第5章 精神障害者調査 1.精神障害者調査の結果のまとめ (1)福祉に関する相談や情報(132ページ〜134ページ) ・健康・福祉に関する情報の入手手段は「区役所窓口(障害福祉課、東部・西部障害支援センター、保健所、健康相談所を含む)」、「通っている学校、事業所など」、「病院・診療所」、「広報紙(東京都・豊島区)」などが多くなっています。 ・よく利用する相談窓口は、「通っている学校、事業所など」、「病院・診療所」、「区の障害福祉課」、「保健所・保健相談所」などが多くなっています。 ・病気に対する家族の理解は、「よく理解している」と「おおむね理解している」をあわせた《理解している》が64%となっています。 ・相談対応の満足度は、「とても満足している」と「おおむね満足している」をあわせた《満足》が73%となっています。 ・相談対応に不満を感じる理由は、「十分な助言が得られない」が最も多く、以下、「曜日・時間が限られている」、「窓口がわかりにくい」、「個室で相談したい」などとなっています。   (2)サ−ビスの利用状況や今後の利用意向(135ページ〜138ページ) ・サ−ビスの利用状況については、「今後利用を増やしたい」は、“通所サ−ビス(就労継続支援A型/B型、地域活動支援センタ−など)”、“自立支援医療(医療費の公費負担)”が多くなっています。「今後利用したい」は、“保健所・健康相談所の相談”、“障害者就労支援グループ、障害者就業・生活支援センター”、“こころの夜間電話相談”などが多くなっています。 ・サ−ビスについての考えは、「満足している」が43%で最も多くなっています。また、「特にない」が16%となっています。 ・障害者のための就労施設を利用してよかったことは、「生活にリズムができた」、「行き場所・居場所・住居ができた」、「困ったこと等の話しができるようになった」などが多くなっています。 ・障害者のための就労施設に対する要望は、「工賃をもう少し上げてほしい」、「作業・プログラムを充実させてほしい」などが多くなっています。 (3)住居の状況(139ページ) ・住居形態は、「民間借家(アパ−ト・マンション等)」が最も多く、以下、「持ち家(一戸建)」、「持ち家(分譲マンション等)」などとなっています。 ・住まいについて困っていることは、「家賃の負担が大きい」、「防犯や防火について不安」、「トイレ、お風呂が使いにくい」などが多くなっています。また、「特にない」が42%となっています。   (4)外出の状況(140ページ〜144ページ) ・外出の頻度は、「ほぼ毎日」が63%、「週に3〜4回」が21%となっています。 ・よく利用する外出手段は、「電車・地下鉄」、「徒歩(歩行器・杖を含む)」などが多くなっています。 ・外出時にけがをした経験は、「ある」が15%となっています。 ・外出時に危険を感じたことは、「自転車の通行」、「自動車・バイクの通行」、「通行人」、「歩道の段差」などが多くなっています。 ・自宅内でけがをした経験は、「ある」が9%となっています。   (5)就労状況(145ページ〜149ページ) ・現在の就労状況と今後の就労意向は、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」が49%で最も多くなっています。 ・仕事・作業等をしている方の現在の就労の形態は、「福祉作業所・生活介護・就労移行支援・就労継続支援B型・地域活動支援センター」が61%で最も多くなっています。 ・仕事・作業等をしている方の現在の月収は、「1万円未満」が30%で最も多くなっています。 ・仕事・作業等をしている方の現在の仕事・作業等を見つけた方法は、「区の機関(障害福祉課、東部・西部障害支援センター、就労支援グループ)」が最も多くなっています。 ・仕事・作業等をしている方の現在の仕事・作業等に対する悩みや不満は、「人間関係がうまく行かない」、「賃金・待遇等に不満がある」などが多くなっています。また、「特に悩みや不満はない」が35%となっています。 ・現在仕事・作業等をしていない主な理由は、「病気のため」が最も多くなっています。 ・今、仕事・作業等をしていないが、今後仕事をしたい方の今後希望する就労の形態は、「パート・アルバイト」、「会社員・公務員・団体職員等の常勤の就労」、「共同作業所・生活介護・福祉作業所・就労移行支援・就労継続支援B型・地域活動支援センター」などが多くなっています。   (6)社会参加等(150ページ〜155ページ) ・最近1年間に行った活動は、「買い物」、「外食」、「散歩」、「友人とのつきあい」などが多くなっています。 ・活動しにくい理由は、「健康状態が良くない」が最も多くなっています。