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【特別連載】動き出すまちの、いまとこれから|vol.2 サンシャインシティ

pastandfuture02_1暮らす人、働く人、遊びに来る人で賑わい、毎日活気にあふれていたこのまちが、元どおりになるにはまだまだ時間がかかりそうです。そんな中、この街の企業や事業者は“いま”どのような取り組みを行い、そして“これから”どのように変わっていくのでしょうか。
第2回は「サンシャインシティ」にインタビュー。コロナ禍の中で行われた取り組みと、これからに向けての想いについてお聞きしました。

 

 

 

 

開業から40年以上、池袋のランドマークとしてたくさんの人が訪れ、楽しませてきたまちの大型複合施設「サンシャインシティ」。 そんなサンシャインシティのいまとこれからについて、「まちづくり推進部」の安田恵輔さんと「コミュニケーション部」の平田美結さんにお話をお伺いしました。

 

pastandfuture02_2安田恵輔さん(以下、安田)―「私が所属する“まちづくり推進部”は今年の4月にできた部署なんです。“まちづくり推進部”は、今まで施設の中のことをやっていたけれど、これからはサンシャインシティも含めたまち全体を盛り上げていこう、ということで新設された部になります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pastandfuture02_3平田美結さん(以下、平田)―「私は豊島区の職員で、今は人事交流としてサンシャインシティに出向しています。民間企業の情報発信力を見習いたいと思い、色々学ばせてもらっているところです」


「今できること」への切り替えが、営業再開後の期待感に繋がった

安田―「もともとサンシャインシティはショッピング、飲食店、水族館、ホテル、オフィスなどなど、様々な施設やサービスが一体となり、人が集まる…ある種”密であること”が魅力とも言える場所でした。それが突然、コロナウィルスにおける世の中の変動でオフィスと一部の食料品店を除きすべて休館という、今までにない状況になってしまって。
そんな緊急事態宣言下の中でなにができるだろうと考え、行ったのが地域への貢献活動です。 豊島区へのフェイスシールドの寄贈や、医療従事者の方々に向けて水族館の特別チケットやお菓子の配布をしたり、展示ホールを保育園に無償で貸し出したり、といったことを行いました。 医療従事者の皆さんからお礼の手紙をいただいたり、地域の方にたくさんホールを使ってもらえたので、やってよかったと思います」

 

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休館中、施設内では緊急事態宣言下の中働く人たちに向けて、
感謝のムービーが流されていました

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Twitterでは休館中の動物たちの様子を日々投稿、大きな反響がありました

 

 

平田―「サンシャイン水族館ではTwitterを活用して、休業中の生き物たちの様子を頻繁に投稿しました。自粛中でも変わらずに生き物や魚たちは水族館で生活していますから、せっかくなのでそれを見てもらおうと。ペリカンやカワウソ、ペンギンなどの投稿は大人気で、遊びに出かけられない中、毎日楽しみにしてくれていた方がたくさんいました。 水族館の営業再開後には『ずっと待ちわびていました』と嬉しい言葉もいただくことができました」

安田―「潔く休館し、その分地域貢献やSNSでの発信といった今できることに切り替えていったことが、結果としてお客様の“営業再開したらサンシャインシティに遊びに行きたいね”という気持ちに繋がったんじゃないかなと感じています」

「なんか面白いこと、ある」を街全体に広げたい

安田―「実はサンシャインシティでは以前より“働き方改革”に力を入れていて、タブレット端末を全員に支給したりと、柔軟な働き方への環境整備がされていたんですね。さらにオフィスも9月から新しくなりました。これも元々決まっていたことです。コロナウィルスの流行とサンシャインシティの転換期とがちょうど重なる形だったので、対応はしやすかったと思います。ですのでこれがきっかけで何かが大きく変化したという感覚はあまりありませんでした。変化がより加速した、というイメージでしょうか」

   

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移転したばかりのオフィスは明るく開放感があります

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オフィスのコンセプトは「Camp」。
共に働き、共に創ることの楽しさを意識できるよう設計されました

 

 安田―「新オフィスは『共創・協働』をコンセプトにした遊び心溢れるデザインで、働く人にとっても訪ねた人にとっても楽しく刺激的な空間になっています。スクリーンやキッチン、カフェのような落ち着けるスペースもあるので、この空間をまちの人と一緒に活用したいと考えています。例えば“としま会議”のようなローカルイベントをここで開催するとか、区内の飲食店の方にここで腕を振るってもらうとか!新オフィスの設計や新しく“まちづくり推進部”ができたことからもわかるように、サンシャインシティではこれから、まちとの連携を活発に行っていきたいと考えているんです」

  

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落ち着いたライティングと大きなソファーが特徴のカフェ風のスペース。
キッチンもあるので飲食系のイベントも行いたいと安田さんは語ります

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人工芝をめくるとパターゴルフのホールが!遊び心に溢れています

 

 

pastandfuture02_10平田―「豊島区とサンシャインシティとの人事交流も、その取り組みの一環です。連携を深めながら、サンシャインシティのキャッチフレーズである“なんか面白いこと、ある”を施設内だけでなく街全体にまで広げていきたいですね。サンシャインシティの施設内では様々な企業とのコラボレーション企画が実施されていますが、これからは施設の外でもいろんなコラボレーションができたらと企画しています」

安田―「開業から40年以上、この地域で積み上げてきた経験もありますから、それを強みに”豊島区って、なんかおもしろいぞ!”っていうことを世の中に発信していきたいです!」

文:来馬涼子

 

 

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更新日:2021年3月30日