別記第1号様式(第7関係) 会議録 附属機関又は会議体の名称 第3回豊島区障害者・障害福祉計画推進会議 事務局(担当課) 障害福祉課 開催日時  28年11月16日(水) 18時30分 〜 20時30分 開催場所  豊島区役所本庁舎5階 507・508会議室   議題 (1)豊島区障害者等実態・意向調査 実施状況について (2)豊島区障害者計画の進捗状況について (3)第4期障害福祉計画の進捗状況について (4)障害関連法の動向について (5)その他 公開の可否 会議 公開  会議録 公開  出席者 委員 田中 英樹・大塚 淳子・武藤 節子・徳光 昌代・西村 和子・佐藤 修・久野 明美・小野 毅・平野 敏彦・上原 直哉・   山形 晋也・中村 元子・川島 外志美・金川 宗正 その他 福祉総務課計画担当係長・福祉総務課計画担当主事 事務局 障害福祉課長・障害福祉担当係長・障害福祉担当主事 審議経過      a@1  (1)豊島区障害者等実態・意向調査 実施状況について 事務局より資料第1号、2号の説明   今後のスケジュールとしては、回答期間がもうすぐ締め切りとなり、その後集計に入る。次回の第4回の推進会議で報告書の(案)を検討していく。 (2)豊島区障害者計画の進捗状況について (3)第4期障害福祉計画の進捗状況について 事務局より資料第3号・4号の説明 委員  「障害計画の進捗状況」の「障害者就労支援事業の実施」について、達成度合が「4」で、想定以上の取組ができて、目標達成に向けた成果が上がったということだが、相談件数が6,587件とあるが、この対象者というのは精神障害のある人の相談が増えたということで、そのほかに、障害の方の相談が幾つかあったと理解すればいいのか。具体的にどのような相談を受けたのか。 事務局 こちらは、障害については、特に限っているものではなく、精神だけではなくて、身体の方、知的障害の方等についても相談を受けている。    相談内容については、なかなか就職がうまくいかないなどで、例えばハローワークから紹介されるようなケースがある。又は就職はしているが、うまくいかないといったことで離職の調整を行うこともある。そのほか、特別支援学校を卒業された方の定着支援など、様々な支援を行っている。 委員  「成年後見制度利用支援事業」とあって、申立て困難な方を区長申立てで支援するということだが、これは2件となっている。以前、権利擁護部会に出ていて、知的、精神を含めた障害者のためのパンフレットを作った。成年後見に関して、高齢者は多いが障害者は非常に利用が少ないということで、障害者のニーズに応えるために分かりやすいパンフレットを作った。あのパンフレットを窓口で見て、成年後見制度を利用する障害者当事者が増えたのではないかと思っているが、この2件というのは、区長申立てという条件が付いたものであって、一般の障害者、精神、知的、身体等の方が成年後見制度を利用するのがどのぐらい増えたかという数字は、どこか上がっているのか。 事務局 区長申立ては区を通して申込むので、件数がはっきり分かるが、裁判所で自治体ごとの統計を取っていないため、こちらでは把握できていない。 委員  「就労支援の事業所ごとの就労移行率」は就労移行支援事業所の就労移行率が3割以上の事業所が5割以上になったと理解したが、これはどの時点で就労移行率3割以上と確認するのか。 事務局 今回であれば、平成27年4月1日に登録されていた利用者のうち、平成27年度中に一般就労に移行された方が何人いたかということで、その割合が3割を超えているということで見ている。そのため年度途中で入所された人の数は入っていない。4月1日時点の利用者に関して、就労移行した人が何割いたか調査している。 会長  これは要望も入るが、来年度の障害者計画の進捗状況はできれば第2回ぐらいには、報告できるようにしたほうがいいのではないか。 事務局 来年度については、計画策定もあるため、御指摘のように夏ぐらいの開催の会議で報告するように、進捗状況の把握に努めたい。 会長  就労支援の強化のところで、福祉的就労の工賃の向上というところについては、具体的な目標は数値に出ていないが、実際に工賃は上がっているのか、全然変わりないのか、どのような状況か。 事務局 今、手持ちの資料がないため、印象になってしまうが、事業所によって本当に様々で、B型の場合、工賃が都の平均でいう1万2,000円を超えている事業所もあり、なかなかそこには達成しないといった事業所もある。詳細については、次回報告させていただきたい。 