また、「活動しにくいと感じない」が22%となっています。 ・近所つき合いは、「あいさつ程度はしている」が60%で最も多くなっています。 ・現在楽しんでいる余暇活動は、「テレビや音楽の鑑賞」が最も多く、以下、「インタ−ネット」、「家族や友人などとの外出(食事、買い物など)」などとなっています。 ・地域の方々の障害・疾病に対する理解は、「よく理解を得られている」と「おおむね理解を得られている」をあわせた《理解を得られている》は38%、「理解を得られていない」と「あまり理解を得られていない」をあわせた《理解を得られていない》は55%となっています。 ・運動やスポーツへの活動意向と現況は、「運動やスポーツに興味があり、すでに行っている」が26%となっています。 ・運動やスポーツを行っている方の実施頻度は、「週に3日以上」、「週に1〜2日」が多くなっています。 ・運動やスポーツを行いにくいと感じることは、「体調や体力に不安がある」、「一緒に運動やスポーツができる友人がいない」などが多くなっています。   (7)障害者の権利(156ページ〜161ページ) ・障害者の権利を守るために充実すべき内容は、「あらゆる障害に対する差別がなくなること」が最も多く、以下、「自分のことは自分で決められること」、「誰にでも平等に機会があること」、「障害者自身の能力が認められること」、「多様な活動に参加し、社会に受け入れられること」などとなっています。 ・成年後見制度の利用希望は、「今後利用したい」が16%となっています。 ・虐待を受けた経験は、「ある」が40%となっています。 ・虐待を受けたことがある方の虐待の内容は、「心理的虐待(怒鳴る、悪口を言う、仲間に入れない、わざと無視するなど)」が最も多くなっています。 ・虐待を受けたことがある方の虐待を受けた相手は、「養護者(家族、親族、同居人など)」が最も多く、以下、「使用者(働いている場所の事業主など)」などとなっています。 ・虐待を受けたことがある方の虐待について相談をした相手は、「家族」が最も多くなっています。また、「相談していない」が42%となっています。 ・障害者に対する差別を「よく感じる」と「時々感じる」をあわせた《感じる》は41%、「全く感じない」と「あまり感じない」をあわせた《感じない》は54%となっています。 ・障害者に対する差別を感じる方がどのようなときに差別を感じるかでは、「働きたいとき、働いているとき」が64%で最も多く、以下、「公共施設や交通機関を利用するとき」、「情報を得たいとき、コミュニケ−ションをとりたいとき」などとなっています。 ・差別の相談経験は、「ある」が9%となっています。 ・選挙投票への参加状況は、「毎回行く」と「時々行く」をあわせた《行く》が75%となっています。 ・選挙に行かない方の理由は、「選挙に関心がない」が最も多くなっています。   (8)豊島区等への要望(162ページ) ・行政に対する要望は、「障害者への理解を深めるための啓発・広報活動」、「給付金や手当の充実」、「就労の支援や職業訓練の充実」の3項目が多くなっています。 2.回答者の属性 (1)調査票記入者 問40 ご記入者は、調査票のあて名になっていた方からみて、どなたにあたりますか。 (○は1つ)    調査票記入者は、「あて名のご本人が記入した」が84.4%となっています。 (2)性別・年齢 問1 あなたの性別と年齢(本日の満年齢)を教えてください。    性別は、「男性」が57.8%、「女性」が37.5%となっています。  年齢は、「40〜49歳」が27.6%、「50〜59歳」(18.8%)、「60〜69歳」(18.2%)、「30〜39歳」(17.2%)が1割台となっています。 (3)同居家族 問2 あなたと一緒に住んでいるご家族に○をつけてください。(あてはまるものすべてに○)    同居家族は、「ひとり暮らし」が51.6%で最も多く、以下、「母」が25.0%、「父」(15.1%)、「配偶者」、「兄弟姉妹」(ともに10.9%)が1割台で続いています。   (4)主な収入 問3 あなたの主な収入は何ですか。(あてはまるもの3つまで〇)    主な収入は、「年金」(39.1%)、「生活保護」(35.9%)が3割台で多く、これに「ご本人の給与または資産収入」が24.0%、「ご家族の給与等の収入」(13.0%)、「手当(障害者手当、福祉手当等)」(12.0%)が1割台で続いています。 (5)居住地区 問4 あなたのお住まいの地区はどこですか。    居住地区は、「西部地区2」が20.8%、「西部地区1」(13.5%)、「東部地区1」(12.0%)が1割台となっています。(居住地区の内訳は5ページを参照)   (6)近年の状況 問5 あなたの近年の状況は次のどれにあてはまりますか。