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「暮らし×気象」コラム vol.7 「冬の入浴を楽しむために、ヒートショック対策を!」

豊島区に本社を置く日本気象協会には、気象・環境・防災のプロフェッショナルが集っています。今回は、冬の入浴を楽しむために気をつけたい「ヒートショック」について、気象予報士が解説します。

ヒートショックとは?

暖かい場所から寒い場所への移動など、温度の急な変化が体に与えるショックを「ヒートショック」といいます。ヒートショックによって血圧が大きく変動することが、冬の入浴事故の要因の1つといわれています。

冬の入浴時はヒートショックに気をつけて

家の中でも、脱衣所はヒンヤリして寒いと感じられる場所です。入浴前に寒い脱衣所で服を脱ぐと、寒さで血管が収縮して血圧が上がります。寒い浴室に入るとさらに血圧が上昇します。その後、熱いお湯に浸かって体が温まると血管が広がって血圧が低下します。このように、急な温度変化によって血圧が乱高下することが冬の入浴事故と深く関わっています。

家の中で寒い場所を作らないように

暖房の効いた部屋を出ると、寒い廊下との温度差でブルっと身震いすることがありますね。ヒートショックから身を守るには、暖かい部屋と寒い部屋との温度差を小さくして、体への負担を減らすことが大切です。そのためには、家全体を暖かくして、なるべく家の中で寒い場所を作らないようにする工夫が必要です。

ヒートショック対策のポイント

具体的に、ヒートショックから身を守るためにどうしたらよいか、すぐにできる主な対策についてご紹介します。

  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
    お湯はりの時にシャワーを使う。浴槽のふたを開けておく。
    脱衣所は、衣服を脱いでも寒いと感じないくらい(20度前後を目安)に暖める。
  2. お湯の温度は41度以下、湯に浸かる時間は10分以内を目安に
    浴室との温度差を小さくするために、お湯の温度はあまり熱くしない。
    また、脱水症状を防ぐためにも、長時間お湯に浸かるのを避ける。
  3. 転倒防止のために、急に立ち上がらない
    倒れて溺れないように、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくりと立ち上がる。
  4. 食後、飲酒後すぐの入浴は避ける
    食後に血圧が下がりすぎて失神することがある。
    食後すぐの入浴は避け、飲酒後もアルコールが抜けるまでは入浴しない。

冬の入浴を安全に楽しむために、ぜひ実践してみてください。

おわりに…

寒い時期はお風呂で体の芯から温まりたいですね。朝晩の冷え込みが強まる日は、家の中で部屋と部屋の温度差が予想以上に大きくなりますので、ヒートショック対策を万全になさってください。日本気象協会では、東京ガスと共同開発した「ヒートショック予報」(https://tenki.jp/heatshock/(新しいウィンドウで開きます))をtenki.jpで提供しています。ぜひご活用ください。

(参考文献:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」)

 日本気象協会 気象予報士・防災士
久保 智子

気象は私たちの生活の様々な場面に深く関わります。ちょっと得する豆知識や気象用語などについて分かりやすくお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

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更新日:2021年3月30日