会議録 附属機関又は会議体の名称 第5期第2回豊島区障害者地域支援協議会 事務局(担当課) 保健福祉部障害福祉課 開催日時 平成28年9月13日火曜日午後6時30分から8時30分 開催場所 豊島区役所本庁舎8階806会議室 議題 (1)会議録の確認について (2)専門部会からの報告について @相談支援部会 A就労支援部会 (3)意見交換 (4)その他 公開の可否 公開 傍聴人数 9人 会議録 公開 出席者 委員 田中英樹、安井敦子、徳光昌代、礒アたか子、近藤友克、近藤淳、初瀬勇輔、木村泉、儀武直樹、小林純子、山形晋也 オブザーバー 健康推進課精神保健担当係長、心身障害者福祉センター所長、障害福祉課障害者在宅支援グループ係長 事務局 障害福祉課長、障害福祉担当係長、障害福祉課主事 審議経過       (1)会議録の確認について 前回の会議録の確認。承認される。 (2)専門部会からの報告について @相談支援部会 相談支援部会部会長・副部会長より資料第2号について報告。 A就労支援部会 就労支援部会部会長・副部会長より資料第3号について報告。 (3)意見交換 相談支援部会 ・ネットワーク会について、繋がる対象はどこか。また、繋がる方法として何が最も重要か。 ⇒対象 @サービスに繋がっていない人(孤立している、情報が届かない人) A事業所同士の繋がり(相談が切れない為の関係機関の繋がり) 方法 @まずは試験的に、第3回相談支援部会にて、高田地区民生委員・児童委員の方との交流会を開催し、検証していく。 Aテーマを決め、それに対する研修会や事業所間の交流会をまずは開催し、定型にしていくかも含めて検証していく。 ・高齢者と障害者の二人家族のような場合について、高齢者は高齢者、障害者は障害者で行政と縦に繋がっているが、所管が異なる。このような場合、家族全体の見守り体制のような、庁内でのすりあわせはあるのか。 ⇒高齢者の見守り機能はいくつかあるが、障害者の見守り機能は薄くなる。今後は支援センターと連携するという様な事が必要になる。 ・障害福祉サービスがどこの施設や機関にあるのか、といった情報資源マップやフローチャートは障害福祉課では用意されているのか。 ⇒分厚い「障害者福祉のしおり」や、知的障害者向けの「わかりやすい版」が該当する。 ⇒ぜひ、もう少し簡略なものを、当事者や家族、住民、現場の方、民生委員等にご意見を頂きながら、相談支援部会と区役所が連携し作成して頂きたい。 ・会議録1、「生活困窮を担当する社協の方と繋がった後に、そこに当てはまる当事者の方が出てきて、知っていて良かったという事例を経験した」とあるが、具体的にどのような状況だったのか、どの部分が良かったのか。 ⇒研修会をきっかけに繋がった生活困窮の就労支援サービスの方で、仕事やお金の事なので少し訊いてみよう、というところから相談し、様々な制度を教えていただいた。生活保護になる前に止めようという仕組みであり、サービスを活用しながらご協力をいただいた。相談支援事業所や支援専門員が、どこにどのような支援があるかを把握していると、相談も繋ぎやすい。 就労支援部会 ・生活困窮者の自立支援制度に関係して、収入の確保の面から就労支援が大きな課題と考える。一般就労には距離があるが、福祉的就労では生活が厳しくなる、という方へ、例えばソーシャルファームのように、中間的な就労群をどう増やしていくか。 ⇒ ・福祉的サービス側から 就労B型では福祉的就労であり工賃である。A型事業所は近い形ではあるが、区内には少ない。現在の制度を活用するのであればこの様な事業体系を増やしていくか、ソーシャルファームのような新しい制度ができれば、状況も変わるであろう。 ・企業側から 企業は今障害者雇用に意欲的であるが、雇用される側は受け身であることが多く、ミスマッチが起きやすい。障害者の成長意欲やモチベーションを高めていく必要がある。また、障害特性を売り込んでいくことも重要である。 ・週20時間の短時間労働が難しい方へ、超短時間労働の考え方があるが、平成30年度に向けて制度化されていくのだろうか。 ⇒企業側には本来は人数が増える事は手間である。制度化されれば進んでいくが、今のところは制度によらないだろう。ただし、制度化されていなくても実施している会社がある、という事実が重要であり、区内でも増えていくと良い。 ・中小企業では、障害者を雇うこと自体が負担になり、二の足を踏んでしまうのではないか。どのような現状なのか。 ⇒中小企業家同友会では、障害者雇用率の達成を義務付けられている企業はほとんどないが、障害者雇用を行っている企業が多い。理由としては、規定のある大きな企業よりも小さい企業の方が融通が利きやすいという点や、雇用率の関係ない中小企業では障害の有無に関わらず仕事ができれば良い、という考え方を持っているのではないか、といった点が挙げられる。 ・障害者雇用求人は現在どの程度の数が出ているのか。 ⇒近圏を含め、通勤可能な範囲で1500程度である。但し障害者求人ではなく一般求人はその100倍程度である。 ・上記のように、求人自体は1500程度はあるが、求人自体も求職者もいるのが現状である。うまくマッチングできていない要因は何か。 ⇒ミスマッチングが要因として考えられる。当事者が就職活動の際に「何でもできます」というのではなくて、自分の障害について説明ができるようになると、就職率も上がっていくのではないだろうか。 ・区役所では優良企業表彰のようなものは実施しているのか。 ⇒ワークライフバランス推進企業認定制度という取り組みがある。障害者雇用分野、例えば就労定着の面等での企業表彰や企業認証制度を就労支援部会でも検討していきたい。 ・現在区内で就労移行事業所が増えているが、質の低下が懸念されている点についてはどうか。 ⇒短期間で就労への準備が整う前に送り出すと、結果短期間で退職するケースが多い。 まずは短時間からののトライアル制度等をもっと活用していただきたい。 (4)その他 次回は平成28年12月13日火曜日午後6時30分から開催する。 提出された資料等 資料第1号 第1回豊島区障害者地域支援協議会 会議録(案) 資料第2号 第2回相談支援部会 会議録案 資料第3号 第2回就労支援部会 会議録案 資料第4号 平成27年度豊島区における障害者就労施設等からの物品等の調達実績 資料第5号 平成25〜27年度豊島区における障害者就労施設からの物品等の調達実績 資料第6号 平成28年度豊島区障害者就労施設等からの物品等の調達の方針 参考資料1 各専門部会検討状況 参考資料2 平成27年度版 東京都内の地域自立支援協議会の動向(抜粋) その他次回は平成28年12月13日火曜日午後6時30分から開催する。