(○は1つ)    近年の状況は、「入院したことはない」は43.8%となっています。「入院はしたが、ごく短期間(1年未満)」は36.5%で、それ以上の入院期間のある方は1割未満となっています。 (7)精神障害者保健福祉手帳の等級 問6 あなたは、精神障害者保健福祉手帳を持っていますか。(○は1つ)    精神障害者保健福祉手帳の等級は、「2級の手帳を持っている」が39.1%、「3級の手帳を持っている」が29.2%となっています。また、「持っていない(手帳の存在は知っている)」(12.5%)、「持っていない(手帳の存在は知らない)」(10.9%)はそれぞれ1割台となっています。   (8)精神障害者保健福祉手帳を持っていない理由 【問6で、「持っていない(手帳の存在は知っている)」に回答した方のみにおうかがいします。】 問6−1 精神障害者保健福祉手帳を持っていない理由は何ですか。 (あてはまるもの3つまで〇)   (9)手帳の取得時期 【問6で、「1級/2級/3級」の手帳を持っている】に回答した方のみにおうかがいします。】 問7 初めて手帳をとったのは何歳のときですか。(○は1つ)    手帳の取得時期は、「18〜39歳までの間」が55.9%、「40〜64歳までの間」が36.8%となっており、18歳以上が9割以上を占めています。 (10)他に取得している手帳等 問8 他にお持ちの手帳、障害等があれば教えてください。(あてはまるものすべてに○)    他に取得している手帳、障害等は、いずれも1割未満となっており、「特にない」が46.4%となっています。 3.福祉に関する情報や相談 (1)健康・福祉に関する情報の入手手段   「区役所窓口」が31.3% 問9 健康や福祉に関する情報を主にどのようなところから得ていますか。 (あてはまるもの3つまで○)    健康・福祉に関する情報の入手手段は、「区役所窓口(障害福祉課、東部・西部障害支援センター、保健所、健康相談所を含む)」が31.3%で最も多く、以下、「通っている学校、事業所など」(28.6%)、「病院・診療所」(27.1%)、「広報紙(東京都・豊島区)」(26.0%)が2割台で続いています。  (障害の種類別の調査結果は9ペ−ジ1−(1)を参照) (2)よく利用する相談窓口   「学校、事業所」、「病院・診療所」、「区の障害福祉課」が18%前後 問10 よく利用する相談窓口はどこですか。(○は1つ)    よく利用する相談窓口は、「通っている学校、事業所など」(18.8%)、「病院・診療所」(18.2%)、「区の障害福祉課」(17.7%)、「保健所・健康相談所」(12.5%)が1割台となっています。  (障害の種類別の調査結果は10ペ−ジ1−(2)を参照)   (3)病気に対する家族の理解   《理解している》が63.6%、《理解していない》が18.7% 問11 あなたのご家族は、あなたの病気について、十分理解していると思いますか。 (○は1つ)    病気に対する家族の理解は、「よく理解している」が32.3%、「おおむね理解している」が31.3%で両者をあわせた《理解している》は63.6%となっています。一方、「まったく理解していない」(10.4%)、「あまり理解していない」(8.3%)をあわせた《理解していない》は18.7%となっています。   (4)相談対応の満足度 問12 相談について満足していますか。(○は1つ)    相談対応の満足度は、「とても満足している」は22.9%、「おおむね満足している」は50.0%で、両者をあわせた《満足》は72.9%となっています。一方、「大変不満である」(5.2%)と「やや不満である」(14.6%)をあわせた《不満》は19.8%となっています。  (障害の種類別の調査結果は11ペ−ジ1−(3)を参照) (5)不満を感じる理由 【問12で、「やや不満である」「大変不満である」に回答した方のみにおうかがいします。】 問12−1 不満な理由は何ですか。(あてはまるもの3つまで○)    相談対応に不満を感じる理由は、「十分な助言が得られない」が57.9%で最も多く、以下、「曜日・時間が限られている」が34.2%、「窓口がわかりにくい」(23.7%)、「個室で相談したい」(21.1%)が2割台で続いています。 4.サービスの利用状況や今後の利用意向 (1)サービスの利用状況   「今後利用したい」は、“保健所・健康相談所の相談”が33.9% 問13 あなたは次のサービスを利用したことがありますか。(各項目について○は1つ)  サービスの利用状況について「今後利用を増やしたい」は、“通所サービス(就労継続支援A型/B型、地域活動支援センターなど)”が15.1%、“自立支援医療(医療費の公費負担)”が9.4%となっています。