会長  アクセシビリティについて、ノーステップバスの普及率は今どんな状況か。9割を超えているのか。 事務局 都営交通とバス会社に確認をさせていただきたい。 会長  手話通訳の講習会について、各地では結構人気があり、受講者が増えているのがここ数年の傾向だが、豊島区の数字を見ると、目標に対しての評価で「2」と評価されているが何か理由があるのか。 事務局 今は少し定員割れをしている状況かとは思うが、以前は非常に多くて、抽選になっていたような時期もあった。現状、減ってきているということについては、また確認をしていきたい。 会長  第4期の障害福祉計画の進捗状況の中で、障害者の施設入所の全国利用状況があるが、豊島区に住所がある方で、なぜこんなに遠方にたくさんの人が入所しているのかというのが、今一つよく分からない。この辺りのことはどうか。 事務局 現状として東京都で都内に施設が設置できないため、いわゆる都外施設という形で全国各地に設置しており、そういった施設に東京都の住所がある人を優先的に入所させているという状況がある。やはり都内の中ではどうしても知的障害者の入所施設には限りがあるため、長くこういった他県の施設を利用いただいているという状況になっており、定期的に行っている認定調査など、実際に施設に出向いて障害支援区分などを決定している。 会長  これだとなかなか施設から退所する人が増えないのではないか。つまり、日本はこうやってコロニー的に隔離収容的な政策をずっと一貫してやってきたがゆえに、なかなか地域に戻せないという状況が続いていると思う。都外施設という事情は分かるが、できるだけ家族のもとなり地域に戻れるような、例えば入所施設であったとしても、近場のほうにもう少し移れるような努力をしていかないと、なかなか退所まで持っていけないのではないか。 事務局 国や東京都の方向としても、入所施設からグループホームという方向性はある。その中で、今まで入所施設でなければ入れなかった重度の人も、できるだけグループホームで受け入れていくという方向性があり、豊島区としては、今後は重度の方も入れるグループホームの整備ということで進めている。     ただ、現在入所施設に入所している人が入るというよりも、今、地域で頑張っている人が重度化、高齢化しているケースも増えてきており、そちらも需要が多い。今、「区民ひろば池袋」のほうでグループホームの整備をしているところだが、、次も継続して整備していきたいと考えている。 委員  サポート講座についてだが、私も知的障害についての話などをしている。ここには4回やって延べ人数が130人と書いてあるが、場所によっては本当に少ない。実際に関係者を抜くとまだまだ少ない感じている。回数に関しては年4回が継続できているので、いいかと思うが、参加者をもう少し増やすような努力が、区民ひろばによって力の入れようが少し違うのではないか。せっかくやるのであればもう少し人が集まるような何か取組というものをもう少しやれるといいなと感じている。    また、入所施設について、以前駒込施設で入所施設から地域移行に向けての取組を2年か3年やったが、実際、入所施設の入所者の高齢化がとても進んでいる。入所施設がもう地域になってしまったりして、長くそこで住んでいるので、もう戻りたくないというような希望が多かった。入所者の年齢も把握できるといい。合計では今178人いるが、実際に地域に戻れそうな年齢の層がどれぐらいいるのか。高齢で戻ってきて、グループホームなど、また新しい住まいに変えるという負担を考えると、難しいという現状がある。年齢分布が出ると、今どれぐらいの状況で、若い人たちは何で戻れないのかなどが分かるといいのではないか。    今現在、地方のグループホームもとても増えている。良い悪いは別として、すごく素晴らしい、きれいなグループホームも多くて、そういう所に行ったほうがいい人もいる。実際に都外のグループホームに何人ぐらいいるのかという情報があると、もう少し広い範囲で、豊島区民が地方でどういう生活をしているのか把握できていいのではないか。 事務局 年齢分布や、グループホームについて区内か都内か都外かというところについては、また次回御報告させていただきたい。 委員  例えば他の区と比べてどのぐらいの割合なのかということや、どのぐらいの期間入所しているのかも分かるとよい。また、家族状況や経済状況などの問題が、都内の施設に入れるか、都外の施設を選ばなければいけないかということの背景として大きいのではないか。遠方でも家族の面会手当が特別にあるわけではないだろう。