1回に限り助成しています(注釈)今年度限り◇申請期限…令和6年12月28日(土曜日)お問い合わせ 高齢者事業グループ電話 03‐4566‐2432 第208回豊島区都市計画審議会 令和6年12月18日(水曜日) 午後2時から 区役所本庁舎9階第1委員会室 申し込み 傍聴希望のかたは電話で前日までに都市計画グループ電話 03‐4566‐2632へ。