「今後利用したい」は、“保健所・健康相談所の相談”が33.9%、“障害者就労支援グループ、障害者就業・生活支援センター”(29.7%)、“こころの夜間電話相談”(28.6%)、“社会適用訓練事業”、“地域福祉権利擁護事業”(ともに22.4%)、“自助グループへの参加”(20.8%)が2割台となっています。   (2)サービスについての考え 問14 サービスの利用について、どのように感じていますか。(あてはまるもの3つまで○)    サ−ビスについての考えは、「満足している」が42.7%で特に多く、これに「時間や曜日が限定されている」(15.1%)、「緊急の時に利用できない」(12.5%)が1割台で続いています。また、「特にない」が15.6%となっています。 (3)障害者のための就労施設を利用して良かったこと   「生活にリズムができた」、「行き場所・居場所・住居ができた」が4割台 問15 就労移行支援、就労継続支援A型/B型、地域活動支援センター、グループホーム等を利用して良かったと思うことは何ですか。(あてはまるものすべてに○)    障害者のための就労施設を利用して良かったことは、「生活にリズムができた」(44.3%)、「行き場所・居場所・住居ができた」(40.6%)が4割台で多く、以下、「困ったこと等の話しができるようになった」が36.5%、「作業による収入ができた」(28.6%)、「いろいろな知識・情報が得られる」(27.6%)、「友人ができた」(26.6%)が2割台で続いています。また、「いずれも利用していない」が18.2%となっています。    (4)障害者のための就労施設に対する要望   「工賃をもう少し上げてほしい」が20.8% 問16 就労移行支援、就労継続支援A型/B型、地域活動支援センター、グループホーム等にはどのような要望をお持ちですか。(あてはまるものすべてに○)    障害者のための就労施設に対する要望は、「工賃をもう少し上げてほしい」が20.8%で最も多く、以下、「作業・プログラムを充実させてほしい」(17.7%)、「もっと近いところにほしい」(13.5%)、「体調に配慮してほしい」(12.5%)、「もっと相談にのってほしい」(12.0%)が1割台で続いています。また、「特に要望はない」が17.2%となっています。 5.住居の状況 (1)住居形態   「民間借家(アパート・マンション等)」が40.6% 問17 あなたのお住まいは、次のうちどれですか。(○は1つ)    住居形態は、「民間借家(アパ−ト・マンション等)」が40.6%、「持ち家(一戸建)」が25.0%、「持ち家(分譲マンション等)」が14.6%となっています。     (2)住まいについて困っていること   困っていることでは、「家賃の負担が大きい」が17.2% 問18 お住まいについて、困っていることは何ですか。(あてはまるもの3つまで〇)    住まいについて困っていることは、「家賃の負担が大きい」(17.2%)、「防犯や防火について不安」(16.1%)、「トイレ、お風呂が使いにくい」(13.0%)が1割台となっています。また、「特にない」が42.2%となっています。 6.外出の状況 (1)外出の頻度   「ほぼ毎日」が62.5% 問19 外出の頻度は、どのくらいですか。(○は1つ)    外出の頻度は、「ほぼ毎日」が62.5%、「週に3〜4回」が20.8%となっています。  (障害の種類別の調査結果は12ペ−ジ2−(1)を参照)   (2)外出しない理由 【問19で、「まったく外出しない」に回答した方のみにおうかがいします。】 問19−1 外出しない理由は、次のうちどれですか。(あてはまるもの3つまで○)    問19で「まったく外出しない」と回答した1名の理由は、「特に外出する用がないため」となっています。(図省略) (3)よく利用する外出手段   「電車・地下鉄」が37.0% 問20 あなたがもっともよく利用する外出の方法は何ですか。(○は1つ)    よく利用する外出手段は、「電車・地下鉄」が37.0%で最も多く、以下、「徒歩(歩行器・杖を含む)」が26.0%、「自転車」が13.0%、「バス」が9.9%で続いています。   (4)外出時にけがをした経験   「ある」は14.6%  豊島区では、平成24年5月にWHO(世界保健機関)による「セーフコミュニティ」の認証を取得しました。  セーフコミュニティとは、「けがや事故等は、偶然の結果ではなく、予防できる」という考え方のもと、地域コミュニティの力を活用して、安全と健康の質を高めていくまちづくり活動です。  