ホーム > 区政情報 > 広報 > 報道発表 > 【報道発表】令和3年10月 > ~11月8日は「良い歯の日」~ オーラルフレイル対策として、歯科衛生士による継続的な支援を行っています
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令和3年10月20日
豊島区では、令和3年度より高齢者がいつまでも健康で暮らせるために、健診データを活用し、無料のセミナーや個別相談を実施する「いきいき100歳健康づくり事業」を行っています。本事業では、後期高齢者健診や歯科健診を通して、低栄養者や糖尿病高リスク者、口腔機能低下者等へ個別相談やアウトリーチ活動を行い、保健事業から介護予防事業までを一体的に実施します。
人生100年時代を見据え、健康寿命を延伸するためには、病気の早期発見・早期対応とともに重症化予防が課題となっています。また、前期高齢者と後期高齢者は加入する保険者が異なり、従来は健診結果や指導内容を引き継ぐことができておらず、保健事業を継続する対策や支援が求められていたことから、本事業を実施するに至りました。
本事業は、口腔機能低下予防・低栄養予防・糖尿病重症化予防の3本の健診事業で構成されていますが、特に所属の歯科衛生士等の専門職による個別相談やセミナーを継続的に実施し、支援することは23区でも先進的な取り組みです。フレイルというと、一般的に加齢による心身の脆弱性が出現した状態を指しますが、口の機能が低下した状態のことをオーラルフレイル「口腔機能低下症」といいます。噛めないことで柔らかい食べ物ばかり選ぶようになり、さらに噛む力が衰えるといった悪循環に陥りがちなオーラルフレイルは早期に適切な処置を行うことで、機能低下を改善できると言われているため、放置せずにさらなる口腔機能の低下を予防することが大切となります。
担当する歯科衛生士は、「『好きな歌を歌う』、『好きなものを食べる』、『呼吸する』など、日常生活において口腔機能は重要です。高齢者の方がいつまでも美味しく楽しく食事や会話をしていただけるよう、専門職の視点から口腔機能を守るためのご支援をいたします。」と語っています。
高齢者福祉課 介護予防・認知症対策グループ 03-4566-2434
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