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「暮らし×気象」コラム vol.9 「台風や秋雨前線による大雨に注意を」

豊島区に本社を置く日本気象協会には、気象・環境・防災のプロフェッショナルが集っています。今回は、関東地方で気象災害の危険性が高まるシーズンを前に、台風や停滞前線(秋雨前線)について、気象予報士が解説します。

これからが本格的な災害シーズン

残念ながら毎年のように大規模な気象災害が発生しています。今年も豪雨により球磨川が氾濫した熊本県を中心に甚大な被害が出ました。
気象庁は顕著な被害が発生した場合に名称を定めます。この豪雨には「令和2年7月豪雨」と名称を定めました。平成20年(2008年)以降に気象庁が名称を定めた気象災害は表の様に11事例あります。

平成20年以降で気象庁が名称を定めた気象事例(気象庁HPを基に作成)

西日本を中心とした事例は、梅雨前線の活動が活発となる梅雨末期の7月が多くなっていますが、関東地方が大きく影響を受けた事例(※)は9月と10月に発生しています。東京の旬降水量平年値(1981年~2010年の平均値)も10月上旬をピークに9月中旬~10月上旬は梅雨時期よりも多くなっています。

東京における6月~10月の旬降水量平年値(1981年~2010年の平均値)

この期間に降水量が多いのは台風や停滞前線(秋雨前線)によるもので、関東地方が影響を受けた事例の天気図を見ても台風や停滞前線(秋雨前線)が現れています。

平成27年9月関東・東北豪雨
2015年9月9日15時の地上天気図

令和元年房総半島台風
2019年9月9日3時の地上天気図

令和元年東日本台風
2019年10月12日15時の地上天気図

(地上天気図はtenki.jpより)

避難のきっかけ「ぼうさいスイッチ」を絵本で学ぼう

日本気象協会は、FFパートナーシップ協定を締結する豊島区内の図書館や小学校、幼稚園、一部保育園へ防災教育絵本「ぼうさいスイッチ」を寄贈しました。
関連記事:「日本気象協会、FFパートナーシップ協定を結ぶ豊島区へ防災教育絵本「ぼうさいスイッチ」を寄贈」(新しいウィンドウで開きます)

絵本のタイトルにもなっている「防災スイッチ」とは、大雨などで気象災害の発生が予想されるとき、気象情報や周囲の状況をもとに事前に決めておく日常生活を避難行動に移すスイッチ(きっかけ)のことです。お子さんへの読み聞かせを通じて、親子で防災について学んでいただければと思います。
「ぼうさいスイッチ」はWebサイトで公開しています
https://bousai-switch.com/(新しいウィンドウで開きます)

おわりに…

東京を含めて関東地方では、これからが「本格的な災害シーズン」になります。最新の気象情報に留意して、災害発生の恐れがある場合は早め早めの避難を心がけてください。

日本気象協会 気象予報士
関田 佳弘

気象予報士 登録番号114。絵本「ぼうさいスイッチ」が、台風シーズンを前に、家族で防災について考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

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更新日:2021年3月30日