以下、「けが」についてのご質問にお答えください。 問21 外出時に、ここ1年以内に「けが」をしたことがありますか。(○は1つ)    外出時にけがをした経験は、「ある」が14.6%、「ない」が81.8%となっています。  (障害の種類別の調査結果は13ペ−ジ2−(2)を参照) (5)けがをした理由 【問21で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問21−1 「けが」をした理由はなんですか。(あてはまるものすべてに○)        (6)外出時のけがの種類 【問21で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問21−2 どのような「けが」をしましたか。(あてはまるものすべてに○)     (7)外出時に危険を感じたこと   「自転車の通行」が46.9% 問22 最近、外出時に危険を感じたことは何ですか。(あてはまるものすべてに○)    外出時に危険を感じたことは、「自転車の通行」(46.9%)、「自動車・バイクの通行」(40.6%)が4割台で多く、これに「通行人」(27.1%)、「歩道の段差」(22.4%)が2割台で続いています。     (8)自宅内でけがをした経験   「ある」は8.9% 問23 自宅内で、ここ1年以内に「けが」をしたことがありますか。(○は1つ)    自宅内でけがをした経験は、「ある」が8.9%、「ない」が83.9%となっています。  (障害の種類別の調査結果は14ペ−ジ2−(3)を参照) (9)けがをした自宅内の場所 【問23で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問23−1 けがをした場所は、どこですか。(あてはまるすべてに○)      (10)自宅内のけがの種類 【問23で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問23−2 どのような「けが」をしましたか。(あてはまるものすべてに○)   7.就労の状況 (1)現在の就労状況と今後の就労意向    問24 あなたはいま、仕事・作業等をしていますか。また、これからはどうしたいとお考えですか。(生活介護・就労移行支援・就労継続支援A型/B型・地域活動支援センターでの作業も含みます。家事は含まれません。また休職中の方も含まれます。)(○は1つ)    現在の就労状況と今後の就労意向は、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」が49.0%、「今、仕事・作業等をしていないが、今後仕事をしたい」が25.5%となっています。また、「今、仕事・作業等をしていないが、今後も仕事をしない」が10.9%となっています。  (障害の種類別の調査結果は17ペ−ジ3−(1)を参照)   (2)現在の就労の形態   「福祉作業所・就労継続支援B型等」が60.9% 【問24で、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」「今、仕事・作業等をしているが、仕事は変えたい」「今、仕事・作業等をしているが、やめたい」に回答した方のみにおうかがいします。】 問24−1 あなたは、どのような仕事・作業等をしていますか。(○は1つ)    今、仕事・作業等をしている方の現在の就労の形態は、「福祉作業所・生活介護・就労移行支援・就労継続支援B型・地域活動支援センター」が60.9%、「福祉工場・就労継続支援A型」が11.3%となっています。 (3)現在の月収 【問24で、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」「今、仕事・作業等をしているが、仕事は変えたい」「今、仕事・作業等をしているが、やめたい」に回答した方のみにおうかがいします。】 問24−2 仕事・作業等で得る1か月の収入はおおよそどれくらいですか。(○は1つ)    今、仕事・作業等をしている方の現在の月収は、「1万円未満」が30.4%、「1万円以上2万円未満」が17.4%、「5万円以上10万円未満」が11.3%となっています。 (障害の種類別の調査結果は18ペ−ジ3−(2)を参照)     (4)現在の仕事・作業等を見つけた方法 【問24で、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」「今、仕事・作業等をしているが、仕事は変えたい」「今、仕事・作業等をしているが、やめたい」に回答した方のみにおうかがいします。】 問24−3 いまの仕事・作業等は、どのような方法で見つけましたか。