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個性が光る! ワクワク・ウキウキをつくる「メジロック」

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アートでまちに開かれた場所へと様変わり

「メジロック」という一風変わったネーミングのブランドは、平成27年の春から、外部のプロのデザイナーやアドバイザーとともに協働でスタート。名前に込めた思いや、これまでどのような活動をしてきたのかお聞かせください。

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名前は『目白』+『ロック』で、『メジロック』。「JOY」楽しもうよ!「LOVE」愛してる?「RESPECT」礼儀正しく。「HUMANITY」人にやさしく。「CARE」仲間を大切に。「BOND」つながろうぜ!という6つのテーマを掲げて活動しています。目指しているのは、利用者も、関係者も、まちの皆さんも、みんなが「ワクワク」「ウキウキ」できる毎日を創造すること。具体的には、利用者の得意分野を伸ばしたものづくりやアートを、仕事や日常生活に取り入れて、私たちのオモシロくてステキな世界観をたくさんのかたに届けることです。」

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家庭から施設、施設から地域へと
世界はどんどん広がっていく

商品づくりだけにとどまらず、「メジロック」ブランドは、地域との関わりも多いそうです。どんな活動を行っているのでしょうか。

ー「さまざまな活動がありますが、定期的に行っていることのひとつに、近くの保育園に通う子どもたちと一緒にアトリエで絵を描く『アトリエめじろっち』があります。障害があるなしに関係なく交流することができていて、園児の親御さんからも、子どもたちが幅広い視点で物事を見れるようになり成長を感じるとお話しいただくこともあって、私たちも嬉しいです。

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区外の商業施設でもイベントを行うことがあります。物販をしたり作品を展示したり、似顔絵の得意なひであきさんによる、似顔絵缶バッチづくりなども。初めは緊張していた皆さんも、知らない人との交流を続けていくことで、日々の生活が、決まっている仕事をこなすだけではなく、やりがいや、やりたいことへ繫がっているようです。メジロックが、これまでの家と施設との往復だった世界をどんどん広げてくれているように思います。」

 

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毎日嬉しい発見がある
みんなを変えたメジロック

閉鎖的なイメージだった施設は「メジロック」を通して、開けた場所へと変わりました。職員の皆さんはどんな変化を感じているのでしょうか。そして今後はどのように活動を続いていくのでしょうか。

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壁塗り職人のモッチーさんー「色選びが楽しいです。壁は長いローラーを使って半年間もかけて塗りました!次はどの壁を塗ろうかと考え中」

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小説家のユウタさんー「今ある世界をベースにしたゲームの世界のようなファンタジーを書いています。iPadがあればどこでも好きな世界を描けます」

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侍のイラストと読みきかせ上手の浅海平さんー「侍はポーズがすき。カッコイイ!音読は小さい頃から得意でした。歌を歌うのもピアノを弾くのも好きです」

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似顔絵画伯のひであきさんー「みんなの顔を見て描いたり、山や植物などを見て描いたりするのが好きです。描いた絵がふせんやてぬぐい、Tシャツなどの商品になるのが嬉しいです」

 

ー「私たち職員にとっても嬉しい発見が、毎日のようにあるんです。今後も、利用者の皆さんはもちろん地域の皆さんやたくさんの方々と一緒に楽しむことのできる活動を続けられたらと思っています。たくさんの人が外から集まってくる場所になると嬉しいですね。板橋区にあるギャラリー「Jギャラリー&カフェ」など、区外の施設でも『メジロック展』の開催をしています。活動予定などは、Facebookで紹介していきますので、ご覧いただけたらと思います」

 

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文:田口みきこ
写真:西野正将

豊島区立目白生活実習所・目白福祉作業所
http://www.ikuseikai-tky.or.jp/~iku-mejiro/

 

としまscope掲載時の情報です(更新日とは異なります)。現時点の情報と異なる可能性がございますため、ご了承ください。

更新日:2021年3月30日