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令和元年度「妊娠前からの健康づくり~男性と女性のプレコンセプションケア~」

 令和2年1月25日、豊島区後援で都立大塚病院産婦人科医長 岩田みさ子先生、管理栄養士 森泰子先生においでいただき講演会を開催しました。産婦人科医の立場から、栄養士の立場から、専門性・エビデンスに基づいた内容で皆さんに知っていただきたい内容でした。

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プレコンセプションケアとは

 適切な時期に適切な知識と情報を提供し、将来のための健康管理を行うことです。妊娠を考えているいないにかかわらずすべての人が対象になる考え方のこ

とです。妊娠前から健康管理を行うことで女性とカップルの幸福が増し、その後の妊婦と子どもの健康増進につながるという研究結果が増えています。

 プレコンセプションケア10のポイント

1.妊娠計画を立てる(妊娠には適した年齢があります。望まない妊娠を避けましょう。)

2.医療機関との関わりを持つ(健診、ワクチンの接種をしましょう。)

3.葉酸の摂取(妊娠前から摂取することで神経管閉鎖障害の予防になります。適正な量のサプリメント、レバー緑黄色野菜の摂取が必要です。)

4.飲酒、喫煙、危険ドラッグを中止する(アルコールは直接胎盤を通過します。飲酒量はどれだけの量なら安全ということが分かっていません。)

5.有害物質や環境汚染物質から身を守る(妊娠や出産・授乳に影響のある化学物質を取り扱う仕事に女性に就かせることを法律で禁止や規制をされてい

ます。)

6.適正体重を維持する(母親がやせていると低出体重で生まれるお子さんの割合が多くなります。3食食べて適切なカロリーを取りましょう。定期的な

運動をしましょう。)

7.暴力を受けていないか(暴力は自分たちで解決することはとても難しいです。一人で悩まずまず相談しましょう。)

8.家族の病気を知る(血縁者に遺伝性疾患等がある場合は、事前に遺伝外来を受診し、今後の妊娠や児への影響を相談しましょう。)

9.精神的な健康問題がないか(妊娠中や産後は精神疾患が悪化したり、発病しやすい時期です。必要であればこころのクリニックを受診しましょう。)

10.歯のケアをする(妊娠中は唾液の分泌量が少なくなったり、歯周病が悪化しやすいです。妊娠前から歯のケアをしましょう。)

健診 相談 

池袋保健所では、女性の健康を応援する様々な事業を行っています。

みなさまのご参加をお待ちしております。

骨太健診

女性のための健康相談

 

お問い合わせ

健康推進課保健指導グループ

電話番号:03-3987-4174

更新日:2022年11月25日