(○は1つ)    今、仕事・作業等をしている方の現在の仕事・作業等を見つけた方法は、「区の機関(障害福祉課、東部・西部障害支援センター、就労支援グループ)」が33.0%で最も多く、以下、「直接自分で」が18.3%、「家族、知人の紹介」が13.0%、「公共職業安定所(ハロ−ワ−ク)」が10.4%で続いています。    (5)現在の仕事・作業等に対する悩みや不満 【問24で、「今、仕事・作業等をしており、今後も続けたい」「今、仕事・作業等をしているが、仕事は変えたい」「今、仕事・作業等をしているが、やめたい」に回答した方のみにおうかがいします。】 問24−4 いまの仕事・作業等について、悩みや不満等はありますか。 (あてはまるもの3つまで○)    今、仕事・作業等をしている方の仕事・作業等に対する悩みや不満は、「人間関係がうまく行かない」、「賃金・待遇等に不満がある」がともに21.7%で多く、これに「内容が自分の能力や希望にあっていない」(10.4%)、「障害に対する理解が不足している」(9.6%)が1割前後で続いています。 (6)現在仕事・作業等をしていない主な理由 【問24で、「今、仕事・作業等をしていないが、今後仕事をしたい」「今、仕事・作業等をしていないが、今後も仕事をしない」に回答した方のみにおうかがいします。】 問25 仕事・作業等をしていない主な理由は何ですか。(あてはまるもの3つまで○)    今、仕事・作業等をしていない方のその主な理由は、「病気のため」が37.1%で最も多く、以下、「障害の程度にあった仕事がないため」が21.4%、「自分の生活にあった仕事がないため」が17.1%で続いています。   (7)今後希望する就労の形態 【問24で、「今、仕事・作業等をしていないが、今後仕事をしたい」に回答した方のみにおうかがいします。】 問25−1 あなたは、今後どのような仕事・作業等をしたいですか。(○は1つ)    今、仕事・作業等をしていないが、今後仕事をしたい方の今後希望する就労の形態は、「パート・アルバイト」が30.6%で最も多く、以下、「会社員・公務員・団体職員等の常勤の就労」が26.5%、「共同作業所・生活介護・福祉作業所・就労移行支援・就労継続支援B型・地域活動支援センター」が18.4%で続いています。   8.社会参加等 (1)最近1年間に行った活動   「買い物」が75.5%、「外食」、「散歩」、「友人とのつきあい」も5割以上 問26 最近1年間に、どのような活動をしましたか。(あてはまるものすべてに○)    最近1年間に行った活動は、「買い物」が75.5%で最も多く、以下、「外食」が64.6%、「散歩」(57.8%)、「友人とのつきあい」(51.0%)が5割台で続いています。 (2)活動しにくい理由   「健康状態が良くない」が32.3% 問27 活動する際に、何か困ること、活動しにくいと感じることはありますか。 (あてはまるもの3つまで○)    活動しにくい理由は、「健康状態が良くない」が32.3%で最も多く、以下、「興味を感じる活動がない」(15.6%)、「友人がいない」(15.1%)が1割台で続いています。また、「活動しにくいと感じない」が21.9%となっています。   (3)近所つき合い   「あいさつ程度はしている」が60.4% 問28 ご近所とのおつき合いは、次のうちどれにあてはまりますか。(○は1つ)    近所つき合いは、「積極的に行っている」は3.6%とわずかですが、「必要に応じて行っている」は10.4%、「あいさつ程度はしている」は60.4%となっています。また、「ほとんど行っていない」は22.9%となっています。 (障害の種類別の調査結果は19ペ−ジ4−(1)を参照)     (4)現在楽しんでいる余暇活動   「テレビや音楽の鑑賞」が65.6% 問29 あなたが今楽しんでいる主な余暇活動は何ですか。(あてはまるもの3つまで○)    現在楽しんでいる余暇活動は、「テレビや音楽の鑑賞」が65.6%で最も多く、以下、「インターネット」(38.5%)、「家族や友人などとの外出(食事、買い物など)」(31.3%)が3割台で続いています。  (障害の種類別の調査結果は20ペ−ジ4−(2)を参照)     (5)地域の方々の障害・疾病に対する理解   《理解を得られている》が38.0%、《理解を得られていない》が55.2% 問30 地域で暮らす上で、障害や疾病に対して理解を得られていると感じていますか。 (○は1つ)    地域の方々の障害・疾病に対する理解は、「よく理解を得られている」が5.2%、「おおむね理解を得られている」が32.8%で両者をあわせた《理解を得られている》は38.0%となっています。