フリマアプリのトラブル~個人間取引は自己責任!~
フリマアプリとは、インターネット上でフリーマーケットのように、物品の売買を行えるスマートフォン用のアプリです。スマートフォンで気軽に取引できることで人気がありますが、主に個人間取引になるため、トラブルも多く寄せられています。
〈買い手側のトラブル〉
- フリマアプリで女性用コートを購入した。売主の商品説明では、未使用で1か所シミがあるということだったので購入を決めた。しかし、届いた商品にはシミが多数あり、袖口が擦り切れて、未使用とは思えなかった。
- ブランド物のコートを購入したが、届いたら粗悪な偽ブランド品だった。出品者は返品に応じると言ってくれたが、本当に返金されるか心配だ。
〈売り手側のトラブル〉
- 不用品をフリマアプリで売ったが、買主に商品が届いているはずなのに受取連絡をしてくれないため入金されない。(注1)
- 不用品の売却をするためにフリマアプリを利用していたが、突然、アプリのアカウントが停止された。理由をアプリ運営会社に問い合わせたが、規約に違反したと言うだけで何が悪いのか判らない。
アドバイス
ここに気を付けましょう!
個人間取引はリスクの伴う取引であることを認識したうえで利用しましょう。
- 信頼できる相手か見極めるため、取引相手の情報をプロフィールや取引実績などで確認しましょう。
- 商品説明や取引条件など、メッセージで直接、相手にしっかり質問しましょう。
- フリマアプリを利用する際には、規約をよく読み、ルールとマナーを守って利用しましょう。
- 売主と買主の代金のやり取りについてはアプリ運営会社が間に入る場合(注1)もありますが、基本的にはアプリ運営会社は取引の場を提供しているだけです。トラブルが発生した時は、当事者間で解決するのが原則です。
(注1)エスクローサービス
アプリ運営会社が買主から代金を預かったことを売主に通知すると、売主が商品を発送する。買主が商品を受取り、受取ったことを連絡するとアプリ運営会社から売主に代金が支払われる仕組みのこと。フリマアプリだけでなく、インターネットオークション等でも提供されている代金管理サービス。