そういうことも含めて、やはり地域生活にかなり差が出てしまう。その辺りの実態を分かる範囲で教えていただきたい。    また、地域移行のところで、退所者5人のうち2人がグループホームということだったが、残り3人はどこに地域移行されたのか。もう1つは、地域移行相談が今0人というのは、やはり対象者がいないということなのか。 事務局 地域移行について、平成25年末時点の入所者が、どうなっているかということ。地域移行した方が2名だが、5名入所者は減っている。死亡であったり、入所施設での生活が難しくなって病院に入院などの理由での退所ということもある。   事務局 平成27年度地域移行支援相談について、これは給付がゼロということである。 例えば精神病院に1年以上の長期入院をして、地域に戻りたいという相談があった場合、精神障害者福祉グループで相談に乗って、退院をして地域生活をされている方はいる。給付にしたいという意向の人が平成27年度はなかった。 会長  特に知的障害の長期入所の状況について議論が焦点化したが、恐らく、施設の中で亡くなって入所者が減っていくということが、これから増えてくるのではないか。地域社会に戻るというよりも、戻れなくて、結局、自然減的に退所者が増えるという傾向になってくる。そうなると、もう少し事前に何とかできないのかということについて次回また議論していただければと思う。 (4)障害関連法の動向について   事務局より資料第5号について説明 委員  こうして新しい法制度が出来て、医療、介護、福祉のいろいろな連携の中で法制度がどんどん変わってきている。当事者や家族など利用する側の人にしてみれば、何がどう変わって、自分は何をどうすればいいのか本当に分かりづらい。分かったかと思うと、もう次のものがやってきているというのが、ここ数年ずっと続いている。普及啓発というか、いかに分かりやすいものを分かりやすく届けるかというとことが一番大事だろう。その辺りについてどう考えているか。 事務局 法制度の改正が頻繁にあり、言葉も難しい、内容も難しい、使っている当事者でも分かりづらいというところはある。法改正のときに勉強会等を開催している。また、個別に保護者が集まって勉強会をやっっていることもあるかと思うが、窓口では具体的にサービスを提供するときに、改正の点や利用方法について個別に説明していく。そのため、実際に自分が使う部分については、少しずつ理解が進むが、全体像はなかなか見えないというところはあるかと思う。     職員もついていくのが大変だが、地道に勉強会のようなものを続けることと、できるだけ分かりやすいパンフレットや周知物などを作って、分かりやすく伝えていければと考えている。 会長  障害者の各施策を網羅的に熟知しようとすると結構大変だが、本当に法律や制度がどんどん変わっていくので、この議論はここでもしっかりと追い付いていくようにやっていきたい。     障害児についても今度、福祉計画をすることになったわけだが、これはどこのセクションでやることになるのか。 事務局 現時点では障害福祉課が所管する予定。そこに向けて、やはり本人、家族御意見を聞く場が必要になるため、来年度はヒアリングということで、保護者の方などに意見を聞きながら、計画を進めていきたい。また、そのときに、障害分野だけでは現場を把握できていなかったり、実際の事業を実施している部分が子ども家庭部になるため、そちらのほうの部署とも連携して策定していくことになると思う。 会長  今後、基本指針等が出されて、今のことも含めて具体化していくことになると思う。その他、参考資料については、各自で後程見ておくということで本日の議題は終了とする。 ※ 審議経過の記載が2頁以上にわたる場合は、右肩にb付す。 会議の結果 ・豊島区障害者等実態・意向調査 実施状況について  …次回の会議で報告書(案)の報告を行う。 ・豊島区障害者計画・第4期障害福祉計画の進捗状況について  …本日の議題で出た意見について、次回回答し、更に計画策定のための議論をすすめていく。 提出された資料等 資料第1号 障害者等実態・意向調査の実施状況 資料第2号 調査票一式 資料第3号 豊島区障害者計画の進捗状況(平成27年度末) 資料第4号 第4期障害福祉計画の進捗状況(平成27年度末) 資料第5号 障害関連法の動向について 参考資料  厚生労働省社会保障審議会障害者部会       (第81回)抜粋資料 その他   第2回豊島区障害者・障害福祉計画推進会議 会議録 第3回豊島区障害者・障害福祉計画推進会議に対するご意見等のの提出について その他