一方、「理解を得られていない」(24.5%)と「あまり理解を得られていない」(30.7%)をあわせた《理解を得られていない》は55.2%となっています。 (障害の種類別の調査結果は21ペ−ジ4−(3)を参照)   (6)運動やスポーツへの活動意向と現況   「行っている」が26.0% 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向け、運動やスポーツに関する意識や、現在の活動状況をお伺いします。 問31 運動やスポーツを行いたいと思いますか、また、行っていますか。(○は1つ) ※ここでの「運動やスポーツ」は、競技スポーツだけでなく、ウォーキングや体操、ストレッチなどの軽い運動も含みます。    運動やスポーツへの活動意向と現況は、「運動やスポーツに興味があり、すでに行っている」が26.0%となっています。「運動やスポーツに興味があるが、行っていない」は47.4%と多くなっています。 (障害の種類別の調査結果は22ペ−ジ4−(4)を参照)     (7)運動やスポーツの実施頻度   「週に3日以上」、「週に1〜2日」が4割台 【問31で、「運動やスポーツに興味があり、すでに行っている」に回答した方のみにおうかがいします。】 問31−1 運動やスポーツをどれくらいの頻度で実施していますか。(○は1つ)    運動やスポーツを行っている方の実施頻度は、「週に3日以上」(46.0%)、「週に1〜2日」(40.0%)が4割台となっており、「月に1〜3回」が10.0%となっています。   (8)運動やスポーツを行いにくいと感じること   「体調や体力に不安がある」が41.7% 問32 運動やスポーツをする際に、何か困ること、行いにくいと感じることはありますか。 (あてはまるもの3つまで○)    運動やスポーツを行いにくいと感じることは、「体調や体力に不安がある」が41.7%で最も多く、以下、「一緒に運動やスポーツができる友人がいない」が26.0%、「費用が高い」(17.2%)、「運動やスポーツに興味がない」(10.9%)、「教えてくれる人がいない」(10.4%)が1割台で続いています。  (障害の種類別の調査結果は23ペ−ジ4−(5)を参照) 9.障害者の権利 (1)障害者の権利を守るために充実すべき内容   「あらゆる障害に対する差別がなくなること」が45.8% 問33 平成18年(2006年)に、国連では、「障害者の権利に関する条約」が採択されました。今後、障害者の権利を守るために、特に充実させるべき内容はどれですか。 (あてはまるもの3つまで○)    障害者の権利を守るために充実すべき内容は、「あらゆる障害に対する差別がなくなること」が45.8%で最も多く、以下、「自分のことは自分で決められること」(37.5%)、「誰にでも平等に機会があること」(33.3%)が3割台、「障害者自身の能力が認められること」(29.2%)、「多様な活動に参加し、社会に受け入れられること」(28.1%)が3割近くで続いています。  (障害の種類別の調査結果は24ペ−ジ5−(1)を参照)     (2)成年後見制度の利用意向   「今後利用したい」が16.1% 問34 成年後見とは、障害などで判断能力が不十分な人の「財産」や「権利」を保護し、支援していく制度です。あなたは、成年後見制度を利用したいですか。(○は1つ)    成年後見制度の利用意向は、「今後利用したい」が16.1%となっています。また、「利用したくない(利用する予定はない)」が30.2%となっています。   (3)虐待を受けた経験   「ある」は40.1% 問35 あなたは、いままでに自分の体や心を傷つけられた(虐待された)ことがありますか。 (○は1つ)    虐待を受けた経験は、「ある」が40.1%、「ない」が55.2%となっています。  (障害の種類別の調査結果は25ペ−ジ5−(2)を参照)     (4)受けたことがある虐待の内容   「心理的虐待」が76.6% 【問35で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問35−1 虐待の内容はどのような内容ですか。(あてはまるものすべてに○)    虐待を受けたことがある方の虐待の内容は、「心理的虐待」が76.6%で特に多く、これに「身体的虐待」が37.7%で続いています。         *心理的虐待:怒鳴る、悪口を言う、仲間に入れない、わざと無視するなど     *身体的虐待:殴る、蹴る、縛りつける、閉じ込める、不要な薬を飲ませるなど     *性的虐待:性交、性器への接触、裸にする、わいせつな話をするなど     *経済的虐待:必要なお金を与えない、勝手に財産や預貯金を使うなど     *放棄・放任(ネグレクト):十分な食事を与えない、不潔な住環境で生活させるなど (5)虐待を受けた相手   「養護者」が40.3% 【問35で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問35−2 誰から虐待を受けましたか。(あてはまるものすべてに○)    虐待を受けたことがある方の虐待を受けた相手は、「養護者(家族、親族、同居人など)」が40.3%で最も多く、これに「使用者(働いている場所の事業主など)」が20.8%で続いています。     (6)虐待について相談した相手   「家族」が26.0% 【問35で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問35−3 虐待を受けた時、だれ(どこ)に相談しましたか。(あてはまるものすべてに○)    虐待を受けたことがある方の虐待について相談をした相手は、「家族」が26.0%で最も多く、「病院診療所」(16.9%)、「普段利用している施設や事業所」(15.6%)、「友人」(13.0%)、「警察」(10.4%)が1割台で続いています。   (7)障害者への差別を感じること   《感じる》は40.6%、《感じない》は53.6% 問36 平成28年4月に障害者差別解消法が施行されましたが、障害者への差別を感じることはありますか。(〇は1つ)    障害者への差別を「よく感じる」は13.5%、「時々感じる」は27.1%で、両者をあわせた《感じる》は40.6%となっています。一方、「全く感じない」(10.4%)と「あまり感じない」(43.2%)をあわせた《感じない》は53.6%となっています。 (障害の種類別の調査結果は26ペ−ジ5−(3)を参照)   (8)差別を感じるとき   「働きたいとき、働いているとき」が64.1% 【問36で、「よく感じる」「時々感じる」に回答した方のみにおうかがいします。】 問36−1 どのようなときに差別を感じますか。(あてはまるもの3つまで〇)    障害者に対する差別を感じる方がどのようなときに差別を感じるかでは、「働きたいとき、働いているとき」が64.1%で最も多く、以下、「公共施設や交通機関を利用するとき」(37.2%)、「情報を得たいとき、コミュニケ−ションをとりたいとき」(30.8%)が3割台、「病院で医療を受けるとき」が21.8%で続いています。   (9)差別の相談経験   「ある」は9.4% 問37 障害者への差別を感じたときに、相談をしたことはありますか。(〇は1つ)    差別の相談経験は、「ある」が9.4%、「ない」が78.6%となっています。  (障害の種類別の調査結果は27ペ−ジ5−(4)を参照)   (10)差別についての相談先   「区の障害福祉課」が16.7% 【問37で、「ある」に回答した方のみにおうかがいします。】 問37−1 どこに相談しましたか。(あてはまるものすべてに○)   (11)選挙投票への参加状況(18歳以上の方)   《行く》は75.0% 問38 あなたは選挙に行っていますか。(○は1つ)    選挙投票への参加状況は、「毎回行く」が53.3%、「時々行く」が21.7%となっており、両者をあわせた《行く》は75.0%となっています。一方、「行っていない」(11.1%)と「ほとんど行かない」(9.4%)をあわせた《行かない》は20.5%となっています。 (12)選挙に行かない理由(18歳以上の方)   「選挙に関心がない」が62.2% 18歳以上の方のみ 【問38で、「ほとんど行かない」「行っていない」に回答した方のみにおうかがいします。】 問38−1 選挙に行かない理由は、次のうちどれですか。(あてはまるものすべてに○)    選挙に行かない方の理由は、「選挙に関心がない」が62.2%で特に多くなっています。   10.豊島区等への要望 (1)行政に対する要望   「啓発・広報活動」、「給付金や手当」、「就労の支援や職業訓練の充実」が3割台 問39 行政(豊島区)は次のうちどのようなことに取り組むことが望ましいと思いますか。(あてはまるもの5つまで○)    行政に対する要望は、「障害者への理解を深めるための啓発・広報活動」(36.5%)、「給付金や手当の充実」(34.4%)、「就労の支援や職業訓練の充実」(32.3%)の3項目が3割台で多く、これに「医療費の軽減等医療制度の充実」(24.0%)、「制度やサービスについての情報提供」(23.4%)、「相談事業の充実」(21.4%)が2割台で続いています。  (障害の種類別の調査結果は28ペ−ジ6−(1)を参照)