支援者が課題と感じていること 支援者(当日の参加者)が課題と感じていることを、カテゴリー化してさらにラベルを付けたところ、 ①相談支援②就労③通いの場・居場所④住環境・住まい⑤人材確保・育成の5つに集約された。 参加者の属性にはよるものの、特に「相談支援」に関する課題は多岐に渡り、挙げられた数も多かった。 多くの支援者が、地域で様々な課題を感じ(抱え)ながら支援を行っていることが明らかになった。 ➀相談支援 支援の困難さ ・支援拒否、つながりを望まない ・相談のゴール設定が難しい 情報・連携 ・社会資源を知りたい ・支援のつなぎ、連携の方法 家族 ・親高齢、子ども障害者の家族支援 ・家族の障害理解 金銭管理・権利擁護 ・金銭管理ができていない人の支援 ②就労 ・体調が整っていないが本人が就労希望 ・次のステップ(就職、自立)にどう 進めていくか ・障害者雇用の職種の偏り ③通いの場・居場所 ・精神疾患の方の通いの場がない ・事業所以外の居場所 ・特に40〜50代の居場所がない ・通所先(日中活動)が見つからない ④住環境・住まい ・居住環境が劣悪な方が多い ・良い条件の住居が見つかりづらい ・施設の空きが少ない ⑤人材確保・育成 ・マンパワーがギリギリ ・利用者増に伴い、ひとり一人にかける 時間が取りにくい ・緊急時に対応できないことがある この5つは、当事者の声をもとに実施したワークショップで得られた意見であり、これから解決すべき課題、または取り組むべき方向性を示している。今後は、これらの課題をもとに、更に協議会で議論や検討を進めていきたい。 また、精神障害者包括支援部会だけで検討する課題ではないため、相談支援部会、就労支援部会ともこれらの課題を共有し、共通する部分については連携、または分担して取り組みたい。